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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Chelsea×Saints】最前線のペドロ・ネトが1ゴール1アシスト!4発圧勝は復活のきっかけとなるか?

FAカップは2-1、プレミアリーグは3-0。ブライトンに連敗し、アストン・ヴィラ戦も2-1で落としたチェルシーは、サウサンプトンに4-0で圧勝して暫定4位に浮上しました。ボクシングデー以降の公式戦は4勝2分6敗、コール・パルマーは7試合連続でゴール&アシストがゼロ。懸念材料はあるものの、新戦力と若手の活躍でテンションが上がった夜は、勝利の余韻に浸るのみです。

スタンフォード・ブリッジが熱狂した先制ゴールは24分、エンソ・フェルナンデスのスルーパスで抜け出したコール・パルマーが、ラムズデールとの1対1を止められた直後のCKでした。中央で競り勝ったのはトシン・アダラビオヨ、ファーに流れたボールをダイビングヘッドで押し込んだのはエンクンク。スロースタートだったホームチームは、これでアクセル全開となりました。

2点めは36分。左サイドに出たエンソ・フェルナンデスがコルウィルのパスをトラップミスして、強引なパスをフリン・ダウンズに奪われた瞬間は、10秒以内にゴールが決まるとは思えませんでした。軽率な縦パスをインターセプトしたククレジャが、すかさず前にいたエンクンクにつなぐと、キープした18番は完璧なタイミングで左にラストパスを通しました。

中央から流れたペドロ・ネトが迷わずダイレクトでニアを狙うと、右手を出したラムズデールは触れず。勝負を決する3点めは、前半終了間際のFKでした。左からファーに浮かしたのはペドロ・ネト。アリボに競り勝ったのはコルウィルです。プレミアリーグで前半に3ゴール以上は今季3度めで、前回はアウェイのサウサンプトンでした。

後半も押し続けたチェルシーは、78分に4発めを決めました。自陣右サイドから、マロ・グストがドリブルで上がったカウンターは6対3。追いついたディブリングが遅らせると、SBはボックス右に縦パスを入れ、タイリック・ジョージの素晴らしいグラウンダーがファーのククレジャに届きました。フリーで右隅に突き刺した一撃は、今季プレミアリーグで3点めです。

最多失点の最下位に勝っただけで、TOP4フィニッシュに向けて視界良好とはいえないでしょう。しかし、不振から脱却するためのきっかけにはなるかもしれません。最大の収穫は、ペドロ・ネトが最前線で機能したこと。前節のヴィラ戦で1アシストと4つのチャンスメイクを記録していたレフティは、エンクンクと連携したショートカウンターとFKで2ゴールに絡んでいます。

コール・パルマーが停滞するなかで決めた4ゴールは、マレスカ戦術へのフィットが遅れていた選手たちの自信につながったのではないでしょうか。ノニ・マドゥエケのリタイアで出番が増えそうなタイリック・ジョージのアシストも、今後の期待感を高めるプレイを披露してくれました。指揮官にロングフィードはNGと厳命されたGKヨルゲンセンは、プレミアリーグで初のクリーンシートです。

次節のレスター戦でも3ポイントをゲットし、いい感触でアーセナル戦を迎えたいところです。本日は2位アーセナルと3位ノッティンガム・フォレストのシックスポインター。来週はフォレストと4位マン・シティの削り合いがあります。彼らの結果と、アーセナルとのロンドンダービー次第で2位まで見えてくるチェルシーは、今が勝負どころです。


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