2025.03.10 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Chelsea×Leicester】コール・パルマーが初めてPK失敗!チェルシーの前線はこのままでいいのか?

直近の5本のうち、1本しか右に蹴っていなかったレフティは、蹴る直前の目線かモーションを読まれたのでしょうか。コースが甘く、スピードもなかったキックをGKハーマンセンがセーブし、チェルシーは先制できませんでした。この直後、ジェームズ・ジャスティンのクロスに対応したトシンのクリアがクロスバーに当たったのですが、コルウィルが外に出して事なきを得ました。
どうした、コール・パルマー。ボクシングデー以降のプレミアリーグで4勝2分5敗のチェルシーは、勝った相手が16位のウェストハム、17位ウルヴス、19位レスター、最下位サウサンプトンで、すべてスタンフォード・ブリッジです。アウェイは1分4敗で、18位のイプスウィッチにも2-0で完敗。レスターに1‐0は、素直に喜べる勝ち方ではありません。
決勝ゴールは60分、ククレジャが左から放った美しいミドルシュート。レスターのシュート3本はいずれもロベルト・サンチェスが正面でさばいており、リードしてから追いつかれる雰囲気はありませんでした。とはいえ、公式戦5連敗で4つがノーゴールのチームに、最少得点差の勝利は不本意でしょう。沈黙のプレーメイカーに対する厳しい評価は避けられません。
試合後の会見で、エースの不振について聞かれたマレスカ監督は、「理由はとても簡単だ。コールは昨日トレーニングをできず、夜は気分が悪くなったようだ」とコメント。発熱と腹痛に悩まされていたと続け、「それでも今朝、彼は試合に出たいといってきた。選手たちは、クラブを本来あるべき場所に戻したいと思っている」と、高いモチベーションを称えています。
ニコラス・ジャクソンとノニ・マドゥエケが離脱してからのブルーズは、前線のゴールが減っており、直近の公式戦5試合はペドロ・ネトとエンクンクがひとつずつ決めただけです。マンチェスター・シティが敗れたため、4位に浮上したものの、攻撃力の強化は喫緊の課題となっています。マレスカ監督は、最前線にペドロ・ネトを配する布陣を貫くのでしょうか。
適材適所で考えれば、コール・パルマーを偽9番、その後ろにエンクンク、右サイドにペドロ・ネトという手もあります。指揮官が今の戦い方の質を高めると決めているなら、尊重するしかありませんが、ほかのプランがあるなら、レスター戦は絶好のお試しの場だったのではないでしょうか。アーセナル戦でいきなり新布陣は、危ういギャンブルです。
エミレーツで勝てば、2位との差は3ポイント。来季のCL出場権に近づけます。敗れればマン・シティに再度交わされる可能性があり、アストン・ヴィラやボーンマスが足元に迫ってきそうです。ストライカーの離脱とエースの停滞で、苦しい試合が増えているチェルシーは、ライバルとのシックスポインターにどんな戦術をぶつけるのでしょうか。キックオフが今から楽しみです。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
コメントを残す