2025.03.09 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Nottingham Forest×MAN.CITY】想定外のハドソン=オドイ!マン・シティはTOP4に残れるのか?

カットインからボックスに入ったハドソン=オドイと対峙したのは、サヴィーニョ。縦にひとつ持ったため、コースはニアに限定されました。これを見た多くのファンは、「エデルソンがセーブしてCK」をイメージしていたのではないでしょうか。プレミアリーグ屈指のショットストッパーは、67分のハドソン=オドイの決定的なシュートを超絶ビッグセーブでしのいでいます。
しかし14番のタッチからフィニッシュまでの速度は、守護神の想像を超えていたようです。右足のインフロントにかけた一撃がニアを襲い、慌てて出した左手の下をすり抜けると、ノッティンガム・フォレストの勝利を祈るサポーターの歓喜の声がシティ・グラウンドを揺らしました。9月のアンフィールドでリヴァプールを倒したときも、唯一のゴールを右隅に決めたのは彼でした。
土曜日のプレミアリーグ28節の最注目カードは、3位ノッティンガム・フォレストと4位マンチェスター・シティのシックスポインター。12月にエティハドで行われた最初の勝負は、直前まで公式戦7試合連続勝利なしと絶不調だったマン・シティが3‐0で快勝しています。この試合におけるフォレストの最大の敗因は、真っ向勝負を挑んだことでしょう。
昨季王者をホームに迎えたヌーノ・エスピーリト・サント監督は、スコアレスドローで終えたアーセナル戦と同様に、カウンターに徹する戦い方を選びました。直近のプレミアリーグは1分2敗、FAカップのエクセター戦と硫黄スウィッチ戦はPK戦の辛勝。この状況で、強気にはなれなかったのでしょう。マン・シティが悔やまれるのは、序盤のチャンスを活かせなかったことです。
7分に敵陣ボックス手前でボール奪取したハーランドは、右足のシュートが左のポストの外。14分にニコ・ゴンザレスが打った強烈なミドルは、左のポストにヒットしました。直後、左サイドのサヴィーニョが中央にグラウンダーを通すと、マークを外していたハーランドのダイレクトショットはミスキック。エースはこの後、シュートゼロで敗戦を告げるホイッスルを聞いています。
前半のマン・シティのオンターゲットは、42分にドクが中央にまわり込んで放ったミドルのみ。後半もボックス内で打てるチャンスを創れず、64分に攻め上がったルベン・ディアスのミドルと78分のデブライネのFK以外は、枠に飛びませんでした。1-0となった91分に、ショートコーナーからのクリアを叩いたコヴァチッチのボレーも、右のポストぎりぎりを抜けていきました。
意外性のあるパスが出せるデブライネとグリーリッシュの調子が上がらず、ウインガーの個人力頼みとなるシーンが増えたマン・シティは、チームを作り直す必要に迫られているように見えます。今日の試合で、チェルシーがレスターに勝てば5位。月曜日のハマーズ戦でニューカッスルが勝てば、47ポイントで並びます。
次節からブライトン、ボーンマスとTOP4争いの直接対決。どちらかを落としただけでも、7位に転落してしまうかもしれません。前人未到の5連覇をめざしていた最強チームは、トロフィーだけでなく、チャンピオンズリーグの出場権も失ってしまうのでしょうか。年明けから5ゴールの三笘薫が脅威となっているブライトンは、公式戦6連勝と絶好調です。
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