2024.04.01 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【MAN.CITY×Arsenal】ハーランドは不発、サカは空転…両者ともに悔しいドローで首位はレッズ!
首位アーセナルは、プレミアリーグ8連勝。1ポイント差で3位のマンチェスター・シティは、13戦連続無敗。本拠地エティハドに、かつての相棒を迎えるペップは、負けるわけにはいきません。対するアルテタ監督がダブル達成となれば、昨季王者を4ポイント差に突き落とすことができます。
さっそく、両チームのメンバーをチェックしましょう。ペップの布陣は3-2-4-1でしょうか。GKオルテガ、DFアカンジ、ルベン・ディアス、ナタン・アケ、グヴァルディオル、MFロドリ、デブライネ、コヴァチッチ。前線にはベルナルド・シウヴァ、ハーランド、フォーデンが並んでいます。右のアカンジは、ロドリをフォローするポジションに出るかもしれません。
ガブリエウが間に合ったアーセナルの最終ラインと中盤は、大方の予想通りでしょう。GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、キヴィオル、MFジョルジーニョ、デクラン・ライス、ウーデゴーア、FWサカ、カイ・ハヴェルツ、ジェズス。ベンチで戦況を見守るマルティネッリとトロサールは、勝負どころで声がかかるはずです。
立ち上がりから前でプレスをかけているのは、アウェイのアーセナル。4分からのデブライネのFKとCKは、いずれも味方に届きません。マン・シティの最終ラインは慎重で、無理して前に出さずにGKに戻しています。7分に右から上がったベン・ホワイトがクロスを入れると、胸トラップしたジェズスのシュートは左のポストの脇に外れました。
10分過ぎから、マン・シティのポゼッション。簡単にかわされているジェズスの守備が気がかりです。15分のデブライネのCKは、ナタン・アケの頭に届く危険なボールでしたが、ヘディングはうまく当たらずラヤがキャッチしました。ジェズスとサカがSBの位置まで引かされているアウェイチームは、なかなか奪えずシュートレンジを埋め続けています。
やはりアカンジは、スローなアタックになるとセンターでつなぎ役です。25分にウーデゴーアが仕掛けたカウンターは、前線でもらったカイ・ハヴェルツがジェズスに預け、ボックス左へのリターンに走り込んでいます。ボールに先着したのはオルテガ。この直後にナタン・アケが足を痛めて座り込んでしまい、リコ・ルイスが呼ばれました。
35分、ドリブルで上がったウーデゴーアが外のベン・ホワイトを使い、クロスがファーのキヴィオルへ。打てないと見たSBが中央のジェズスにダイレクトでつなぐと、ベルナルド・シウヴァをかわして放った左足のシュートは右に逸れていきます。37分、左からのクロスをガブリエウと競ったハーランドは、ヘディングをコントロールできませんでした。
44分のフォーデンのミドルは、キヴィオルがブロック。前半のポゼッションは72%対28%ですが、シュートは4対4でオンターゲットは1対1です。後半も、ボールを支配しているのはホームチーム。47分にコヴァチッチが放った右足のミドルは、惜しくも右のポストの外を抜けていきました。時折ラインを上げるガナーズは、プレスをかわされています。
52分に敵陣で奪ったのはベン・ホワイト。フォローしたサリバからウーデゴーア、サカと縦につながると、ファーに転がったグラウンダーに詰めたジェズスは触れません。先にミスをするのはどちらか。60分にジョルジーニョのパスをアカンジがカットし、ボックス右のハーランドにボールが渡りますが、センターから放ったロドリのシュートはガブリエウがブロックしました。
ペップの最初のカードは61分、コヴァチッチとフォーデンに代わってグリーリッシュとジェレミー・ドク。アルテタ監督の対抗策は65分、ジョルジーニョとキヴィオルを下げてトーマスと冨安健洋です。72分には、ジェズスをトロサール。ガナーズは、未だ後半のシュートはゼロです。マン・シティの波状攻撃もCKも、プレミアリーグNo.1の堅守がことごとく跳ね返しています。
77分、左から上がったデブライネがトーマスをかわしてファーに高速クロス。中に斬り込もうとしたドクは冨安をかわせず、強引なシュートはミスキックです。サカは足を痛めたのか、78分にマルティネッリにチェンジ。80分に右サイドでキープしたウーデゴーアがボックス手前に流すと、マルティネッリの左足シュートはブロックされました。
84分、右からのCKをグヴァルディオルが頭でファーに流すと、詰めたハーランドはまさかの空振り。86分にウーデゴーアのスルーパスで左から抜けたトロサールは、左足の鋭いシュートをオルテガにセーブされました。追加タイムは5分。攻めるマン・シティは打てる形に持ち込めず、ゴールレスのまま笛が鳴りました。
ポゼッション72%対28%、パス本数609対191という数字通りの展開。より悔しいのは、ペップでしょう。序盤は軽い守備が目立っていたジェズスと、自陣でのロストが多かったキヴィオルにフォーデンをぶつけていれば…?デブライネとベルナルド・シウヴァは、自ら決めてやろうという気迫を欠いており、ただでさえ堅守のガナーズを守りやすくさせてしまった感があります。
一方、押されるのは想定内だったアルテタ監督も、これほど攻められないとは思っていなかったでしょう。最大の誤算は、サカのコンディション。それでもグリーリッシュとジェレミー・ドクが出てきた後、機能していなかったジョルジーニョをトーマスに代え、冨安健洋にドリブラーを封じさせたのは賢明な判断でした。
MVPを選べといわれれば、ロドリとサリバを指名します。ウーデゴーアのプレイを限定させつつ前線を動かしたアンカーも、ハーランドにまともなシュートを打たせなかったハードマーカーも、やはりワールドクラスです。両者ともに、スペインとドイツの強豪と激突するチャンピオンズリーグが楽しみになるパフォーマンスでした。
ペップとアルテタが痛み分けとなったため、ブライトンに勝ったリヴァプールが67ポイントで首位に復帰。アーセナルは2ポイント差、マン・シティは2位に1ポイント差で続いています。ミッドウィークの31節は、レッズが最下位シェフィールド・ユナイテッドで、アーセナルは18位のルートン。前半戦で敗れているヴィラと戦うペップは、負けたらピンチですが、果たして…!
さっそく、両チームのメンバーをチェックしましょう。ペップの布陣は3-2-4-1でしょうか。GKオルテガ、DFアカンジ、ルベン・ディアス、ナタン・アケ、グヴァルディオル、MFロドリ、デブライネ、コヴァチッチ。前線にはベルナルド・シウヴァ、ハーランド、フォーデンが並んでいます。右のアカンジは、ロドリをフォローするポジションに出るかもしれません。
ガブリエウが間に合ったアーセナルの最終ラインと中盤は、大方の予想通りでしょう。GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、キヴィオル、MFジョルジーニョ、デクラン・ライス、ウーデゴーア、FWサカ、カイ・ハヴェルツ、ジェズス。ベンチで戦況を見守るマルティネッリとトロサールは、勝負どころで声がかかるはずです。
立ち上がりから前でプレスをかけているのは、アウェイのアーセナル。4分からのデブライネのFKとCKは、いずれも味方に届きません。マン・シティの最終ラインは慎重で、無理して前に出さずにGKに戻しています。7分に右から上がったベン・ホワイトがクロスを入れると、胸トラップしたジェズスのシュートは左のポストの脇に外れました。
10分過ぎから、マン・シティのポゼッション。簡単にかわされているジェズスの守備が気がかりです。15分のデブライネのCKは、ナタン・アケの頭に届く危険なボールでしたが、ヘディングはうまく当たらずラヤがキャッチしました。ジェズスとサカがSBの位置まで引かされているアウェイチームは、なかなか奪えずシュートレンジを埋め続けています。
やはりアカンジは、スローなアタックになるとセンターでつなぎ役です。25分にウーデゴーアが仕掛けたカウンターは、前線でもらったカイ・ハヴェルツがジェズスに預け、ボックス左へのリターンに走り込んでいます。ボールに先着したのはオルテガ。この直後にナタン・アケが足を痛めて座り込んでしまい、リコ・ルイスが呼ばれました。
35分、ドリブルで上がったウーデゴーアが外のベン・ホワイトを使い、クロスがファーのキヴィオルへ。打てないと見たSBが中央のジェズスにダイレクトでつなぐと、ベルナルド・シウヴァをかわして放った左足のシュートは右に逸れていきます。37分、左からのクロスをガブリエウと競ったハーランドは、ヘディングをコントロールできませんでした。
44分のフォーデンのミドルは、キヴィオルがブロック。前半のポゼッションは72%対28%ですが、シュートは4対4でオンターゲットは1対1です。後半も、ボールを支配しているのはホームチーム。47分にコヴァチッチが放った右足のミドルは、惜しくも右のポストの外を抜けていきました。時折ラインを上げるガナーズは、プレスをかわされています。
52分に敵陣で奪ったのはベン・ホワイト。フォローしたサリバからウーデゴーア、サカと縦につながると、ファーに転がったグラウンダーに詰めたジェズスは触れません。先にミスをするのはどちらか。60分にジョルジーニョのパスをアカンジがカットし、ボックス右のハーランドにボールが渡りますが、センターから放ったロドリのシュートはガブリエウがブロックしました。
ペップの最初のカードは61分、コヴァチッチとフォーデンに代わってグリーリッシュとジェレミー・ドク。アルテタ監督の対抗策は65分、ジョルジーニョとキヴィオルを下げてトーマスと冨安健洋です。72分には、ジェズスをトロサール。ガナーズは、未だ後半のシュートはゼロです。マン・シティの波状攻撃もCKも、プレミアリーグNo.1の堅守がことごとく跳ね返しています。
77分、左から上がったデブライネがトーマスをかわしてファーに高速クロス。中に斬り込もうとしたドクは冨安をかわせず、強引なシュートはミスキックです。サカは足を痛めたのか、78分にマルティネッリにチェンジ。80分に右サイドでキープしたウーデゴーアがボックス手前に流すと、マルティネッリの左足シュートはブロックされました。
84分、右からのCKをグヴァルディオルが頭でファーに流すと、詰めたハーランドはまさかの空振り。86分にウーデゴーアのスルーパスで左から抜けたトロサールは、左足の鋭いシュートをオルテガにセーブされました。追加タイムは5分。攻めるマン・シティは打てる形に持ち込めず、ゴールレスのまま笛が鳴りました。
ポゼッション72%対28%、パス本数609対191という数字通りの展開。より悔しいのは、ペップでしょう。序盤は軽い守備が目立っていたジェズスと、自陣でのロストが多かったキヴィオルにフォーデンをぶつけていれば…?デブライネとベルナルド・シウヴァは、自ら決めてやろうという気迫を欠いており、ただでさえ堅守のガナーズを守りやすくさせてしまった感があります。
一方、押されるのは想定内だったアルテタ監督も、これほど攻められないとは思っていなかったでしょう。最大の誤算は、サカのコンディション。それでもグリーリッシュとジェレミー・ドクが出てきた後、機能していなかったジョルジーニョをトーマスに代え、冨安健洋にドリブラーを封じさせたのは賢明な判断でした。
MVPを選べといわれれば、ロドリとサリバを指名します。ウーデゴーアのプレイを限定させつつ前線を動かしたアンカーも、ハーランドにまともなシュートを打たせなかったハードマーカーも、やはりワールドクラスです。両者ともに、スペインとドイツの強豪と激突するチャンピオンズリーグが楽しみになるパフォーマンスでした。
ペップとアルテタが痛み分けとなったため、ブライトンに勝ったリヴァプールが67ポイントで首位に復帰。アーセナルは2ポイント差、マン・シティは2位に1ポイント差で続いています。ミッドウィークの31節は、レッズが最下位シェフィールド・ユナイテッドで、アーセナルは18位のルートン。前半戦で敗れているヴィラと戦うペップは、負けたらピンチですが、果たして…!
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毎度ながらその情熱に今日も脱帽です!
深夜の2連戦の後満足感に包まれて布団に入り、朝起きて驚愕しました。まだあるはずの無いマッチレビューが当たり前のように掲載されていたからです。。それも2試合とも。信じられないスピード笑
観戦の勢いそのままに両試合の記事を完成されたのですね。昨夜の影のMVPですよホント