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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Everton×Arsenal】厳しいジャッジで追いつかれたアーセナル、ウインガーを活かせず無念のドロー!

GKのダヴィド・ラヤと、ベン・ホワイト、サリバ、キヴィオル、ルイス=スケリーのバック4は予想通り。言葉を失ったのは、前線と中盤の顔ぶれを見た瞬間でした。ジョルジーニョ、デクラン・ライス、ミケル・メリノと、ヌワネリ、スターリング、トロサール。プレミアリーグ制覇の優先順位を下げたと明言するかのような布陣です。

デヴィッド・モイーズの復帰以来、グディソンパークのエヴァートンは2勝3分と無敗を続けており、トッテナム、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッドからポイントを削っています。アルテタ史上、過去最大のターンオーバーといったら大げさでしょうか。「どうなるか、見てみよう」という慣用句は、こういうときのためにあるのでしょう。

開始2分、ボックスの外でトロサールに詰められたピックフォードが、左足のキックを空振り。拾った19番はヌワネリに預け、右サイドでリターンをもらうと、外からオーバーラップしたベン・ホワイトが完全に抜け出しました。丁寧なグラウンダーを叩いたスターリングのシュートはコースが甘く、イロエグブナムがブロック。アーセナルは最初の決定機を活かせませんでした。

CKでガブリエウの代役を務めているのは、ミケル・メリノ。6分からの2本は、いずれも青いシャツがクリアしています。エンディアイエとベトが仕掛けた8分の速攻は、サリバ、ルイス=スケリー、ジョルジーニョ、デクラン・ライスが必死のチェックでカット。いつもと違うメンバーゆえ、カウンターへの対応はクリアすべき課題のひとつです。

16分に右からFKを蹴ったのはジャック・ハリソン。鋭いボールがファーに流れ、フリーのオブライエンにつながったのですが、来ると思っていなかったのか、胸トラップからのイメージがなかったようです。24分のデクラン・ライスのインターセプトから、トロサールが一気にボックス左に持ち込んだチャンスは、打つ寸前にブランスウェイトがスライディングでクリアしました。

34分、自陣での競り合いのこぼれ球がスターリングの足元に届き、ドリブルで中央から上がったウインガーは左のトロサールにラストパス。左足の完璧なフィニッシュが右のサイドネットに突き刺さると、今や定番となりつつある「喜ばないパフォーマンス」にアウェイサポーターが歓喜しています。

リードされたエヴァートンは、すかさず反撃。37分、ベン・ホワイトの苦し紛れのパスをボックス左で奪ったベトは、折り返しが味方に届きませんでした。追加タイム3分、キヴィオルのロングフィードでラインの裏に出たトロサールは、ピックフォードとの1対1で止められ、フォローしたデクラン・ライスの強烈な左足シュートはタルコフスキーがブロックしました。

前半終了間際のエンディアイエのミドルは、クロスバーの上。サイドアタックに苦しめられたアーセナルですが、シュート数3対6とオンターゲット0対3というスタッツは、ポジティブに捉えていいでしょう。0‐1の前半で気になったのは、ファールをもらおうとして奪われるスターリングと、窮屈そうにプレイしているヌワネリだけです。

ハーフタイムにヌワネリとスターリングが下がり、ブカヨ・サカとマルティネッリが登場。開始早々のピックフォードのパントから、ラヤとベトが入れ替わったシーンは、デクラン・ライスの冷静な対応で事なきを得ています。47分にジャック・ハリソンと競ったルイス=スケリーが取られたPKは、VARで覆ると思ったのですが…。

ラヤの逆を取ったエンディアイエが右に転がし、1‐1。52分にデクラン・ライスがパスをカットされ、ゲイェから左のドゥクレにつながった速攻は、ニアを襲ったシュートをラヤが外に弾き出しました。59分のサカのFKは、壁にヒット。ベン・ホワイトの60分はおそらく予定の交代で、右サイドに入ったのはユリエン・ティンバーです。

64分のデクラン・ライスの強烈なFKは、コースにいたピックフォードがパンチ。70分にジョルジーニョと代わったのはウーデゴーアです。さらに75分、ルイス=スケリーをティアニー。ウーデゴーアが最終ラインまで下がってパスを散らすと、どうしても前線は薄くなります。83分には、マルティネッリの斜めのパスで、ボックス左のティアニーがフリーになったのですが…。

ニアに鋭いグラウンダーが入るも、ウーデゴーアのワンタッチは左にアウト。85分にカットインから放ったマルティネッリの強烈な一撃は、ピックフォードが左に弾き出しました。89分、ティアニーのクロスを叩いたミケル・メリノのヘッドは左にアウト。追加タイムは4分です。あっさりクリアされた93分のサカの低いCKは、狙い通りだったのでしょうか。

アーセナルのチャンスは、これが最後でした。サカとマルティネッリを活かしきれなかった1‐1のドロー。ルイス=スケリーがジャック・ハリソンに手をかけていたのはボックスの外で、ファールを取るならFKだったのではないかと思われる厳しいジャッジでしたが、94分を通じて1ゴールではポイントロストもやむなしと考えるしかないでしょう。

アーセナルのシュート14本のうち9本は左からで、オープンプレーの右からのシュートはトロサールの1本のみ。右サイドが迫力を欠いたのも、カウンターからの1発だけだった理由のひとつでしょう。ウーデゴーアは意図的に打てるエリアに入っていたのだと思われますが、チームとしての意思統一がなされていなかったのか、中途半端なプレイで終わってしまった感があります。

リヴァプールがフラムに敗れれば、差はひとつ詰まりますが、残り7試合で11ポイント差でも絶望的なギャップです。こうなったら、後半からの出番となった主力のレアル・マドリード戦の大暴れを期待するしかありません。ミッドウイークのCBは、キヴィオルか、ティンバーか、ベン・ホワイトか。リスクを取ってCLで勝ちにいった指揮官の采配に注目です。


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