イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Leicester×Newcastle】11分で勝負を決めたニューカッスルが5位浮上!CL出場権獲得の条件は…?

レスターは7戦連続ノーゴールで7連敗。カラバオカップを制してテンションが上がるニューカッスルは、勝てば4位のチェルシーと53ポイントで並びます。マンデーナイト開催のキングパワースタジアムの一戦は、勝ち負けにベットするより、ホームのレスターがゴールを決めるかどうかのほうが盛り上がるゲームといえるでしょう。

ニューカッスルの完勝と確信しつつ、キックオフから成り行きを見守っていたのですが、これほど早く勝負が決するとは思いませんでした。開始20秒、GKハーマンセンのフィードをエンディディがバックヘッドでボックスに送ると、ジェイミー・ヴァーディーがニアに放ったシュートはポープがセーブ。もしかすると…と期待した1分後、先制したのはマグパイズでした。

ゴールキックから、シェアが右サイドにロングフィード。中盤の競り合いから中央でキープしたジョエリントンは、迷わず左のハーヴィー・バーンズに展開しました。自陣からスプリントし、ウインガーの外をまわったリヴラメントにパトソン・ダカは追いつけず、ボックスの左脇で縦パスをもらったSBはフリーです。

ニアポスト際に出たラストパスを押し込んだのは、ジェイコブ・マーフィー。あっさり先制したアウェイチームは、11分のミラクルなゴールでセーフティーリードを手に入れました。コーディーの縦パスを読んでいたシェアがヴァーディーから奪い、センターサークルへ。右から上がったジェイコブ・マーフィーにスルーパスかと思いきや、まさかのロングシュート…!

自陣から打ってくるとは思わなかったハーマンセンは戻り切れず、ボールは頭上を越えて落下してきます。決まりかと前のめりになると、ボールはクロスバーを叩き、ジェイコブ・マーフィーの足元へ。なるほど、バーに当てて決めさせるアシストだったのか!とキャプテン翼が頭にチラついた瞬間、ウインガーはタッチミスしたのですが、何とかGKの前でプッシュしました。

681分もノーゴールを続けているチームに、2点は残酷なミッションです。13分にはトナーリが右のイサクにラストパスを通し、右足のシュートがニアポストすれすれを抜けています。31分に左からドリブルで仕掛けたエル・カンヌスがニアに放ったシュートは、レスターの最後のオンターゲットでした。

34分、自陣深くからカウンターを発動させたのはハーヴィー・バーンズ。ドリブルで右に流れ、左に向かったイサクに預けると、ボックスの手前でコーディーと対峙したときは2対5の劣勢でした。切り返しからのシュートはファースがブロック。こぼれ球を拾ったのは、遅れて入ってきたジョエリントンです。

ファースはあっさりかわされてコースを空けてしまい、右足のシュートをハーマンセンが左に弾くと、GKの前で待っていたハーヴィー・バーンズがダイレクトで押し込みました。ボールがネットを揺らした瞬間、ジュエリントンは何事もなかったかのようにゴールに背を向け、駆け寄ったハーヴィー・バーンズにも笑顔はありません。

0-3で折り返したエディ・ハウ監督は、後半に入るとブルーノ・ギマランイス、ジョエリントン、イサク、ジェイコブ・マーフィーを下げ、スコアをキープしたままでタイムアップを迎えました。1試合消化が少ないニューカッスルは、ホームが4戦全勝でアウェイが2勝2敗ならCL出場権を手に入れられるでしょう。この場合、チェルシーが彼らを上回るには7戦全勝が条件となります。

ブルーズとマン・シティのスコアレスドローでさらにヒートアップしたTOP5争いは、どこが残るのでしょうか。57ポイントのノッティンガム・フォレストは、今までの戦い方を続けられれば5位以内はキープできるでしょう。対戦相手が有利なのは、マン・シティ。ビッグ6との対戦をすべて終えており、ウルヴスとセインツで6ポイントを稼げます。

チェルシーはリヴァプール、ニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッド、ノッティンガム・フォレストのラスト4戦が厳しく、エディ・ハウのチームはヴィラとのつぶし合いとアーセナルとのアウェイを残しています。リヴァプールに勝ち切ったフラムは5位と5ポイント差ですが、クレイヴン・コテージでマレスカとペップを叩くチャンスがあり、不気味な存在です。

直近の戦績を重視するなら、4勝1敗のヴィラとマグパイズ。さまざまな条件を並べてみると、欧州のバトルもFAカップもなく、負傷者の穴を埋められるマグパイズとフラムは絶好のチャンス到来といえそうです。ただしマグパイズは、キーマンを失わないという条件付きでしょう。ルイス・ホールがいない左サイドで、代えが効かないティノ・リヴラメント…!


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す