2024.12.05 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Arsenal×MAN.UTD】脅威のCK2発!マン・ユナイテッドの速攻を封じたアーセナル、快勝!
過去5試合は、アーセナルが4勝1敗。マンチェスター・ユナイテッドの最後の勝利は2021年12月の3-2で、クリスティアーノ・ロナウドが2ゴールという懐かしい試合です。エミレーツとなるとさらに遡って、2019年1月のFAカップ4回戦。ゴールを決めたのはアレクシス・サンチェス、リンガード、マルシアルです。
ミケル・アルテタにアウェイで勝っていないマン・ユナイテッドは、ルーベン・アモリムの新機軸で3ポイントを強奪できるのか。まずはアーセナルのスタメンを確認しましょう。GKラヤ、DFティンバー、サリバ、キヴィオル、ジンチェンコ、MFトーマス、ウーデゴーア、デクラン・ライス、FWサカ、カイ・ハヴェルツ、マルティネッリ。最大の懸念は、ガブリエウの欠場です。
アウェイチームの最初の仕事は、強力な右サイドを抑えることですが、リサンドロ・マルティネスとメイヌーをサスペンデッドで欠いています。GKオナナ、DFマズラウィ、デ・リフト、マグワイア。センターはブルーノ・フェルナンデスとウガルテ、WBはダロトとマラシア。メイソン・マウントとガルナチョの前に、ホイルンドを配する3-4-2-1です。
キックオフの直後、マン・ユナイテッドがオナナに戻すとアーセナルが強烈なプレス。自分たちの仕切りでやらせてもらうと宣言するかのようです。紺のシャツで戦うアウェイチームのビルドアップは窮屈になり、結局オナナのロングフィードに頼るシーンが続いています。8分のデクラン・ライスのCKは、ニアで空いたトーマスへ。ヘッドをミスしたMFは頭を抱えています。
10分過ぎからポゼッションを取り始めたマン・ユナイテッドは、サイドでキープした際のアイデアがありません。サカをケアしているマラシアが思い切って上がれず、ガルナチョが減速してしまうのが停滞の理由でしょう。ウーデゴーアとサカがマズラウィから奪ったのは21分。サカのヒールパスを受けたティンバーのクロスは、ブルーノがカットしてCKです。
25分のサカのCKをオナナがパンチし、拾ったジンチェンコのシュートをウガルテがブロックすると、こぼれ球を直接叩いたマルティネッリのボレーは浮いてしまいました。マン・ユナイテッドは左、アーセナルは右に偏ったアタックは互いに人数を寄せて守っており、決定機が生まれる気配はありません。
42分、左からのFKをボックス右に上げたのはメイソン・マウント。競り勝ったマグワイアは、この試合で初めての敵陣ボックスでのタッチで、キヴィオルのクリアを拾ったメイソン・マウントのミドルはチーム初のシュートです。右に逸れたボールをマグワイアが収めてニアに送ると、キヴィオルのクリアはダロトにカットされますが、右足のシュートはファーに逸れていきました。
前半のシュートは3対2、オンターゲットは両者ともゼロで、マン・ユナイテッドのxGは0.07。セットピースからのシュートしかないしょっぱい試合は、後半に動くのでしょうか。アモリム監督はハーフタイムにマラシアを下げ、アマド・ディアロを投入。48分にデクラン・ライスのパスを受けたマルティネッリは、ドリブルからのシュートをマグワイアにカットされました。
1分後、トーマスの絶妙な浮き球がボックス右に入ったティンバーへ。折り返しをキープしたウーデゴーアが後ろに落とすと、デクラン・ライスのダイレクトショットはメイソン・マウントがスライディングで足に当てたようです。ガナーズの先制は53分。デクラン・ライスの左からのCKがニアに入ると、頭を振ってゴール右に決めたのはティンバーです。
1-0となった58分、ウガルテが左のダロトに展開すると、カットインからのミドルは右にアウト。アムリム監督はこの直後にマグアイア、ガルナチョ、ウガルテを一気に下げ、レニー・ヨロ、ラシュフォード、ザークツィーで勝負です。66分、ボックス右からのFKをブルーノがファーに浮かすと、デ・リフトのヘッドはラヤが左にダイブするビッグセーブでしのぎました。
71分、マルティネッリとジンチェンコが下がり、ミケル・メリノとトロサール。アマド・ディアロに振り回されていたジンチェンコを、ティンバーに代えたかったのでしょう。73分、サカのCKをファーのトーマスが頭で折り返すと、ボールはサリバの腰に当たってネットを揺らしました。アンタッチャブルなCBは、今季プレミアリーグ初ゴールです。
75分のショートカウンターは、ウーデゴーアのラストパスで左から抜けたカイ・ハヴェルツが、左足のシュートをオナナに当ててCK。直後のデクラン・ライスのCKは、直接バーにヒットしています。2分後、サカのCKはフリーのミケル・メリノへ。右隅を狙ったヘッダーは、惜しくもポストの脇を抜けていきました。
79分、ホイルンドに代わってアントニー。打てるボールをもらえなかったストライカーにとって、ストレスが溜まるゲームでした。86分のブルーノのFKは、サインプレー。蹴るふりをして壁の左に流れたアントニーは、丁寧に枠に収めたシュートをラヤにセーブされました。90分にウーデゴーアがアウトとなり、ジョルジーニョ。4分の追加タイムに、シュートはありませんでした。
勝負を象徴する数字を挙げるとすれば、CKの本数13対0と、2.33対0.37だったxGでしょうか。MVPはニコラス・ジョヴァーでもいいのかもしれません。マンチェスター・ユナイテッドの2本のオンターゲットは、いずれもFKから。前半のキヴィオルのクリアミスと、アマド・ディアロのドリブル突破以外に期待感を抱けるシーンはありませんでした。
それにしても、デクラン・ライスとサカのCKは素晴らしいのひとこと。とりわけゴールラインぎりぎりに蹴り込んでくる41番のボールは、クリアするほうのタッチが少しでもずれたら即、アウトです。終始冷静だったアーセナルの守備陣と、リーグ屈指のプレースキッカーに拍手を送りたいと思います。完敗でした。
3ポイントをゲットしたものの、チェルシーに得失点差でかわされたアーセナルの次節は、好不調の波があるフラム。4位との差が7ポイントとなったマン・ユナイテッドは、オールド・トラフォードでノッティンガム・フォレストです。この後、マンチェスターダービーとトッテナム戦が控えているアモリムのチームは、ここが踏ん張りどころでしょう。ぜひ、胸のすく勝利を!
ミケル・アルテタにアウェイで勝っていないマン・ユナイテッドは、ルーベン・アモリムの新機軸で3ポイントを強奪できるのか。まずはアーセナルのスタメンを確認しましょう。GKラヤ、DFティンバー、サリバ、キヴィオル、ジンチェンコ、MFトーマス、ウーデゴーア、デクラン・ライス、FWサカ、カイ・ハヴェルツ、マルティネッリ。最大の懸念は、ガブリエウの欠場です。
アウェイチームの最初の仕事は、強力な右サイドを抑えることですが、リサンドロ・マルティネスとメイヌーをサスペンデッドで欠いています。GKオナナ、DFマズラウィ、デ・リフト、マグワイア。センターはブルーノ・フェルナンデスとウガルテ、WBはダロトとマラシア。メイソン・マウントとガルナチョの前に、ホイルンドを配する3-4-2-1です。
キックオフの直後、マン・ユナイテッドがオナナに戻すとアーセナルが強烈なプレス。自分たちの仕切りでやらせてもらうと宣言するかのようです。紺のシャツで戦うアウェイチームのビルドアップは窮屈になり、結局オナナのロングフィードに頼るシーンが続いています。8分のデクラン・ライスのCKは、ニアで空いたトーマスへ。ヘッドをミスしたMFは頭を抱えています。
10分過ぎからポゼッションを取り始めたマン・ユナイテッドは、サイドでキープした際のアイデアがありません。サカをケアしているマラシアが思い切って上がれず、ガルナチョが減速してしまうのが停滞の理由でしょう。ウーデゴーアとサカがマズラウィから奪ったのは21分。サカのヒールパスを受けたティンバーのクロスは、ブルーノがカットしてCKです。
25分のサカのCKをオナナがパンチし、拾ったジンチェンコのシュートをウガルテがブロックすると、こぼれ球を直接叩いたマルティネッリのボレーは浮いてしまいました。マン・ユナイテッドは左、アーセナルは右に偏ったアタックは互いに人数を寄せて守っており、決定機が生まれる気配はありません。
42分、左からのFKをボックス右に上げたのはメイソン・マウント。競り勝ったマグワイアは、この試合で初めての敵陣ボックスでのタッチで、キヴィオルのクリアを拾ったメイソン・マウントのミドルはチーム初のシュートです。右に逸れたボールをマグワイアが収めてニアに送ると、キヴィオルのクリアはダロトにカットされますが、右足のシュートはファーに逸れていきました。
前半のシュートは3対2、オンターゲットは両者ともゼロで、マン・ユナイテッドのxGは0.07。セットピースからのシュートしかないしょっぱい試合は、後半に動くのでしょうか。アモリム監督はハーフタイムにマラシアを下げ、アマド・ディアロを投入。48分にデクラン・ライスのパスを受けたマルティネッリは、ドリブルからのシュートをマグワイアにカットされました。
1分後、トーマスの絶妙な浮き球がボックス右に入ったティンバーへ。折り返しをキープしたウーデゴーアが後ろに落とすと、デクラン・ライスのダイレクトショットはメイソン・マウントがスライディングで足に当てたようです。ガナーズの先制は53分。デクラン・ライスの左からのCKがニアに入ると、頭を振ってゴール右に決めたのはティンバーです。
1-0となった58分、ウガルテが左のダロトに展開すると、カットインからのミドルは右にアウト。アムリム監督はこの直後にマグアイア、ガルナチョ、ウガルテを一気に下げ、レニー・ヨロ、ラシュフォード、ザークツィーで勝負です。66分、ボックス右からのFKをブルーノがファーに浮かすと、デ・リフトのヘッドはラヤが左にダイブするビッグセーブでしのぎました。
71分、マルティネッリとジンチェンコが下がり、ミケル・メリノとトロサール。アマド・ディアロに振り回されていたジンチェンコを、ティンバーに代えたかったのでしょう。73分、サカのCKをファーのトーマスが頭で折り返すと、ボールはサリバの腰に当たってネットを揺らしました。アンタッチャブルなCBは、今季プレミアリーグ初ゴールです。
75分のショートカウンターは、ウーデゴーアのラストパスで左から抜けたカイ・ハヴェルツが、左足のシュートをオナナに当ててCK。直後のデクラン・ライスのCKは、直接バーにヒットしています。2分後、サカのCKはフリーのミケル・メリノへ。右隅を狙ったヘッダーは、惜しくもポストの脇を抜けていきました。
79分、ホイルンドに代わってアントニー。打てるボールをもらえなかったストライカーにとって、ストレスが溜まるゲームでした。86分のブルーノのFKは、サインプレー。蹴るふりをして壁の左に流れたアントニーは、丁寧に枠に収めたシュートをラヤにセーブされました。90分にウーデゴーアがアウトとなり、ジョルジーニョ。4分の追加タイムに、シュートはありませんでした。
勝負を象徴する数字を挙げるとすれば、CKの本数13対0と、2.33対0.37だったxGでしょうか。MVPはニコラス・ジョヴァーでもいいのかもしれません。マンチェスター・ユナイテッドの2本のオンターゲットは、いずれもFKから。前半のキヴィオルのクリアミスと、アマド・ディアロのドリブル突破以外に期待感を抱けるシーンはありませんでした。
それにしても、デクラン・ライスとサカのCKは素晴らしいのひとこと。とりわけゴールラインぎりぎりに蹴り込んでくる41番のボールは、クリアするほうのタッチが少しでもずれたら即、アウトです。終始冷静だったアーセナルの守備陣と、リーグ屈指のプレースキッカーに拍手を送りたいと思います。完敗でした。
3ポイントをゲットしたものの、チェルシーに得失点差でかわされたアーセナルの次節は、好不調の波があるフラム。4位との差が7ポイントとなったマン・ユナイテッドは、オールド・トラフォードでノッティンガム・フォレストです。この後、マンチェスターダービーとトッテナム戦が控えているアモリムのチームは、ここが踏ん張りどころでしょう。ぜひ、胸のすく勝利を!
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