2025.03.17 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Arsenal×Chelsea】決勝ゴールは久々のセットピース!堅守アーセナル、余裕の3ポイント!

アルテタ監督は。ヌワネリとカラフィオーリをベンチに置いています。GKラヤ、DFティンバー、サリバ、ガブリエウ、ルイス=スケリー、MFトーマス、デクラン・ライス、ウーデゴーア、FWマルティネッリ、ミケル・メリノ、トロサール。対するマレスカ監督は、フォファナをサイドにまわし、リース・ジェームズを中盤で起用するようです。
GKロベルト・サンチェス、DFフォファナ、コルウィル、バディアシル、ククレジャ。2センターはカイセドとリース・ジェームズ、2列めにエンソ・フェルナンデス、エンクンク、ジェイドン・サンチョ、最前線にペドロ・ネトという並びでしょう。左サイドに入ったエンクンクは、本領を発揮できるでしょうか。
キックオフから攻勢はアーセナル。2分の最初のCKは、デクラン・ライスがニアに入れたボールをティンバーが左に外し、1分後に右サイドのマルティネッリが中央にグラウンダーを入れると、トロサールのシュートは右に逸れていきました。ロベルト・サンチェスのパスを左にまわったマルティネッリがカットしたのは9分。すかさず放った右足のシュートは、GKの正面です。
12分のガナーズの決定機は、ゴールライン際でティンバーと競ったククレジャの転倒がきっかけでした。高速グラウンダーをカットしてからピンボールのようにクリアが飛び交い、あわやオウンゴールのボールをロベルト・サンチェスが掻き出すと、こぼれ球を中央で叩いたデクラン・ライスのボレーはクロスバー越え。直後の41番のミドルは、左ポストの脇を抜けていきました。
18分のティンバーのクロスをロベルト・サンチェスが左に弾くと、待ち構えていたトロサールのシュートはうまく当たらず。アーセナルの先制は、1月からはまっていなかったCKでした。ウーデゴーアがニアに入れたボールをミケル・メリノがバックヘッド。ボールはストライカーの背後に意図的に築いた人垣を越え、左のサイドネットに収まりました。
サイドを執拗に攻めるアーセナルに対して、カウンターに徹するチェルシー。ガブリエウのパスカットからウーデゴーア、マルティネッリとつながった34分のショートカウンターは、ボックス右の11番が打ち上げてしまいました。右からサンチョが仕掛けた37分のアタックは、ペドロ・ネトとエンクンクの連打がブロックされ、こぼれ球が左にいたククレジャに届きました。

アーセナルの2度のCKは、味方に届かず。58分のペドロ・ネトのミドルは、クロスバーを越えていきました。マルティネッリのクロスがファーのミケル・メリノに入ったのは60分。左足のボレーは、ロベルト・サンチェスがビッグセーブでしのいでいます。64分に左サイドのトロサールがミケル・メリノにつなぐと、ボックス左に出たデクラン・ライスがニアに転がしました。
ウーデゴーアのダイレクトショットは、GKが正面でキャッチ。72分にFKを蹴ったデクラン・ライスは、わざわざ駆け寄ってきたラヤの耳打ちをスルーしたのでしょうか。特に工夫がなかったキックは、エンソ・フェルナンデスに当たってCKになりました。マレスカ監督が動いたのは75分。サンチョとエンクンクに代わって、デューズバリー=ホールとタイリック・ジョージです。
78分にマルティネッリが下がり、イーサン・ヌワネリ。リース・ジェームズは、82分にラヴィアに後を譲りました。さらに86分、フォファナとバディアシルをトシンとマロ・グスト。アルテタ監督は90分にウーデゴーアを下げ、ティアニーを右に入れています。ベン・ホワイトはコンディションに問題があるのか。謎を残したまま、4分の追加タイムが終わりました。
アーセナルが1-0で勝ち、リヴァプールとの差は12ポイント。ラヤの後逸以外にエラーがなかった堅守をほめるべきか、見せ場なき凡戦と評するべきか。チェルシーは前線が機能せず、オンターゲットは2本ともククレジャでした。マレスカ監督は、エンクンクの起用法を誤ったのではないでしょうか。
18番をペドロ・ネトの近くに配し、左サイドにデューズバリー=ホールを入れたほうが、ゴール前で勝負できるシーンを創れたのではないかと思います。サリバは淡々と自らの仕事をこなし、トーマスが慌てるシーンはありませんでした。アーセナルにとっては、ニコラス・ジャクソン、ノニ・マドゥエケ、コール・パルマーが不在という幸運が手伝った勝利ともいえるでしょう。
アーセナルは残り9試合を6勝3敗なら、CL出場権はほぼ決まり。36節のリヴァプール戦まで、ひたすら勝ち続けるしかありません。ラスト4試合がリヴァプール、ニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッド、ノッティンガム・フォレストのチェルシーは、TOP5でシーズンを終えられるでしょうか。欧州圏外の9位フラムとの差は、4ポイントしかありません。
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