2024.12.08 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Crystal Palace×MAN.CITY】速攻とCKで2失点…攻守とも課題山積のマン・シティ、納得のドロー!
14節のノッティンガム・フォレスト戦は、ベルナルド・シウヴァ、デブライネ、ジェレミー・ドクのゴールで3-0快勝。マン・シティのプレミアリーグの連敗は4で止まったものの、バックパスミスや自陣でのロストでピンチを招いており、復活とはいえない勝利でした。土曜日のゲームは、セルハースト・パークでクリスタル・パレス。過去3シーズンは3勝2分1敗と苦戦している相手です。
ペップ・グアルディオラは、前節から4人を入れ替えています。GKオルテガ、最終ラインはカイル・ウォーカー、ルベン・ディアス、グヴァルディオルの3枚か。中盤センターはリコ・ルイスとギュンドアン、2列めにサヴィーニョ、ベルナルド・シウヴァ、デブライネ、マテウス・ヌネス、ワントップはハーランド。開始4分、いきなり先制したのはクリスタル・パレスでした。
ハーフライン手前で、イスマイラ・サールのパスをギュンドアンがカット。こぼれ球をウィル・ヒューズが拾った瞬間、グヴァルディオルは中盤に上がっており、左をケアしていたリコ・ルイスは外で呼んでいたムニョスが見えていませんでした。美しいスルーパスがムニョスに通り、ボックス右からのシュートをオルテガは弾き切れませんでした。
0-1の7分、デブライネのスルーパスがCBの間から抜けたハーランドへ。飛び出したディーン・ヘンダーソンは顔面でセーブし、メディカルスタッフのケアを受けています。ルベン・ディアスのバックパスを、エゼが追ったのは10分。ファンブルしたオルテガは、すかさずダッシュして懐に収めましたが、最終ラインの余裕のなさが露呈したプレイのように見えます。
13分のCKに競り勝ったグヴァルディオルのヘッドは、右にアウト。18分に左に流れたハーランドは、デブライネに預けて中央に進路を変えますが、グラウンダーは後ろに出てしまい、何とか触っただけでした。20分のCKをルベン・ディアスが左足でカットすると、ボールはイスマイラ・サールの足元へ。フリーのシュートはミスキックで、クロスバーのはるか上を越えていきました。
早く追いつきたいマン・シティが決定機をつかんだのは23分。デブライネの左からのクロスをラクロワがクリアすると、落ち際を叩いたギュンドアンの左足ボレーは右ポストにヒットしました。跳ね返ってきたボールはサヴィーニョの足元に届きますが、切り返しから左足で巻いたシュートは、左のポストの外を抜けていきました。
同点ゴールは30分、クリスタル・パレスの右からの速攻をしのいだ直後でした。マテウス・ヌネスのクロスの行き先にはグエイとタイリック・ミッチェルがおり、ハーランドがいなければ出さなかったはずです。グエイの後ろに入ったストライカーは悠々と競り勝ち、高く浮いたボールは左のサイドネットに吸い込まれました。
42分のカウンターで、左に流れたサヴィーニョのミドルはクロスバーの上。1-1で折り返したゲームが動いたのは、56分でした。自陣でのパスミスをウィル・ヒューズにさらわれ、ミドルシュートを打たれてCKとなり、ラクロワのヘディングで2-1。マークしていたカイル・ウォーカーはジャンプすらできず、「フリーのヘッダーで勝ち越しゴール」といっていいでしょう。
残り30分を切ってもペップは動かず。アウェイチームが再び追いついたのは、68分でした。ギュンドアンのパスをデブライネがダイレクトでベルナルド・シウヴァにつなぎ、短いスルーパスを受けたリコ・ルイスのシュートが左隅に突き刺さりました。一気にペースアップした中央突破は、フィニッシュもここしかないといえるコースで、マン・シティならではのクオリティです。
ペップがようやくカードを切ったのは79分、サヴィーニョをジェレミー・ドク。82分のCKのクリアから、デブライネのスルーパスでボックス左に抜けたドクは、打てたのではないか…。猛攻を遮る事件が起こったのは84分、ボックス左で奪われたリコ・ルイスが取り返そうとして試みたスライディングは、既にボールを出していたチャロバーの足にかかり、2枚めのイエローです。
87分にデブライネの後を継いだグリーリッシュは、3本のパスを通しただけでタイムアップ。マン・シティは10人になってから、1本も打てずに終わっています。シュートは12対12、オンターゲットは3対4。両者ともに、納得のドローといえるでしょう。カイル・ウォーカーとグヴァルディオルは相変わらずミスが多く、中盤のパスワークはスローでした。
マン・シティの攻撃の課題は、ウインガーが脅威になっていないことでしょう。マテウス・ヌネス、サヴィーニョ、フォーデン、グリーリッシュは未だノーゴールで、ドクとベルナルド・シウヴァを足しても3ゴール。ハーランドの個人力とデブライネのキラーパス頼みのアタックは、11月以降の6試合で7ゴールとペースダウンしています。
自陣でのボールロストが多いのも懸念材料で、サイドからのカウンタ―対策も必要です。負傷者続出&課題山積のペップは、上位の背中が見えているうちにチームを立て直せるでしょうか。次節はマンチェスターダービー。ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ、アマド・ディアロ、ホイルンドが繰り出すカウンターに要注意です。(リコ・ルイス 写真著作者/Hameltion)
ペップ・グアルディオラは、前節から4人を入れ替えています。GKオルテガ、最終ラインはカイル・ウォーカー、ルベン・ディアス、グヴァルディオルの3枚か。中盤センターはリコ・ルイスとギュンドアン、2列めにサヴィーニョ、ベルナルド・シウヴァ、デブライネ、マテウス・ヌネス、ワントップはハーランド。開始4分、いきなり先制したのはクリスタル・パレスでした。
ハーフライン手前で、イスマイラ・サールのパスをギュンドアンがカット。こぼれ球をウィル・ヒューズが拾った瞬間、グヴァルディオルは中盤に上がっており、左をケアしていたリコ・ルイスは外で呼んでいたムニョスが見えていませんでした。美しいスルーパスがムニョスに通り、ボックス右からのシュートをオルテガは弾き切れませんでした。
0-1の7分、デブライネのスルーパスがCBの間から抜けたハーランドへ。飛び出したディーン・ヘンダーソンは顔面でセーブし、メディカルスタッフのケアを受けています。ルベン・ディアスのバックパスを、エゼが追ったのは10分。ファンブルしたオルテガは、すかさずダッシュして懐に収めましたが、最終ラインの余裕のなさが露呈したプレイのように見えます。
13分のCKに競り勝ったグヴァルディオルのヘッドは、右にアウト。18分に左に流れたハーランドは、デブライネに預けて中央に進路を変えますが、グラウンダーは後ろに出てしまい、何とか触っただけでした。20分のCKをルベン・ディアスが左足でカットすると、ボールはイスマイラ・サールの足元へ。フリーのシュートはミスキックで、クロスバーのはるか上を越えていきました。
早く追いつきたいマン・シティが決定機をつかんだのは23分。デブライネの左からのクロスをラクロワがクリアすると、落ち際を叩いたギュンドアンの左足ボレーは右ポストにヒットしました。跳ね返ってきたボールはサヴィーニョの足元に届きますが、切り返しから左足で巻いたシュートは、左のポストの外を抜けていきました。
同点ゴールは30分、クリスタル・パレスの右からの速攻をしのいだ直後でした。マテウス・ヌネスのクロスの行き先にはグエイとタイリック・ミッチェルがおり、ハーランドがいなければ出さなかったはずです。グエイの後ろに入ったストライカーは悠々と競り勝ち、高く浮いたボールは左のサイドネットに吸い込まれました。
42分のカウンターで、左に流れたサヴィーニョのミドルはクロスバーの上。1-1で折り返したゲームが動いたのは、56分でした。自陣でのパスミスをウィル・ヒューズにさらわれ、ミドルシュートを打たれてCKとなり、ラクロワのヘディングで2-1。マークしていたカイル・ウォーカーはジャンプすらできず、「フリーのヘッダーで勝ち越しゴール」といっていいでしょう。
残り30分を切ってもペップは動かず。アウェイチームが再び追いついたのは、68分でした。ギュンドアンのパスをデブライネがダイレクトでベルナルド・シウヴァにつなぎ、短いスルーパスを受けたリコ・ルイスのシュートが左隅に突き刺さりました。一気にペースアップした中央突破は、フィニッシュもここしかないといえるコースで、マン・シティならではのクオリティです。
ペップがようやくカードを切ったのは79分、サヴィーニョをジェレミー・ドク。82分のCKのクリアから、デブライネのスルーパスでボックス左に抜けたドクは、打てたのではないか…。猛攻を遮る事件が起こったのは84分、ボックス左で奪われたリコ・ルイスが取り返そうとして試みたスライディングは、既にボールを出していたチャロバーの足にかかり、2枚めのイエローです。
87分にデブライネの後を継いだグリーリッシュは、3本のパスを通しただけでタイムアップ。マン・シティは10人になってから、1本も打てずに終わっています。シュートは12対12、オンターゲットは3対4。両者ともに、納得のドローといえるでしょう。カイル・ウォーカーとグヴァルディオルは相変わらずミスが多く、中盤のパスワークはスローでした。
マン・シティの攻撃の課題は、ウインガーが脅威になっていないことでしょう。マテウス・ヌネス、サヴィーニョ、フォーデン、グリーリッシュは未だノーゴールで、ドクとベルナルド・シウヴァを足しても3ゴール。ハーランドの個人力とデブライネのキラーパス頼みのアタックは、11月以降の6試合で7ゴールとペースダウンしています。
自陣でのボールロストが多いのも懸念材料で、サイドからのカウンタ―対策も必要です。負傷者続出&課題山積のペップは、上位の背中が見えているうちにチームを立て直せるでしょうか。次節はマンチェスターダービー。ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ、アマド・ディアロ、ホイルンドが繰り出すカウンターに要注意です。(リコ・ルイス 写真著作者/Hameltion)
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