2025.02.23 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Everton×MAN.UTD】ブルーノ&ウガルテで追いついたマン・ユナイテッド、PK取り消しで何とかドロー!
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負傷者続出のアウェイチームのベンチは、5人がティーンエイジャーで、先制されると苦しくなりそうです。GKオナナ、DFマズラウィ、マグワイア、デ・リフト、2センターはウガルテとカゼミーロ。WBにダロトとパトリック・ドルグを配し、2列めはブルーノ・フェルナンデスとザークツィー、最前線にホイルンドという布陣です。
厳しいプレスに加えて、ロングフィードを駆使して攻め立てるエヴァートンに押されて、マイボールを前に出せないマンチェスター・ユナイテッド。キックオフの直後に足を痛めたマズラウィは、プレイを続けられるようです。最初のチャンスは12分。ボックス手前でグイェから奪ったウガルテが、すかさずボックス左にパスを通しました。
オーバーラップしたドルグのグラウンダーにホイルンドは触れず、ピックフォードがクリア。18分にカゼミーロがつぶされ、4対3のカウンターを仕掛けたドゥクレは、右から上がったリンドストロームに預けました。高速クロスは、マグワイアがカット。直後のCKで、ボールをクリアできなかったチームは、ドゥクレがゴール前に送ったボールをベトに叩き込まれてしまいました。
1-0となってからは、攻守が目まぐるしく入れ替わるイーブンの展開。マン・ユナイテッドは、ブルーノとドルグの左サイドに活路を見出そうとしています。右サイドのリンドストロームの縦パスで、ベトがマグワイアの裏を取ったのは32分。グラウンダーを受けたジャック・ハリソンのシュートをオナナが弾くと、浮いたボールをドゥクレが頭で押し込みました。
39分にはジェームズ・ガーナーが右からスプリントし、中央のベトにグラウンダー。右に持ったストライカーが打てずに後ろに戻すと、リンドストロームのミドルシュートはバーを越えていきました。42分のウガルテのロングシュートは、右にアウト。追加タイム2分のCKにニアで競り勝ったザークツィーは、ヘディングをコントロールできませんでした。
マンチェスター・ユナイテッドは、前半のオンターゲットがゼロ。2点リードのエヴァートンは、4本を枠内に入れています。後半の立ち上がりも、エヴァートンのペース。47分のCKを叩いた部ランスウェイトのヘッドは、オナナがキャッチしています。前線で孤立しがちなホイルンドにシュートチャンスはなく、競り合いからCKを獲得するのが精一杯です。
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72分、ブルーノ・フェルナンデスのFKが右隅へ。ピックフォードは蹴る瞬間に、逆に動いてしまいました。2‐1となるとエヴァートンは攻めに転じ、マン・ユナイテッドはCBの前のスペースを使われるシーンが増えています。ブルーノのFKが中央に入ったのは80分。クリアを胸でトラップし、左足のボレーを決めたのはウガルテでした。
ブルーノのロストから始まった88分のカウンターは、アシュリー・ヤングのクロスに合わせたベトのヘッドをオナナがキャッチ。1分後、2度の切り返しでアルカラスをかわしたブルーノの強烈なミドルは、ピックフォードが上にクリアしました。グイェのミドルをオナナが弾いたのは94分。こぼれ球に詰めようとしたアシュリー・ヤングが転倒し、ジャッジはPKです。
デ・リフトがシャツを引っ張った後、マグワイアが左手をかけており、アウトかと思いきやオンフィールドレビュー。39歳のベテランSBの不自然な倒れ方が、PK取り消しの理由になったようです。タイムアップの笛が鳴っても、グディソン・パークはブーイング。2‐2のドローは、両者ともに悔やまれる結果でしょう。
前半のローテンション、危なっかしいビルドアップ、セットピースとカウンターに脆い守備、9番を活かせないアタック…相変わらずのマン・ユナイテッドですが、ブルーノ・フェルナンデス、ドルグ、ウガルテ、ガルナチョの奮闘でドローに持ち込みました。シュート9本のうち7本は、ラスト20分から。もっと早くスイッチが入っていれば、違う結果を得られたのかもしれません。
パスもマークも雑なデ・リフトよりレニー・ヨロ、パスワークのテンポを落としてしまうザークツィーよりガルナチョでしょう。課題山積のチームではありますが、右のWBと2列めに適任が入れば、よくなるのではないかと思います。メイソン・マウントは実はフィットするのではないかと、秘かに期待しているのですが…。(マヌエル・ウガルテ 写真著作者/Atmedia25)
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