2024.08.26 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Wolves×Chelsea】前線が躍動、6発圧勝!それでもチェルシーは、オシムヘンを手に入れるのか?
日曜日の朝、「ファブリツィオ・ロマーノのデイリー・ブリーフィング」は、ロメウ・ルカクのナポリ移籍が口頭合意に至ったと報じていました。移籍金は2550万ポンド、アドオンが1275万ポンド。同じタイミングで、「スカイスポーツ」は「差し迫っている」と表現し、「アスレティック」は週末に合意する見通しといっており、近いうちに3年契約というニュースが流れるでしょう。
1年後に入団するエステヴァン・ウィリアンを加えると、この夏のニューフェイスは11人。ルカクが決まれば、売却とローン移籍で総勢20人となります。とはいえ、アルマンド・ブロヤの獲得をめざすイプスウィッチとの交渉は行き詰まり、スターリングとトレヴォ・チャロバーに具体的なオファーはなし。チェルシーのスタッフは、最後まで多忙な日々を過ごすことになりそうです。
そんななかで、エンツォ・マレスカ監督が気になるコメントを残しています。「われわれを助けることができて、違いを生み出せる9番を連れてこれるチャンスがあれば、トライするつもりだ」。ニコラス・ジャクソン、エンクンク、マルク・ギウがいるチームに、もうひとりストライカーが加わる可能性はなくなっていないようです。
獲るとすれば、ナポリのオシムヘンか、カルヴァート=ルーウィンか。ヴィラのジョン・デュランもリストに残っているようです。ストライカーが加わったら、マルク・ギウはローン移籍か。昨季プレミアリーグで14ゴールのニコラス・ジャクソンはサブに転落してしまうのか。プレミアリーグ2節のウルヴスとのアウェイゲームは、既存戦力のアピールの場でもあります。
マレスカ監督のチョイスは、最前線にニコラス・ジャクソン、2列めにノニ・マドゥエケ、コール・パルマー、ムドリク。開始早々の2分、ノニ・マドゥエケがボックス右に侵入し、ニアにシュート。ジョゼ・サがセーブしてCKとなると、コール・パルマ―がニアに入れたボールのクリアをファーにいたニコラス・ジャクソンが頭で押し込みました。
0-1となってからは、ウルヴスのペース。同点ゴールは26分でした。ハーフライン付近でカイセドがベルガルドに奪われ、ショートカウンターが発動。右に持ち込んだアイ=ヌーリは、マロ・グストがボールウォッチャーになっているのを見逃しませんでした。ゴールの左でフリーになっていたマテウス・クーニャは、丁寧なラストパスをダイレクトで叩き込みました。
チェルシーの課題が露呈したのは42分。右から上がったジョアン・ゴメスにエンソ・フェルナンデスがかわされ、逆サイドに展開したボールを収めたレミナが、ノニ・マドゥエケ、コール・パルマー、カイセドを次々と抜いていきます。ボックス右でパスをもらったドハーティーが折り返すと、マテウス・クーニャのボレーはコルウェルに当たり、クロスバーを叩きました。
しかし45分、ロベルト・サンチェスが左に出したロングフィードを追いかけたニコラス・ジャクソンが、右から並走していたコール・パルマーに絶妙な浮き球のパス。ボックスから出ていたジョゼ・サは戻りが遅れ、コール・パルマーのループシュートに頭上を越されてしまいました。リードされたウルヴスは、追加タイム5分にセットピースを活かして再度イーブンに戻します。
アイ=ヌーリが左から浮かしたFKをトティ・ゴメスが頭で折り返すと、ラーセンのボレーにロベルト・サンチェスは棒立ちでした。激しい撃ち合いとなった前半は、シュート数8対6、オンターゲット3対4。マン・シティ戦とこの試合を見る限り、チェルシーが補強すべきは前線ではなく、中盤センターとCBでしょう。
どちらが勝つかわからなかった一戦は、ノニ・マドゥエケとコール・パルマ―が見せた18分間のゴールショーによって決着しました。49分の勝ち越しゴールは、ハーフライン付近のリスタートから。ニコラス・ジャクソン、コール・パルマーと右につながり、ボックス右でラストパスをキープしたノニ・マドゥエケが、アイ=ヌーリの足に当てて強引にねじ込みました。
さらに58分、ジョゼ・サのロングキックをコルウェルが跳ね返し、エンソ・フェルナンデス、カイセドと頭でつなぐと、コール・パルマ―がドリブルを始めた瞬間、ウルヴスのマークがずれています。2対1となったトティは、外のノニ・マドゥエケに出るとわかっていても、シュートをケアしなければなりません。フリーでパスを受けた11番が、右足でGKの股間を抜きました。
5点めは63分。ビルドアップへのプレスで、エンソ・フェルナンデスがジョアン・ゴメスから奪うと、ニコラス・ジャクソンがまたもコール・パルマーにつなぎ、ボックス右のノニ・マドゥエケが空いています。ワントラップシュートでウインガーはハットトリック、プレーメイカーは3アシスト。ガリー・オニール監督が左サイドの守備を修正したのは、3点差となってからです。
勝負を決めたチェルシーの6点めは80分、今後につながる貴重な1発でした。コール・パルマーの縦パスで左サイドを突破したのは、ハーフタイムにムドリクと代わったペドロ・ネト。中央に出たグラウンダーを豪快に蹴り込んだのは、合流したばかりのジョアン・フェリックスです。前線の補強は不要だとアピールするような6発圧勝でした。
チェルシーの最大の懸念は、全くゲームに入れなかったムドリクと、守備時の不安定な対応が気になるエンソ・フェルナンデスなど高額移籍金&長期契約の選手が不良債権化すること。今後の状況によっては、CBの強度を高めたくなるかもしれません。前線は既に手は打ったと胸を張れるでしょう。エンクンク、ジョアン・フェリックス、ペドロ・ネトはもっとよくなるはずです。
日曜日の夜の「スカイスポーツ」は、「オシムヘンの移籍を巡る交渉は継続中。チェルシーに有利な条件になるかもしれない」と伝えています。稀代のゴールゲッターは、今のチームに必要なのでしょうか。フィニッシュ以外の仕事のクオリティが高いニコラス・ジャクソンと、前線で違いを生み出せるエンクンクで充分戦えると思われるのですが…。
1年後に入団するエステヴァン・ウィリアンを加えると、この夏のニューフェイスは11人。ルカクが決まれば、売却とローン移籍で総勢20人となります。とはいえ、アルマンド・ブロヤの獲得をめざすイプスウィッチとの交渉は行き詰まり、スターリングとトレヴォ・チャロバーに具体的なオファーはなし。チェルシーのスタッフは、最後まで多忙な日々を過ごすことになりそうです。
そんななかで、エンツォ・マレスカ監督が気になるコメントを残しています。「われわれを助けることができて、違いを生み出せる9番を連れてこれるチャンスがあれば、トライするつもりだ」。ニコラス・ジャクソン、エンクンク、マルク・ギウがいるチームに、もうひとりストライカーが加わる可能性はなくなっていないようです。
獲るとすれば、ナポリのオシムヘンか、カルヴァート=ルーウィンか。ヴィラのジョン・デュランもリストに残っているようです。ストライカーが加わったら、マルク・ギウはローン移籍か。昨季プレミアリーグで14ゴールのニコラス・ジャクソンはサブに転落してしまうのか。プレミアリーグ2節のウルヴスとのアウェイゲームは、既存戦力のアピールの場でもあります。
マレスカ監督のチョイスは、最前線にニコラス・ジャクソン、2列めにノニ・マドゥエケ、コール・パルマー、ムドリク。開始早々の2分、ノニ・マドゥエケがボックス右に侵入し、ニアにシュート。ジョゼ・サがセーブしてCKとなると、コール・パルマ―がニアに入れたボールのクリアをファーにいたニコラス・ジャクソンが頭で押し込みました。
0-1となってからは、ウルヴスのペース。同点ゴールは26分でした。ハーフライン付近でカイセドがベルガルドに奪われ、ショートカウンターが発動。右に持ち込んだアイ=ヌーリは、マロ・グストがボールウォッチャーになっているのを見逃しませんでした。ゴールの左でフリーになっていたマテウス・クーニャは、丁寧なラストパスをダイレクトで叩き込みました。
チェルシーの課題が露呈したのは42分。右から上がったジョアン・ゴメスにエンソ・フェルナンデスがかわされ、逆サイドに展開したボールを収めたレミナが、ノニ・マドゥエケ、コール・パルマー、カイセドを次々と抜いていきます。ボックス右でパスをもらったドハーティーが折り返すと、マテウス・クーニャのボレーはコルウェルに当たり、クロスバーを叩きました。
しかし45分、ロベルト・サンチェスが左に出したロングフィードを追いかけたニコラス・ジャクソンが、右から並走していたコール・パルマーに絶妙な浮き球のパス。ボックスから出ていたジョゼ・サは戻りが遅れ、コール・パルマーのループシュートに頭上を越されてしまいました。リードされたウルヴスは、追加タイム5分にセットピースを活かして再度イーブンに戻します。
アイ=ヌーリが左から浮かしたFKをトティ・ゴメスが頭で折り返すと、ラーセンのボレーにロベルト・サンチェスは棒立ちでした。激しい撃ち合いとなった前半は、シュート数8対6、オンターゲット3対4。マン・シティ戦とこの試合を見る限り、チェルシーが補強すべきは前線ではなく、中盤センターとCBでしょう。
どちらが勝つかわからなかった一戦は、ノニ・マドゥエケとコール・パルマ―が見せた18分間のゴールショーによって決着しました。49分の勝ち越しゴールは、ハーフライン付近のリスタートから。ニコラス・ジャクソン、コール・パルマーと右につながり、ボックス右でラストパスをキープしたノニ・マドゥエケが、アイ=ヌーリの足に当てて強引にねじ込みました。
さらに58分、ジョゼ・サのロングキックをコルウェルが跳ね返し、エンソ・フェルナンデス、カイセドと頭でつなぐと、コール・パルマ―がドリブルを始めた瞬間、ウルヴスのマークがずれています。2対1となったトティは、外のノニ・マドゥエケに出るとわかっていても、シュートをケアしなければなりません。フリーでパスを受けた11番が、右足でGKの股間を抜きました。
5点めは63分。ビルドアップへのプレスで、エンソ・フェルナンデスがジョアン・ゴメスから奪うと、ニコラス・ジャクソンがまたもコール・パルマーにつなぎ、ボックス右のノニ・マドゥエケが空いています。ワントラップシュートでウインガーはハットトリック、プレーメイカーは3アシスト。ガリー・オニール監督が左サイドの守備を修正したのは、3点差となってからです。
勝負を決めたチェルシーの6点めは80分、今後につながる貴重な1発でした。コール・パルマーの縦パスで左サイドを突破したのは、ハーフタイムにムドリクと代わったペドロ・ネト。中央に出たグラウンダーを豪快に蹴り込んだのは、合流したばかりのジョアン・フェリックスです。前線の補強は不要だとアピールするような6発圧勝でした。
チェルシーの最大の懸念は、全くゲームに入れなかったムドリクと、守備時の不安定な対応が気になるエンソ・フェルナンデスなど高額移籍金&長期契約の選手が不良債権化すること。今後の状況によっては、CBの強度を高めたくなるかもしれません。前線は既に手は打ったと胸を張れるでしょう。エンクンク、ジョアン・フェリックス、ペドロ・ネトはもっとよくなるはずです。
日曜日の夜の「スカイスポーツ」は、「オシムヘンの移籍を巡る交渉は継続中。チェルシーに有利な条件になるかもしれない」と伝えています。稀代のゴールゲッターは、今のチームに必要なのでしょうか。フィニッシュ以外の仕事のクオリティが高いニコラス・ジャクソンと、前線で違いを生み出せるエンクンクで充分戦えると思われるのですが…。
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