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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Brentford×Arsenal】同点はジェズス、逆転は得意のCK!アーセナルが3発快勝で2位キープ!

イーサン・ヌワネリは初先発です。プレミアリーグ19節、ブレントフォードVSアーセナル。デクラン・ライスはベンチスタートで、カイ・ハヴェルツは体調不良で欠場です。17歳のアタッカ―は、ブカヨ・サカのポジションで結果を出せるでしょうか。まずはアウェイチームのスターティングメンバーをチェックしておきましょう。

GKラヤ、DFティンバー、サリバ、ガブリエウ、カラフィオーリ、MFトーマス、ウーデゴーア、ミケル・メリノ、FWヌワネリ、ジェズス、マルティネッリ。立ち上がりからポゼッションを取ったアーセナルは、右サイドでボールをまわしてスペースを創ろうとしています。3分に左から抜け出したウィサのクロスは、ラヤが前に出てキャッチしました。

10分のウーデゴーアのミドルは、クロスバー越え。ブレントフォードの先制は13分でした。ウーデゴーアのパスを自陣でカットしたのはダムズゴーア。右サイドでパスを受けたエンベウモがカットインからカラフィオーリをかわし、ニアに美しいシュートを決めました。ティンバーにイエローが出たのは17分。5枚めとなり、次節はサスペンデッドです。

早く追いつきたいアーセナルですが、ジェズスが頻繁に左に出ており、サイドからのクロスのターゲットが少ないのが気になります。28分のルイス・ポッターのシュートを後ろに逸らしたラヤは、必死に戻ってゴールライン上でクリア。アーセナルの同点ゴールは29分、ボックスの入り口に5人が集まった波状攻撃でした。

ミケル・メリノやマルティネッリが打とうとするたびにカットされ、すかさず拾うシーンが続いた後、トーマスの強烈なミドルが右隅へ。GKフレッケンが左に弾くと、いち早く反応したジェズスのダイビングヘッドがネットを揺らしました。直近の公式戦4試合で6発めとなるストライカーは、トップフォームを取り戻したようです。

攻め続けたアーセナルは、サイドで持てるものの、ボックスへのボールがつながらず。40分のマルティネッリのシュートはブロックされ、追加タイム1分に右から突破を図ったヌワネリのクロスは、フレッケンがキャッチしています。前半のポゼッションは38%対62%、シュートは4対9、オンターゲットは2対2。デュエル6戦全勝のトーマスの献身的なプレイが目を引いた45分でした。

後半最初のCKは50分。マルティネッリの左からのキックはクリアされ、右からのCKをヌワネリが中央に入れると、フレッケンのパンチがうまく当たらず混戦となりました。ジェズスのボレーをファン・デン・ベルフがブロックすると、こぼれ球に先着したミケル・メリノのハーフボレーがゴールのど真ん中に決まりました。

1-2となった53分、ヌワネリのクロスはコリンズがクリア。腿でトラップしたマルティネッリが、右足アウトにかけた強烈な一撃をネットに突き刺しました。今季プレミアリーグで5ゴールとなった11番は、60分にもロングフィードを追って左にスプリントし、ニアに走り込んだジェズスにラストパスを通しています。

右足で流し込もうとした9番は、ファン・デン・ベルフに弾き飛ばされ、ファールをアピールするも笛は鳴らず。リーグ5位の32ゴールをゲットしているブレントフォードに2点差は、セーフティとはいえません。トーマス・フランク監督は、75分にイェンセン、シャーデ、メゴマ、キム・ジスを一気に投入。アルテタ監督は2分後に3枚です。

ヌワネリ、カラフィオーリ、ミケル・メリノが下がり、トロサール、ルイス=スケリー、デクラン・ライス。88分のウーデゴーアをジョルジーニョ、91分のジェズスをジンチェンコは、スコアをキープするための策でしょう。必死に攻めるブレントフォードのクロスは味方に届かず、集中力を切らさなかったアーセナルが1-3で快勝となりました。

MVPは、同点ゴールを決めた後に逆転ゴールにつながるボレーを放ったジェズスでしょうか。ドリブル成功4回と最終ラインを翻弄したストライカーは、今後もコンスタントに決めてくれそうです。豪快なシュートを叩き込んだマルティネッリは、チャンスクリエイト4回を記録しており、中盤を落ち着かせたトーマスはデュエル10戦9勝です。

右のウイングでプレイしたヌワネリも、2点めを生み出したCKと3点めにつながったクロスで勝利に貢献。次戦に期待を抱かせるパフォーマンスといっていいでしょう。1月は9試合という過密スケジュールですが、次節のブライトン戦の後は5試合連続でホームです。今季のロンドンでは、15勝5分と未だ無敗。今日の前線の3人が、さらに調子を上げてくれれば全勝も期待できます。

3枚のレッドカードと主力の負傷で、苦しい前半戦になりましたが、何とか2位で折り返すことができました。首位リヴァプールに、これ以上引き離されなければ、チャンスが巡ってくる可能性は充分にあります。デクラン・ライス、ジェズス、カラフィオーリ、マルティネッリ…不本意な前半戦だった選手たちの巻き返しに期待しましょう。


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