2024.09.02 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【MAN.UTD×Liverpool】カゼミーロ&メイヌー崩壊!速攻3発でマン・ユナイテッド、完敗!
オールド・トラフォードのプレミアリーグ3節、マンチェスター・ユナイテッドVSリヴァプールは、両者ともにベストメンバーといっていいでしょう。テン・ハフ監督のチームは、ザークツィーとデ・リフトのオランダ人コンビが初先発。アルネ・スロット監督は、前節のブレントフォード戦と同じ顔ぶれを送り出しています。
ブライトン戦を落としたマン・ユナイテッドは、ホームで敗れるわけにはいきません。さっそくスタメンの11人を確認しましょう。GKオナナ、DFマズラウィ、デ・リフト、リサンドロ・マルティネス、ダロト。中盤センターはメイヌーとカゼミーロ、2列めはラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ、最前線はプレミアリーグデビュー戦ゴールのザークツィーです。
対するリヴァプールは開幕2連勝。新指揮官の4-2-3-1は、ユルゲン・クロップの4-3-3より自在性が高まっている印象です。GKアリソン、DFアーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン。中盤センターにフラーフェンベルフとマック・アリスター、2列めにサラー、ショボスライ、ルイス・ディアス、最前線にジョッタ。キックオフから攻めているのはホームチームです。
2分にダロトと絡んだラシュフォードは、ボックス左を完全に崩して折り返しますが、味方に通らずCK。4分にファン・ダイクが敵陣でインターセプトすると、左でラストパスを受けたジョッタのシュートは、ファーポストの外を抜けていきました。リヴァプールの最初の決定機は6分。ファン・ダイクが中央のフラーフェンベルフに通したパスが秀逸でした。
トラップでメイヌーをかわしたセントラルMFが中央から攻め上がると、ホームチームのマークはずれています。左で余っていたルイス・ディアスがマズラウィの裏に出て、中にグラウンダーを送ると、サラーがタッチしたボールがファーに流れ、フリーになっていたアーノルドが押し込みました。先制かと思いきや、VARのジャッジはサラーのオフサイド…!
マン・ユナイテッドは自陣でのパスミスが多く、ボックス手前に大きなスペースが空くのが多いのが気になります。17分、ブルーノが右足アウトにかけた絶妙なパスを右に送ると、ガルナチョが慌てて出したグラウンダーはミスジャッジ。両者ともに、最終ラインからのロングフィードの精度が高く、一瞬で攻守が入れ替わります。
ダロトはサラーに手こずっていますが、ラストパスが出てくるスペースを読んだリサンドロ・マルティネスがことごとくカット。カゼミーロが仕掛けた29分のカウンターは、右から上がったブルーノが逆サイドの10番に出したスルーパスが通らず。敵陣でブルーノが奪った32分の速攻は、ラストパスを中央で受けたザークツィーのドリブルをコナテに止められてしまいました。
スコアが動いたのは35分。ハーフラインにいたフラーフェンベルフがカゼミーロのパスをインターセプトすると、5対3のシュートカウンターが発動しました。右からMFを追い越したサラーにパスが通り、完璧なクロスがファーに上がると、ショボスライとともに空いていたルイス・ディアスのヘッダーが左隅に突き刺さりました。
0-1とされたマン・ユナイテッドの反撃は39分。右に出たブルーノの折り返しがロバートソンに当たってこぼれると、マズラウィのシュートはファン・ダイクの股間を抜けてゴールへ。ぎりぎりまで見えなかったはずのアリソンが何とかセーブし、リードを守っています。追加点は42分、自陣でルイス・ディアスにドリブルをカットされたのはカゼミーロです。
拾ったマック・アリスターが7番に戻し、右のサラーに展開。左足アウトのクロスが中央に入ると、ダイレクトで右隅に決めたのはルイス・ディアスでした。前半のマンチェスター・ユナイテッドのシュートは、マズラウィの2本のみ。前線はラストパスの精度が低く、中盤センターは自陣でミスを連発しています。
巻き返しを期すならブルーノを中盤センターに下げ、アマド・ディアロとガルナチョがサイドで、ラシュフォードとザークツィーを並べる4-4-2でしょう。ハーフタイムのテン・ハフ監督の選択は、カゼミーロに代えて20歳のコリヤー。後半が始まり、46分にジョッタの膝が頭に入ったマズラウィが倒れています。
SBは7人めの負傷者にはならず、ゲームは再開。52分にメイヌーの浮き球をコリヤーが頭で落とし、ザークツィーが右隅を狙うと、アリソンが素晴らしい反応で左に弾き出しました。レッズの3点めは、56分のショートカウンター。メイヌーが自陣でマック・アリスターに奪われ、中央を突破したショボスライが右に転がすと、サラーのダイレクトショットが右隅に決まりました。
0-3になった直後のキックオフから後ろに下げると、リサンドロ・マルティネスのパスをサラーにカットされてしまいますが、中に持ち込んだエースが打ち上げてくれて助かりました。63分に右からのブルーノのクロスが逆サイドに流れ、追いついたラシュフォードが中央に浮かすと、ザークツィーの決定的なヘッドはアリソンのビッグセーブに阻まれました。
65分、ルイス・ディアスに代わってコーディー・ガクポ。69分にはデ・リフトとガルナチョが下がり、マグワイアとアマド・ディアロが入っています。73分のCKの二次攻撃で、ダロトのパスを足元に収めたアマド・ディアロが低いボールをニアに入れると、リサンドロ・マルティネスのオーバーヘッドは惜しくも左に逸れていきました。
スロット監督の75分の交代策は、ジョッタとアーノルドをダルウィン・ヌニェスとブラッドリー。78分にラシュフォードが右ポスト際にきわどいボールを入れると、ザークツィーは至近距離からのボレーを左に外してしまいました。右サイドを制圧しているアマド・ディアロは、80分の左足ミドルを枠に収めることができず、リヴァプールが勝利に近づいています。
83分にロバートソンがツィミカスに後を譲ると、86分にザークツィーが下がってエリクセン。89分のダルウィン・ヌニェスのミドルは、右ポストすれすれを抜けていきました。アルネ・スロットが3年めでテン・ハフが新任なら、両者のクオリティのギャップも最終スコアも納得できるでしょう。マンチェスター・ユナイテッドは爪痕も残せず、いきなり連敗です。
余裕のないプレイでミスを連発し、失点の原因となったカゼミーロとメイヌーに対し、鮮やかなショートカウンターの起点となったフラーフェンベルフとマック・アリスター。中盤センターのクオリティの差が、0-3というスコアに直結した一戦でした。好調のアマド・ディアロを先発させず、守備をしないラシュフォードをサラーの前に置き続けたことも敗因でしょう。
ポゼッションは53%対47%、オンターゲットは3対3、パス成功率は83%対84%、クロス成功は6対3。互角だった主要スタッツは、自陣でのボールロストがいかに致命的だったかを際立たせています。中央でコースが空いたサラーが打ち上げたシーンと、オナナの前でフリーになったショボスライが打つのが遅れた決定機は、セーフティリードがなければ決まっていたかもしれません。
前半だけで2ゴールのルイス・ディアスもさることながら、特筆すべきは1ゴール2アシストのモー・サラーです。オールド・トラフォードで9戦10発&5戦連発は、いずれもプレミアリーグレコード。3戦連続クリーンシートの3連勝という最高のスタートとなったリヴァプールは、「今年が最後かもしれない」と語るエースに新たな契約書を差し出すべきでしょう。
相変わらず負傷者は減らず、ラシュフォードは打てず、中盤センターは守れず…。悪夢のようなシーズンを繰り返しそうなテン・ハフ監督は、打開策を見出すことができるのでしょうか。トランスファーマーケットのデッドラインデーの2日後に、自信喪失のカゼミーロの惨状を見せつけられたチームは、早くも楽観シナリオの見直しと抜本的な改革を迫られています。
ブライトン戦を落としたマン・ユナイテッドは、ホームで敗れるわけにはいきません。さっそくスタメンの11人を確認しましょう。GKオナナ、DFマズラウィ、デ・リフト、リサンドロ・マルティネス、ダロト。中盤センターはメイヌーとカゼミーロ、2列めはラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ、最前線はプレミアリーグデビュー戦ゴールのザークツィーです。
対するリヴァプールは開幕2連勝。新指揮官の4-2-3-1は、ユルゲン・クロップの4-3-3より自在性が高まっている印象です。GKアリソン、DFアーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン。中盤センターにフラーフェンベルフとマック・アリスター、2列めにサラー、ショボスライ、ルイス・ディアス、最前線にジョッタ。キックオフから攻めているのはホームチームです。
2分にダロトと絡んだラシュフォードは、ボックス左を完全に崩して折り返しますが、味方に通らずCK。4分にファン・ダイクが敵陣でインターセプトすると、左でラストパスを受けたジョッタのシュートは、ファーポストの外を抜けていきました。リヴァプールの最初の決定機は6分。ファン・ダイクが中央のフラーフェンベルフに通したパスが秀逸でした。
トラップでメイヌーをかわしたセントラルMFが中央から攻め上がると、ホームチームのマークはずれています。左で余っていたルイス・ディアスがマズラウィの裏に出て、中にグラウンダーを送ると、サラーがタッチしたボールがファーに流れ、フリーになっていたアーノルドが押し込みました。先制かと思いきや、VARのジャッジはサラーのオフサイド…!
マン・ユナイテッドは自陣でのパスミスが多く、ボックス手前に大きなスペースが空くのが多いのが気になります。17分、ブルーノが右足アウトにかけた絶妙なパスを右に送ると、ガルナチョが慌てて出したグラウンダーはミスジャッジ。両者ともに、最終ラインからのロングフィードの精度が高く、一瞬で攻守が入れ替わります。
ダロトはサラーに手こずっていますが、ラストパスが出てくるスペースを読んだリサンドロ・マルティネスがことごとくカット。カゼミーロが仕掛けた29分のカウンターは、右から上がったブルーノが逆サイドの10番に出したスルーパスが通らず。敵陣でブルーノが奪った32分の速攻は、ラストパスを中央で受けたザークツィーのドリブルをコナテに止められてしまいました。
スコアが動いたのは35分。ハーフラインにいたフラーフェンベルフがカゼミーロのパスをインターセプトすると、5対3のシュートカウンターが発動しました。右からMFを追い越したサラーにパスが通り、完璧なクロスがファーに上がると、ショボスライとともに空いていたルイス・ディアスのヘッダーが左隅に突き刺さりました。
0-1とされたマン・ユナイテッドの反撃は39分。右に出たブルーノの折り返しがロバートソンに当たってこぼれると、マズラウィのシュートはファン・ダイクの股間を抜けてゴールへ。ぎりぎりまで見えなかったはずのアリソンが何とかセーブし、リードを守っています。追加点は42分、自陣でルイス・ディアスにドリブルをカットされたのはカゼミーロです。
拾ったマック・アリスターが7番に戻し、右のサラーに展開。左足アウトのクロスが中央に入ると、ダイレクトで右隅に決めたのはルイス・ディアスでした。前半のマンチェスター・ユナイテッドのシュートは、マズラウィの2本のみ。前線はラストパスの精度が低く、中盤センターは自陣でミスを連発しています。
巻き返しを期すならブルーノを中盤センターに下げ、アマド・ディアロとガルナチョがサイドで、ラシュフォードとザークツィーを並べる4-4-2でしょう。ハーフタイムのテン・ハフ監督の選択は、カゼミーロに代えて20歳のコリヤー。後半が始まり、46分にジョッタの膝が頭に入ったマズラウィが倒れています。
SBは7人めの負傷者にはならず、ゲームは再開。52分にメイヌーの浮き球をコリヤーが頭で落とし、ザークツィーが右隅を狙うと、アリソンが素晴らしい反応で左に弾き出しました。レッズの3点めは、56分のショートカウンター。メイヌーが自陣でマック・アリスターに奪われ、中央を突破したショボスライが右に転がすと、サラーのダイレクトショットが右隅に決まりました。
0-3になった直後のキックオフから後ろに下げると、リサンドロ・マルティネスのパスをサラーにカットされてしまいますが、中に持ち込んだエースが打ち上げてくれて助かりました。63分に右からのブルーノのクロスが逆サイドに流れ、追いついたラシュフォードが中央に浮かすと、ザークツィーの決定的なヘッドはアリソンのビッグセーブに阻まれました。
65分、ルイス・ディアスに代わってコーディー・ガクポ。69分にはデ・リフトとガルナチョが下がり、マグワイアとアマド・ディアロが入っています。73分のCKの二次攻撃で、ダロトのパスを足元に収めたアマド・ディアロが低いボールをニアに入れると、リサンドロ・マルティネスのオーバーヘッドは惜しくも左に逸れていきました。
スロット監督の75分の交代策は、ジョッタとアーノルドをダルウィン・ヌニェスとブラッドリー。78分にラシュフォードが右ポスト際にきわどいボールを入れると、ザークツィーは至近距離からのボレーを左に外してしまいました。右サイドを制圧しているアマド・ディアロは、80分の左足ミドルを枠に収めることができず、リヴァプールが勝利に近づいています。
83分にロバートソンがツィミカスに後を譲ると、86分にザークツィーが下がってエリクセン。89分のダルウィン・ヌニェスのミドルは、右ポストすれすれを抜けていきました。アルネ・スロットが3年めでテン・ハフが新任なら、両者のクオリティのギャップも最終スコアも納得できるでしょう。マンチェスター・ユナイテッドは爪痕も残せず、いきなり連敗です。
余裕のないプレイでミスを連発し、失点の原因となったカゼミーロとメイヌーに対し、鮮やかなショートカウンターの起点となったフラーフェンベルフとマック・アリスター。中盤センターのクオリティの差が、0-3というスコアに直結した一戦でした。好調のアマド・ディアロを先発させず、守備をしないラシュフォードをサラーの前に置き続けたことも敗因でしょう。
ポゼッションは53%対47%、オンターゲットは3対3、パス成功率は83%対84%、クロス成功は6対3。互角だった主要スタッツは、自陣でのボールロストがいかに致命的だったかを際立たせています。中央でコースが空いたサラーが打ち上げたシーンと、オナナの前でフリーになったショボスライが打つのが遅れた決定機は、セーフティリードがなければ決まっていたかもしれません。
前半だけで2ゴールのルイス・ディアスもさることながら、特筆すべきは1ゴール2アシストのモー・サラーです。オールド・トラフォードで9戦10発&5戦連発は、いずれもプレミアリーグレコード。3戦連続クリーンシートの3連勝という最高のスタートとなったリヴァプールは、「今年が最後かもしれない」と語るエースに新たな契約書を差し出すべきでしょう。
相変わらず負傷者は減らず、ラシュフォードは打てず、中盤センターは守れず…。悪夢のようなシーズンを繰り返しそうなテン・ハフ監督は、打開策を見出すことができるのでしょうか。トランスファーマーケットのデッドラインデーの2日後に、自信喪失のカゼミーロの惨状を見せつけられたチームは、早くも楽観シナリオの見直しと抜本的な改革を迫られています。
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まずは、カゼミーロ、メイヌーをウガルテ、エリクセンに入れ替える
これをやらん事にはどうにもならん、て感じですね。
EUROの時は、ライスが相方だったから目立たなかったけど
メイヌーは3列目が適性ポジションではないでしょう。
守備時のボール奪取率は高くないし、フィジカルバトルも弱くて身体当てられると
簡単にボールロストする(3点目のシーンはそのまんま)
攻撃時も、顔出し→味方からボールを引き出す→パスを散らしてテンポを作る
って事がまるで出来ていない。
狭いスペースを個人技で打開したり、攻撃にアクセントを加えるのは上手いので
スタメンで使うなら、ブルーノとポジションを入れ替えるしかないでしょうね。
その方が、ブルーノのハイテンポ過ぎるプレス(良くも悪くも)も抑制されて
もう少し落ち着いたゲーム運びが出来るかも。。。