2025.03.09 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Liverpool×Saints】ダルウィン・ヌニェス&サラー!あっさり逆転勝利のレッズは決戦の準備OK!

前半のリヴァプールのポゼッションは75%。12本のシュートを放ちながらゴールを決められず、ハーフタイムに入る直前に事件が起こりました。左からのスローインで、ボックス左に走り込んだのはスモールボーン。背中でブロックしたファン・ダイクはクリアせず、アリソンに捕らせようとしたのですが、先にボールに触ったのは詰めてきたマテウス・フェルナンデスでした。
左足のつま先でコースが変わり、キャッチできなかったアリソンが18番と絡んで転倒すると、こぼれ球を拾ったスモールボーンが体勢を立て直そうとしたGKの股間を抜きました。0‐1の前半を振り返ったスロット監督は、「最初の45分間で唯一よかったのは、パリ戦のためにエネルギーを温存しようとして、まったく走らなかったこと」とジョークで終わらせています。
ツィミカス、ショボスライ、カーティス・ジョーンズは前半で下がり、ロバートソン、マック・アリスター、エリオット。目の前のサウサンプトンに勝つためではなく、向こう側に見えるパリとニューカッスルを倒すための体力温存策でしょう。同点ゴールは51分。ボックス左を突破したルイス・ディアスが折り返すと、ニアに入ったダルウィン・ヌニェスが右足でプッシュしました。
今季プレミアリーグで5ゴールめを決めたストライカーは、追いついた直後に逆転ゴールをもたらすキーマンになります。ボックス左でキープしたルイス・ディアスがカイル・ウォーカー=ピータースをかわして左足を振り抜くと、左に反応したラムズデールが両手で弾いたボールが高々と浮き上がりました。
落下点にいたサラーのボレーはブロックされ、フラーフェンベルフがこぼれ球を中央に送ると、スモールボーンがダルウィン・ヌニェスを倒してPK。サラーは悠々と左隅に収め、後半開始から10分も経たないうちに逆転です。2-1となってからセインツが放ったシュートは、70分にスモールボーンの縦のスルーパスで、右サイドから抜けたキャメロン・アーチャーの1発だけです。
勝負を決する3点めは88分。ボックス左からルイス・ディアスが仕掛けると、競り勝った菅原由勢がゴール前に出したボールが緩く、追いかけたルイス・ディアスとクリアしようとしたテイラー・ハーウッド=ベリスが接触しました。レフェリーの笛はどちらを咎めたのか。ジャッジはPKで、VARの対象となったのは菅原由勢のハンドでした。
サラーのキックは、今度は右。プレミアリーグ29試合27ゴール17アシストのエースは、ゴール&アシスト44が38試合制での史上最多だそうです。プレミアリーグの得点王とアシスト王のダブルは通過点で、目的地は3冠とバロンドール。次戦はパリとのセカンドレグ。パルク・デ・プランスではシュート数28対2と苦しみましたが、アンフィールドなら主導権を握れるでしょう。
ジョー・ゴメスとブラッドリー以外は準備万端。火曜日の決戦に、ガクポは間に合う見通しです。土曜日のレンヌ戦で2ゴールのウスマン・デンベレと、先制ゴールのバルコラは要注意ですが、サラーとルイス・ディアスが2試合続けて封じられるとは思えません。ベストメンバーで戦えるCLの優勝候補に、胸のすくような完勝を期待しています。
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