2025.01.05 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Brighton×Arsenal】ヌワネリ先制、しかし…後半は空転したアーセナル、無念のドロー決着!
11月26日に開催されたスポルティングCPとのアウェイゲームから、1月25日のウルヴス戦の間にある15試合のうち、14試合がロンドン。2ヵ月の大半を地元で過ごせるアーセナルの唯一の遠征が、本日のブライトン戦です。とはいえ、ロンドンからブライトンは電車なら1時間。東京から鎌倉や所沢、大阪から加古川や奈良に出る程度で、移動の負担はないといっていいでしょう。
今季からブライトンで指揮を執るファビアン・ヒュルツェラー監督は31歳。ウェルベックの3つ年下で、ミルナーとは8つも離れています。開幕から連勝スタートで、13節にTOP4に食い込んだものの、11月末から5分2敗と勝利なし。インターナショナルブレイク以降は6勝2分と好調のアーセナルと、このタイミングでは当たりたくなかったのではないでしょうか。
エミレーツではデクラン・ライスがレッドカードをもらい、1-1のドロー。過去4シーズンのプレミアリーグは3勝2分3敗と互角で、好調のガナーズといえども簡単に勝てる相手ではありません。中2日というタイトなスケジュールのアルテタ監督は、1-3で快勝のブレントフォード戦から3枚をスイッチ。ティンバーはサスペンデッドで、ウーデゴーアはベンチスタートです。
GKラヤ、DFトーナス、サリバ、ガブリエウ、カラフィオーリ、MFジョルジーニョ、デクラン・ライス、ミケル・メリノ、FWヌワネリ、ジェズス、トロサール。序盤はブライトンが主導権を握っており、ガナーズはプレスに専念する時間が続いています。左から仕掛けた6分の波状攻撃はシュートを打てず、右サイドからのヌワネリのドリブルはカットされました。
ガナーズの最初の決定機は15分。右に出たミケル・メリノがサイドのデクラン・ライスとパス交換をしている間に、ヌワネリがエストゥピニャンの裏に出ました。ミケル・メリノの浮き球のスルーパスを受けた17歳は、カットインからボックス右に侵入し、左足でシュート。足元を狙われたGKフェルブルッヘンは弾き切れず、ボールはネットに届きました。
プレミアリーグ通算2発めは、ブカヨ・サカの像が重なるファインゴール。ミケル・メリノは初アシストです。リードされたブライトンは丁寧なビルドアップで、再度ペースをつかもうとしています。19分のアディングラのミドルは、サリバがブロック。CKからジョルジーニョがクリアミスをしますが、アディングラもボレーがうまく当たりませんでした。
21分にオライリーと接触したラヤが応急処置を受けている間に、選手たちは指揮官の周りに集まって戦い方を確認しているようです。押しているブライトンはサイドでアイデアがなく、ガナーズはボックスの周囲で攻めあぐむ時間が増えています。ジョルジーニョが自陣右で奪われたのは33分。バレバ、オライリーと右につながり、中央でパスをもらったアディングラはフリーです。
ビッグチャンスでしたが、右足のシュートはアウトにかかって右に逸れてしまいました。39分の左からのCKにフリーで走り込んだミケル・メリノはトーマスと重なり、決定的なヘッダーをコントロールできません。守備の枚数を確保しながらハーフタイムを迎えたアーセナルは、戦術をチューニングするのでしょうか。前半のポゼッションは46%対54%、シュートは6対5です。
ヒュルツェラー監督はオライリーとグルダを下げ、ヤンクバ・ミンテとルターを投入。アルテタ監督がヌワネリをマルティネッリに代えたのは負傷か、あるいは運動量を増やしたかったのか。トロサールがビルドアップからの縦パスをカットしたのは51分。ボックス左に出たジェズスはドリブルを止められ、ファールでチャンスは途絶えました。
デクラン・ライスが右からFKを蹴ったのは58分。グラウンダーに詰めたミケル・メリノの左足のタッチは、左に逸れていきました。直後、サリバと競ったジョアン・ペドロが転倒。PKというジャッジは、浮き球を処理しようとしたCBの頭が当たったからでしょうか。ジョアン・ペドロはラヤの逆を取り、右に浮かしてネットを揺らしました。
1-1となったタイミングで、アディングラに代わって三笘薫。2分後、アルテタ監督はジョルジーニョを下げ、ウーデゴーアで勝負です。残り20分を切っても、サイドでのつぶし合いが続くイーブンの展開。アーセナルは前線を動かすボールを出せず、キャプテンはミスが目立っています。ブライトンが決定機を創ったのは77分。カラフィオーリの裏に出たのはヤンクバ・ミンテです。
ボックス右に入ったウインガーがゴール前にグラウンダーを出すと、中央のアヤリもファーの三笘も触れず。85分のアヤリのFKは右に外れました。デクラン・ライスの右からのFKが、トーマスに届いたのは89分。フリーのヘッドを打ち上げた5番は頭を抱えています。93分に左から持ち込んだジェススがトロサールに落とすと、カットインからのシュートはバーを越えていきました。
痛恨のドローというべきか、負けなくてよかったと考えるべきか。ヌワネリはやはり、足に違和感があったようです。1-1となってからのシュートは、デクラン・ライスのミドル、トーマスのヘッダー、トロサールのミスショットのみ。後半のオンターゲットは1本で、戦術が空転したというしかありません。デクラン・ライスのFKに先着したミケル・メリノが決めてくれていれば…!
万全ではなかったウーデゴーアはパス成功4本と何もできず、マルティネッリはシュートゼロで終わっています。ジェズスが9番らしい動きを見せていたのは序盤だけで、左に流れるシーンが目立つようになってからはチャンスを創れませんでした。リヴァプールより2試合消化が多いのに5ポイント差は、絶望的なギャップに見えますが、諦めるのはまだ早いでしょう。
トロフィーは遠ざかったと嘆くのは、首位チームがマンチェスター・ユナイテッドとエヴァートンに勝ってからにしましょう。今はひたすら、勝利を重ねるのみ。カラバオカップのニューカッスル、FAカップのマン・ユナイテッド、ノースロンドンダービー、アストン・ヴィラ、CLのザグレブと続くホーム5連戦を制して、上が落ちてくるのを願うしかありません。
今季からブライトンで指揮を執るファビアン・ヒュルツェラー監督は31歳。ウェルベックの3つ年下で、ミルナーとは8つも離れています。開幕から連勝スタートで、13節にTOP4に食い込んだものの、11月末から5分2敗と勝利なし。インターナショナルブレイク以降は6勝2分と好調のアーセナルと、このタイミングでは当たりたくなかったのではないでしょうか。
エミレーツではデクラン・ライスがレッドカードをもらい、1-1のドロー。過去4シーズンのプレミアリーグは3勝2分3敗と互角で、好調のガナーズといえども簡単に勝てる相手ではありません。中2日というタイトなスケジュールのアルテタ監督は、1-3で快勝のブレントフォード戦から3枚をスイッチ。ティンバーはサスペンデッドで、ウーデゴーアはベンチスタートです。
GKラヤ、DFトーナス、サリバ、ガブリエウ、カラフィオーリ、MFジョルジーニョ、デクラン・ライス、ミケル・メリノ、FWヌワネリ、ジェズス、トロサール。序盤はブライトンが主導権を握っており、ガナーズはプレスに専念する時間が続いています。左から仕掛けた6分の波状攻撃はシュートを打てず、右サイドからのヌワネリのドリブルはカットされました。
ガナーズの最初の決定機は15分。右に出たミケル・メリノがサイドのデクラン・ライスとパス交換をしている間に、ヌワネリがエストゥピニャンの裏に出ました。ミケル・メリノの浮き球のスルーパスを受けた17歳は、カットインからボックス右に侵入し、左足でシュート。足元を狙われたGKフェルブルッヘンは弾き切れず、ボールはネットに届きました。
プレミアリーグ通算2発めは、ブカヨ・サカの像が重なるファインゴール。ミケル・メリノは初アシストです。リードされたブライトンは丁寧なビルドアップで、再度ペースをつかもうとしています。19分のアディングラのミドルは、サリバがブロック。CKからジョルジーニョがクリアミスをしますが、アディングラもボレーがうまく当たりませんでした。
21分にオライリーと接触したラヤが応急処置を受けている間に、選手たちは指揮官の周りに集まって戦い方を確認しているようです。押しているブライトンはサイドでアイデアがなく、ガナーズはボックスの周囲で攻めあぐむ時間が増えています。ジョルジーニョが自陣右で奪われたのは33分。バレバ、オライリーと右につながり、中央でパスをもらったアディングラはフリーです。
ビッグチャンスでしたが、右足のシュートはアウトにかかって右に逸れてしまいました。39分の左からのCKにフリーで走り込んだミケル・メリノはトーマスと重なり、決定的なヘッダーをコントロールできません。守備の枚数を確保しながらハーフタイムを迎えたアーセナルは、戦術をチューニングするのでしょうか。前半のポゼッションは46%対54%、シュートは6対5です。
ヒュルツェラー監督はオライリーとグルダを下げ、ヤンクバ・ミンテとルターを投入。アルテタ監督がヌワネリをマルティネッリに代えたのは負傷か、あるいは運動量を増やしたかったのか。トロサールがビルドアップからの縦パスをカットしたのは51分。ボックス左に出たジェズスはドリブルを止められ、ファールでチャンスは途絶えました。
デクラン・ライスが右からFKを蹴ったのは58分。グラウンダーに詰めたミケル・メリノの左足のタッチは、左に逸れていきました。直後、サリバと競ったジョアン・ペドロが転倒。PKというジャッジは、浮き球を処理しようとしたCBの頭が当たったからでしょうか。ジョアン・ペドロはラヤの逆を取り、右に浮かしてネットを揺らしました。
1-1となったタイミングで、アディングラに代わって三笘薫。2分後、アルテタ監督はジョルジーニョを下げ、ウーデゴーアで勝負です。残り20分を切っても、サイドでのつぶし合いが続くイーブンの展開。アーセナルは前線を動かすボールを出せず、キャプテンはミスが目立っています。ブライトンが決定機を創ったのは77分。カラフィオーリの裏に出たのはヤンクバ・ミンテです。
ボックス右に入ったウインガーがゴール前にグラウンダーを出すと、中央のアヤリもファーの三笘も触れず。85分のアヤリのFKは右に外れました。デクラン・ライスの右からのFKが、トーマスに届いたのは89分。フリーのヘッドを打ち上げた5番は頭を抱えています。93分に左から持ち込んだジェススがトロサールに落とすと、カットインからのシュートはバーを越えていきました。
痛恨のドローというべきか、負けなくてよかったと考えるべきか。ヌワネリはやはり、足に違和感があったようです。1-1となってからのシュートは、デクラン・ライスのミドル、トーマスのヘッダー、トロサールのミスショットのみ。後半のオンターゲットは1本で、戦術が空転したというしかありません。デクラン・ライスのFKに先着したミケル・メリノが決めてくれていれば…!
万全ではなかったウーデゴーアはパス成功4本と何もできず、マルティネッリはシュートゼロで終わっています。ジェズスが9番らしい動きを見せていたのは序盤だけで、左に流れるシーンが目立つようになってからはチャンスを創れませんでした。リヴァプールより2試合消化が多いのに5ポイント差は、絶望的なギャップに見えますが、諦めるのはまだ早いでしょう。
トロフィーは遠ざかったと嘆くのは、首位チームがマンチェスター・ユナイテッドとエヴァートンに勝ってからにしましょう。今はひたすら、勝利を重ねるのみ。カラバオカップのニューカッスル、FAカップのマン・ユナイテッド、ノースロンドンダービー、アストン・ヴィラ、CLのザグレブと続くホーム5連戦を制して、上が落ちてくるのを願うしかありません。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
コメントを残す