2024.11.10 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Brighton×MAN.CITY】逆転負けのペップはキャリア初の4連敗!王者はなぜ、後半に崩れたのか?
本拠地アメックスに昨季王者を迎えるブライトンは、勝てば暫定4位にジャンプアップ。3戦連続のアウェイゲームに臨むマンチェスター・シティは、敗れればペップ就任以来初めての4連敗です。ロドリ、ルベン・ディアス、ジョン・ストーンズを欠いたペップのチームは、ブライトンの直線的なアタックを封じられるのでしょうか。
GKはエデルソン、最終ラインはカイル・ウォーカー、シンプソン=ピュゼー、グヴァルディオル、リコ・ルイス。アンカーはコヴァチッチ、2列めにはサヴィーニョ、ギュンドアン、フォーデン、マテウス・ヌネスが並んでいます。最前線は、直近のプレミアリーグ5試合で1ゴールのハーランド。マン・シティの最初のミッションは、序盤の失点を回避することです。
立ち上がりから主導権を握ったアウェイチームは、リコ・ルイスが中央に絞って3-2-4-1になっています。10分までの縦に速いアタックはブライトンの守備陣に止められ、最初のシュートは15分。コヴァチッチの縦のスルーパスでボックス右に入ったサヴィーニョは、フェルブルッヘンと1対1になりますが、左足のシュートはGKの右足に当たってファーに流れていきました。
17分に左からのFKを蹴ったのはフォーデン。ファーにいたハーランドのボレーは、浮いてしまいました。マン・シティの先制は23分。アヤリのパスを自陣でカットしたコヴァチッチがドリブルで上がり、前線のハーランドにスルーパスを通すと、イゴールとファン・ヘッケを一気に抜いたストライカーは最初のシュートをGKにぶつけました。
浮き上がったボールを右足でプッシュし、0-1。エンジンがかかったエースは、26分にもフォーデンのパスをボックス右で受けてファン・ヘッケをかわしますが、右足のシュートはGKが足でブロックしました。直後のCKでGKに競り勝ったヘッダーは、惜しくもクロスバー越え。押されていたブライトンがゴールに迫ったといえるのは、39分のウェルベックのFKぐらいです。
前半のポゼッションは33%対67%、シュート数3対9、オンターゲットは0対5。ウェルベックとルターを前線に並べ、三笘薫とアデイングラをサイドに配したブライトンは、サイドを崩せず苦しい展開を強いられました。ヒュルツェラー監督はハーフタイムにアヤリを下げ、バレバを投入。ポゼッションを取ったブライトンは、最終ラインからの楔のパスが通るようになっています。
中に絞った三笘薫が、左サイドで空いていたエストゥピニャンにパスを通したのは52分。速いクロスが上がり、ファーから走り込んだヒンシェルウッドがフリーで合わせたヘッドは、エデルソンが左に弾き出しました。ヒンシェルウッドはここで足を痛め、57分にリタイア。代わって入ったのは、セルティックから移籍してプレミアリーグデビューとなるマット・オライリーです。
マン・シティのアタックは、サヴィーニョとマテウス・ヌネスが中に斬り込んでくるシーンが少ないのが気になります。66分にルターとアディングラが下がり、グルダとジョアン・ペドロ。68分にバレバのラストパスでGKの前に飛び出した三笘薫は、最初のタッチが長くなってしまい、コースを切ったエデルソンが懐に収めました。
GKはエデルソン、最終ラインはカイル・ウォーカー、シンプソン=ピュゼー、グヴァルディオル、リコ・ルイス。アンカーはコヴァチッチ、2列めにはサヴィーニョ、ギュンドアン、フォーデン、マテウス・ヌネスが並んでいます。最前線は、直近のプレミアリーグ5試合で1ゴールのハーランド。マン・シティの最初のミッションは、序盤の失点を回避することです。
立ち上がりから主導権を握ったアウェイチームは、リコ・ルイスが中央に絞って3-2-4-1になっています。10分までの縦に速いアタックはブライトンの守備陣に止められ、最初のシュートは15分。コヴァチッチの縦のスルーパスでボックス右に入ったサヴィーニョは、フェルブルッヘンと1対1になりますが、左足のシュートはGKの右足に当たってファーに流れていきました。
17分に左からのFKを蹴ったのはフォーデン。ファーにいたハーランドのボレーは、浮いてしまいました。マン・シティの先制は23分。アヤリのパスを自陣でカットしたコヴァチッチがドリブルで上がり、前線のハーランドにスルーパスを通すと、イゴールとファン・ヘッケを一気に抜いたストライカーは最初のシュートをGKにぶつけました。
浮き上がったボールを右足でプッシュし、0-1。エンジンがかかったエースは、26分にもフォーデンのパスをボックス右で受けてファン・ヘッケをかわしますが、右足のシュートはGKが足でブロックしました。直後のCKでGKに競り勝ったヘッダーは、惜しくもクロスバー越え。押されていたブライトンがゴールに迫ったといえるのは、39分のウェルベックのFKぐらいです。
前半のポゼッションは33%対67%、シュート数3対9、オンターゲットは0対5。ウェルベックとルターを前線に並べ、三笘薫とアデイングラをサイドに配したブライトンは、サイドを崩せず苦しい展開を強いられました。ヒュルツェラー監督はハーフタイムにアヤリを下げ、バレバを投入。ポゼッションを取ったブライトンは、最終ラインからの楔のパスが通るようになっています。
中に絞った三笘薫が、左サイドで空いていたエストゥピニャンにパスを通したのは52分。速いクロスが上がり、ファーから走り込んだヒンシェルウッドがフリーで合わせたヘッドは、エデルソンが左に弾き出しました。ヒンシェルウッドはここで足を痛め、57分にリタイア。代わって入ったのは、セルティックから移籍してプレミアリーグデビューとなるマット・オライリーです。
マン・シティのアタックは、サヴィーニョとマテウス・ヌネスが中に斬り込んでくるシーンが少ないのが気になります。66分にルターとアディングラが下がり、グルダとジョアン・ペドロ。68分にバレバのラストパスでGKの前に飛び出した三笘薫は、最初のタッチが長くなってしまい、コースを切ったエデルソンが懐に収めました。
さらに1分後、ファン・ヘッケのフィードでラインの裏に出たジョアン・ペドロは、追いかけてきたカイル・ウォーカーに肩をぶつけられ、エデルソンの前からのフィニッシュを右に外してしまいました。72分にギュンドアンをベルナルド・シウヴァ、74分にはサヴィーニョをデブライネ。マン・シティの後半のシュートは2本のみで、ペップは攻撃を活性化したかったのでしょう。
ファン・ヘッケの長いボールが左の三笘薫に届いたのは78分。右足アウトのクロスをカットされると、ルーズボールに先着した三笘は中央のウェルベックにグラウンダーを通しました。混戦のなかにいたリコ・ルイス、グヴァルディオル、マテウス・ヌネスはクリアできず。後から参加したジョアン・ペドロが右足で押し込み、アメックスは歓喜の叫びに包まれました。
さらに83分、バレバが前線のウェルベックに当て、落としを受けたジョアン・ペドロの短いスルーパスでマット・オライリーがGKと1対1。左足で押し込んだニューフェイスは、絶妙なパスを出したジョアン・ペドロを指差しています。逆転されたマン・シティは、9分の追加タイムを含むラスト16分でオンターゲットゼロ。後半だけで決定機6回のホームチームの勝利は、必然でしょう。
終了間際にファン・ヘッケのシャツをつかんで引きずりまわしたハーランドは、レッドカードが出なかったことを喜ぶべきでしょう。後半はシュート数7対6、オンターゲット4対1、ビッグチャンスは6対1。ファン・ヘッケのロングフィードと中央からの縦パスで、何度もラインの裏を取られた最終ラインが最大の敗因です。
ペップはキャリア初の公式戦4連敗。調子が上がらないナタン・アケと、リスボンで冴えなかったアカンジを外す策は不調に終わりました。シュート15本のうち、7本はハーランド。ウインガーは単独の仕掛けが目立ち、ゴール前は薄くなりがちで、クロスの行き先はエースばかりでした。単調な攻撃と脆弱な守備を改善できなければ、今後もポイントをロストし続けるでしょう。
早くもビッグ6との前半戦を終えたブライトンは、3勝1分2敗と大健闘。縦のボールを受けられるように中盤を修正しつつ、ウェルベックの周辺でジョアン・ペドロを動かしたヒュルツェラー采配が実を結びました。次節からマン・シティと戦うポステコグルーとスロットは、後半の崩壊のプロセスをチェックするはずです。まずはスパーズ。連敗は止まるのか…?(マット・オライリー 写真著作者/pantkiewicz)
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