2024.09.22 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【West Ham×Chelsea】圧巻ニコラス・ジャクソン!速攻炸裂のチェルシー、3発快勝!
前線と中盤は、今のチェルシーのベストメンバーといっていいでしょう。プレミアリーグ5節、ウェストハムとのロンドンダービー。ボーンマス戦で3人をかわして同点ゴールを決めたエンクンクは先発から外れており、ジョアン・フェリックス、ペドロ・ネト、ムドリクもベンチです。リース・ジェームスとマロ・グストを欠いた右SBには、ウェズレイ・フォファナが入るようです。
GKロベルト・サンチェス、DFフォファナ、アダラビオヨ、コルウィル、ククレジャ。2センターはカイセドとエンソ・フェルナンデス、2列めはノニ・マドゥエケ、コール・パルマー、ジェイドン・サンチョ、最前線にニコラス・ジャクソン。開始4分、サンチョの縦パスで左サイドから抜け出したニコラス・ジャクソンに、エドソン・アルバレスは追いつけません。
ドリブルでゴールに迫ったストライカーは、冷静にGKアレオラの股間を抜きました。カメラの前で披露したダンスは、マイケル・ジャクソンの「スリラー」でしょう。0-1となってもホームサポーターのチャントは大ボリュームで、ハマーズのアタッカ―がドリブルを始めるたびに、爆音が鳴り響いています。
12分にも、ククレジャのフィードからニコラス・ジャクソンが左サイドを突破。カットインから中央に転がすと、右隅を狙ったコール・パルマーのダイレクトショットは外に切れていきます。15分にドリブルでボックスの左手前に出たエメルソン・パルミエリが倒され、FKのキッカーはルーカス・パケタ。壁のすき間を狙ったシュートは、跳ね返されてしまいました。
18分の追加点は、ハマーズのハイラインの裏を突いたカイセドのスルーパスが秀逸でした。巧みなターンでエドソン・アルバレスを置き去りにしたニコラス・ジャクソンは、キルマンから逃げるようにボックスに入り、アレオラとの1対1に持ち込んで左に突き刺しました。パスをまわしながら、前に出すタイミングを窺っていたカイセドにしてみれば、会心のアシストでしょう。
24分、ハマーズのCKからの二次攻撃は、ボックス右に出たルーカス・パケタの落としを受けたボーウェンのダイレクトショットがミスキック。29分にルーカス・パケタとのワンツーでボックス左に出たサマーヴィルは、フォファナに腕をつかまれたように見えましたが、レフェリーのサミュエル・バロットは笛を吹かず、ロンドンスタジアムは大ブーイングです。
37分、フォファナのパスを受けたノニ・マドゥエケがドリブルで上がり、右から放ったシュートはファーにアウト。できるだけ早く差を詰めたいフレン・ロペテギ監督は、38分にギド・ロドリゲスを下げ、ソーチェクを投入しました。41分にボックス右を突破したのはクドゥス。高速グラウンダーはコルウィルがカットし、こぼれ球に先着したソーチェクのシュートはGKの正面です。
45分に左からのFKに競り勝ったマヴロパノスのヘッドは、左に逸れていきました。前半のポゼッションは48%対52とほぼイーブン。シュート数8対5とオンターゲット5対2という数字を見ると、ハマーズが優勢のようですが、チェルシーの守備陣はしっかりコースを切っており、飛び出したロベルト・サンチェスが処理しきれなかったシーン以外にピンチはありませんでした。
後半立ち上がりの47分、ニコラス・ジャクソンが自陣から攻め上がったロングカウンター。左に流れたコール・パルマーにラストパスが通ると、飛び出したアレオラの外を巻いてニアポストを叩く素晴らしい一撃がネットを揺らしました。初年度はチャンスでミスが多かったニコラス・ジャクソンは、ドリブルもシュートもパスも的確で、3つの決定機をすべてゴールにつなげています。
51分、ワン=ビサカが左に浮かしたボールでラインの裏に出たボーウェンは、ニアを狙ったシュートをロベルト・サンチェスに止められました。57分にサンチョとフォファナが下がり、ディサシとペドロ・ネト。63分のカウンターは3対2でしたが、コール・パルマーのパスで左から抜けたノニ・マドゥエケは、右で空いていたペドロ・ネトに出せず、GKの正面に打ってしまいました。
63分にニコラス・ジャクソンとコール・パルマ―が下がり、エンクンクとジョアン・フェリックス。66分にペドロ・ネトが左サイドから上がり、フォローしたエンクンクからパスを受けたエンソ・フェルナンデスがボックス左のジョアン・フェリックスに預けると、ニアに飛んだ強烈なシュートはポストすれすれを抜けていきました。
74分、右から仕掛けたボーウェンがニアにグラウンダーを入れると、マイケル・アントニオのヒールキックは軸足に当たるミスタッチ。1分後、右に出たカイセドのクロスをファーのコルウィルが頭で折り返すと、エンクンクがフリーで叩いたヘッダーはアレオラのビッグセーブに阻まれました。スタンドのゲートは、パブに向かうホームサポーターの背中が増えています。
84分、エンソ・フェルナンデスが下がってデューズバリー=ホール。マレスカ監督は、起用したかったサブの選手を理想的なタイミングで投入できたのではないでしょうか。0-3、チェルシー快勝。開幕からの5試合で3勝1分1敗は、トッド・ベイリーとクリアレイクキャピタルによる買収以降、最高のスタートです。
ポゼッションは52%対48%、シュートは15対12、オンターゲットは7対5、しかしビッグチャンスは0対5。ファイナルサードでアイデアがなかったハマーズに対して、アウェイチームの攻撃陣は最終ラインの綻びを見逃しませんでした。勝利の立役者はニコラス・ジャクソンとコール・パルマ―ですが、デュエルで13勝3敗のカイセドの奮闘も目を引いた一戦でした。
バイタルエリアにボールを集め、ミドルシュートとサイドへの展開を狙っていたホームチームに対して、スペースとコースを与えなかったMFのサポートもリスペクトしたいと思います。アダラビオヨとコルウィルも終始落ち着いており、ハマーズのオンターゲットはことごとくロベルト・サンチェスの正面にいっています。
次節はスタンフォード・ブリッジでブライトン。トップリーグで指揮を執った経験がない指揮官同士の対決です。三笘薫と対峙するのはフォファナか、ディサシか。ククレジャはヤンクバ・ミンテを止められるのか。サイドの攻防が勝負の分かれ目となりそうな一戦も、エンツォ・マレスカ監督の用兵と戦い方に注目しましょう。
GKロベルト・サンチェス、DFフォファナ、アダラビオヨ、コルウィル、ククレジャ。2センターはカイセドとエンソ・フェルナンデス、2列めはノニ・マドゥエケ、コール・パルマー、ジェイドン・サンチョ、最前線にニコラス・ジャクソン。開始4分、サンチョの縦パスで左サイドから抜け出したニコラス・ジャクソンに、エドソン・アルバレスは追いつけません。
ドリブルでゴールに迫ったストライカーは、冷静にGKアレオラの股間を抜きました。カメラの前で披露したダンスは、マイケル・ジャクソンの「スリラー」でしょう。0-1となってもホームサポーターのチャントは大ボリュームで、ハマーズのアタッカ―がドリブルを始めるたびに、爆音が鳴り響いています。
12分にも、ククレジャのフィードからニコラス・ジャクソンが左サイドを突破。カットインから中央に転がすと、右隅を狙ったコール・パルマーのダイレクトショットは外に切れていきます。15分にドリブルでボックスの左手前に出たエメルソン・パルミエリが倒され、FKのキッカーはルーカス・パケタ。壁のすき間を狙ったシュートは、跳ね返されてしまいました。
18分の追加点は、ハマーズのハイラインの裏を突いたカイセドのスルーパスが秀逸でした。巧みなターンでエドソン・アルバレスを置き去りにしたニコラス・ジャクソンは、キルマンから逃げるようにボックスに入り、アレオラとの1対1に持ち込んで左に突き刺しました。パスをまわしながら、前に出すタイミングを窺っていたカイセドにしてみれば、会心のアシストでしょう。
24分、ハマーズのCKからの二次攻撃は、ボックス右に出たルーカス・パケタの落としを受けたボーウェンのダイレクトショットがミスキック。29分にルーカス・パケタとのワンツーでボックス左に出たサマーヴィルは、フォファナに腕をつかまれたように見えましたが、レフェリーのサミュエル・バロットは笛を吹かず、ロンドンスタジアムは大ブーイングです。
37分、フォファナのパスを受けたノニ・マドゥエケがドリブルで上がり、右から放ったシュートはファーにアウト。できるだけ早く差を詰めたいフレン・ロペテギ監督は、38分にギド・ロドリゲスを下げ、ソーチェクを投入しました。41分にボックス右を突破したのはクドゥス。高速グラウンダーはコルウィルがカットし、こぼれ球に先着したソーチェクのシュートはGKの正面です。
45分に左からのFKに競り勝ったマヴロパノスのヘッドは、左に逸れていきました。前半のポゼッションは48%対52とほぼイーブン。シュート数8対5とオンターゲット5対2という数字を見ると、ハマーズが優勢のようですが、チェルシーの守備陣はしっかりコースを切っており、飛び出したロベルト・サンチェスが処理しきれなかったシーン以外にピンチはありませんでした。
後半立ち上がりの47分、ニコラス・ジャクソンが自陣から攻め上がったロングカウンター。左に流れたコール・パルマーにラストパスが通ると、飛び出したアレオラの外を巻いてニアポストを叩く素晴らしい一撃がネットを揺らしました。初年度はチャンスでミスが多かったニコラス・ジャクソンは、ドリブルもシュートもパスも的確で、3つの決定機をすべてゴールにつなげています。
51分、ワン=ビサカが左に浮かしたボールでラインの裏に出たボーウェンは、ニアを狙ったシュートをロベルト・サンチェスに止められました。57分にサンチョとフォファナが下がり、ディサシとペドロ・ネト。63分のカウンターは3対2でしたが、コール・パルマーのパスで左から抜けたノニ・マドゥエケは、右で空いていたペドロ・ネトに出せず、GKの正面に打ってしまいました。
63分にニコラス・ジャクソンとコール・パルマ―が下がり、エンクンクとジョアン・フェリックス。66分にペドロ・ネトが左サイドから上がり、フォローしたエンクンクからパスを受けたエンソ・フェルナンデスがボックス左のジョアン・フェリックスに預けると、ニアに飛んだ強烈なシュートはポストすれすれを抜けていきました。
74分、右から仕掛けたボーウェンがニアにグラウンダーを入れると、マイケル・アントニオのヒールキックは軸足に当たるミスタッチ。1分後、右に出たカイセドのクロスをファーのコルウィルが頭で折り返すと、エンクンクがフリーで叩いたヘッダーはアレオラのビッグセーブに阻まれました。スタンドのゲートは、パブに向かうホームサポーターの背中が増えています。
84分、エンソ・フェルナンデスが下がってデューズバリー=ホール。マレスカ監督は、起用したかったサブの選手を理想的なタイミングで投入できたのではないでしょうか。0-3、チェルシー快勝。開幕からの5試合で3勝1分1敗は、トッド・ベイリーとクリアレイクキャピタルによる買収以降、最高のスタートです。
ポゼッションは52%対48%、シュートは15対12、オンターゲットは7対5、しかしビッグチャンスは0対5。ファイナルサードでアイデアがなかったハマーズに対して、アウェイチームの攻撃陣は最終ラインの綻びを見逃しませんでした。勝利の立役者はニコラス・ジャクソンとコール・パルマ―ですが、デュエルで13勝3敗のカイセドの奮闘も目を引いた一戦でした。
バイタルエリアにボールを集め、ミドルシュートとサイドへの展開を狙っていたホームチームに対して、スペースとコースを与えなかったMFのサポートもリスペクトしたいと思います。アダラビオヨとコルウィルも終始落ち着いており、ハマーズのオンターゲットはことごとくロベルト・サンチェスの正面にいっています。
次節はスタンフォード・ブリッジでブライトン。トップリーグで指揮を執った経験がない指揮官同士の対決です。三笘薫と対峙するのはフォファナか、ディサシか。ククレジャはヤンクバ・ミンテを止められるのか。サイドの攻防が勝負の分かれ目となりそうな一戦も、エンツォ・マレスカ監督の用兵と戦い方に注目しましょう。
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