2025.05.18 プレミアリーグ観戦記
フリンポンは移籍合意に到達、ブラッドリーは新契約締結!リヴァプールの右サイドはどうなる?

「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者は、早々にメディカルチェックが実施される予定と伝えています。シャビ・アロンソ監督の3-4-2-1や3-5-2で右のWBに配されていた24歳のオランダ代表は、ブンデスリーガを制した2023-24シーズンに公式戦47戦14発12アシストという素晴らしいスタッツを残しており、今季も48戦5発12アシストと結果を出しています。
2024-25シーズンから4-2-3-1を多用するようになったシャビ・アロンソ監督は、フリンポンを2列めの右で起用することが多く、「アレクサンダー=アーノルドの後釜ではなく、モー・サラーの競争相手?」とツッコミを入れる記者もいるようです。近年はウイングバックといいつつ、「バックよりウイング」の傾向が強かったのは確かです。
「スカイスポーツ」のピーター・スミス記者が、興味深いデータを紹介しています。過去2シーズンのリーグ戦におけるアレクサンダー=アーノルドとフリンポンを比較すると、彼らの役割の違いが顕著になります。スルーパスは16対2、タックルは110回と59回、ビッグチャンスクリエイトは31回と15回でレッズの66番が多く、ドリブル成功は82対168でフリンポンが勝っています。
2024-25シーズンのヒートマップを見ると、右サイドでの上下動に加えて中に絞るシーンも多いアレクサンダー=アーノルドに対して、フリンポンはハーフラインの向こう側が主戦場です。セルティック時代はフルバックとして機能しており、ドイツでも最初の2シーズンは4バックに組み込まれていたとはいえ、スロットの戦術にフィットする時間が必要になる可能性があります。
リヴァプールをプレミアリーグの頂点に導いた指揮官は、4-2-3-1の2列めの右がフリンポンで、サラーは偽9番という布陣も想定しているのでしょうか。いや、攻撃重視ならフリンポン、バランスを取りたいときはコナー・ブラッドリーと考えるのが妥当でしょう。コナテが忙しくなるのを回避するなら、守備力に長けた6番か中央に絞ってプレイできる左SBがほしくなります。
そういえばブラッドリーも、土曜日の朝に新たな4年契約にサインしています。今後の戦術はどうあれ、レッズの右サイドの補強は終了でしょう。次なるターゲットは左サイドのミロシュ・ケルケズか、中盤のパスワークを向上させるアダム・ウォートンか。リチャード・ヒューズSDの動向に注目しましょう。(コナー・ブラッドリー 写真著作者/Timmy96)
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
コメントを残す