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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【MAN.UTD×Everton】日替わりストライカーと最終ラインのテスト続行…アモリムはリーグ戦初勝利!

立ち上がりは上々。久しぶりの出場となるメイヌーの3分のミドルは、GKの正面です。10分過ぎから、徐々にアウェイチームのペース。14分にザークツィーが右に送ったパスを、フリーのアマド・ディアロが左足で合わせますが、大きく左に外れました。リサンドロ・マルティネスとダロトのサイドを攻められ始めたマンチェスター・ユナイテッドに、苦戦の予感が漂っています。

プレミアリーグ13節、オールド・トラフォードに乗り込んできたのは15位のエヴァートン。ルーベン・アモリム監督は、個々の適性や相性を探りながら戦っているようです。1-1のドローに終わったイプスウィッチ戦の最前線はラシュフォード、3-2で勝ったELのボデ/グリムト戦はホイルンド。今日はザークツィーの後ろにラシュフォードとブルーノ・フェルナンデスが並んでいます。

ターニングポイントとなったのは、21分の攻防です。マクニールの縦パスで、リサンドロ・マルティネスとデ・リフトの間をすり抜けたのはベト。飛び出したオナナが、右に流れた14番の足元に入っていれば、PKを取られたかもしれません。踏み止まったGKは、デ・リフトとともにコースを塞ぎ、右足のシュートはニアにアウト。守護神の判断が失点を回避したシーンでした。

アウェイチームの速攻に手を焼き、チャンスを創れなかったマンチェスター・ユナイテッドは、34分のCKを活かしました。ブルーノのキックは、ボックスの入り口で待っていたラシュフォードへ。フリーで合わせた右足のボレーは、ブランスフェイトに当たってネットを揺らしました。さらに41分、ピックフォードが左のベトに預けると、アマド・ディアロが奪いにいきました

ベトが後方のブランスウェイトに戻すと、スピードを緩めなかったアマド・ディアロがバックパスをカット。こぼれ球を拾ったブルーノ・フェルナンデスはボックス右に入り、中央に走り込んだザークツイーに優しいグラウンダーを通しました。左足で流し込んだオランダ代表FWは、開幕節のフラム戦以来のプレミアリーグ2発めです。

いい形で前半を終えたホームチームは、後半の開始20秒で勝負を決めました。ピックフォードのロングキックをクリアし、下がってきたザークツィーにブルーノがつなぐと、ダイレクトで右サイドに流した素晴らしいパスでアマド・ディアロがフリーです。ボックス手前まで持ち込んだWBは無理に打たず、右に流れたラシュフォードにラストパスを通しました。

冷静だった10番がGKの股間を抜いて3-0。アモリム監督が56分にマズラウィとデ・リフトを下げ、マグワイアとルーク・ショーを投入したのは、3日後のアーセナル対策とテストを兼ねた采配でしょう。4点めは64分。右サイドからカウンターを仕掛けたアマド・ディアロは、2人に囲まれて止められても諦めず、マイコレンコのバックパスがタルコフスキーに届く前に奪取しました。

カットインからボックスの手前に持ち込むと、最終ラインはアシュリー・ヤングのみ。左で空いていたザークツィーが、ラストパスを右隅に流し込みました。直後、ブルーノとカゼミーロのベテランコンビが下がり、ウガルテとガルナチョ。80分にメイヌーがお役御免となり、メイソン・マウントが入っています。

4-0となってからのエヴァートンのシュートは、85分のパターソンのクロスに飛び込んだカルヴァート=ルーウィンのダイビングヘッドだけで、体を投げ出して止めたオナナは、今季プレミアリーグで7度めのクリーンシートです。アモリム就任からの3試合で、ラシュフォードが3発、ホイルンドとザークツィーが2発。右のWBにうまくはまったアマド・ディアロは3アシストです。

19ポイントで9位に浮上したマンチェスター・ユナイテッドは、4位ブライトンと4ポイント差。3-4-2-1で懸案だったWBにアマド・ディアロ、ダロト、ルーク・ショー、マラシアがフィットすれば、来季のCL出場権を狙えるでしょう。ミッドウィークのアーセナルとのアウェイゲームで勝つのは難しそうですが、マンチェスターダービーなら…!


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