2025.05.26 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Nottingham Forest×Chelsea】プレミアリーグ2024-25最終節、TOP5を争う5チームの明暗。

レッズ、ガナーズ、スパーズに続く3チームは?マン・シティは3位をキープするのか。ヴィラの逆転はあるのか。後半戦のアウェイで1勝2分5敗のチェルシーは、フォレストに勝ち切れるのか。CLで観たいチームを優先するならセント・ジェームズ・パーク、予測不能のスリルを楽しむならシティ・グラウンド。悩んだ結果はチェルシーがメイン、2台めのPCでマグパイズです。
ここからは、フォレストとブルーズの激突をレポートしつつ、他会場の経過をライブで追いかけていきます。マレスカ監督の11人は、今季最年少だそうです。ロベルト・サンチェス、リース・ジェームズ、トシン、コルウィル、ククレジャ、カイセド、エンソ・フェルナンデス、ノニ・マドゥエケ、コール・パルマー、サンチョ、ペドロ・ネト。立ち上がりは、互角の展開です。
5分に決定機を迎えたのは、ホームチーム。サンガレのスルーパスで左から抜け出したギブス=ホワイトは、カットインから打とうとした瞬間、必死に追ったリース・ジェームズにカットされました。チェルシーの左サイドはオラ・アイナに苦しめられており、ニコラス・ドミンゲスの縦のスルーパスでボックス右を突破された9分のピンチは、コルウィルがクロスをクリアしました。
14分に右からカットインしたノニ・マドゥエケは、強引なシュートをブロックされています。チェルシーの最終ラインはクロスとドリブルに的確に対応しており、20分を過ぎてもフォレストのシュートはありません。ドリブルで仕掛けたノニ・マドゥエケが、右サイドのコール・パルマーに預けたのは30分。右足のクロスに飛び込んだペドロ・ネトのボレーは、浮いてしまいました。
両者ともに、前線に入れる縦のボールをカットされており、ファイナルサードでボールをキープするシーンはありません。ノッティンガム・フォレストがようやくチャンスを創ったのは42分。オラ・アイナの高速クロスがニアに入り、フリーのクリス・ウッドがロベルト・サンチェスの目の前で合わせますが、ボールはバーを越えていきました。
シュートが2対2という緊張感が高いゲームは、0-0でハーフタイムを迎えています。TOP5を争うチームのなかで前半にゴールを決めたのは、クレイヴン・コテージのマン・シティのみ。右サイドから斬り込んだマテウス・ヌネスがレノと1対1になり、右足のチップキックを弾かれると、ゴール前に詰めていたギュンドアンがオーバーヘッドをクロスバーの下に当てました。
事件が起こったのはオールド・トラフォードで、追加タイム1分にホイルンドがバックパスミスをさらうと、ボックスから飛び出したエミ・マルティネスがストライカーを突き飛ばして1発レッド。シュート数9対1と圧倒されていたヴィラは、残り45分を10人で戦うことになっています。チェルシーは後半をゼロで抑えれば、CL出場権を手に入れられそうな雲行きです。
立ち上がりから押していたブルーのシャツは、50分のショートコーナーを活かしました。コール・パルマーのクロスをクリアされると、ボックスの外からククレジャが出した浮き球がニコ・ウィリアムズの頭に当たり、ペドロ・ネトの足元に落下しました。ボックス左から逆サイドに転がしたラストパスをプッシュしたのは、素晴らしい守備を見せていたコルウィルです。
リードされたフォレストは、CLに出場するためには2点が必要となりました。57分にサンガレと代わったのは、古巣対決のハドソン=オドイ。61分のスローインから、ボックス左に入ったコール・パルマーのシュートはセルスの正面です。この直後、サンチョが下がってラヴィア。62分のCKから、クリアを拾ったオラ・アイナのミドルはバーを越えていきました。

必死に攻めるフォレストはクロスが味方に合わず、チェルシーは中央でスペースを与えずサイドに追い込んでいます。77分のエランガのFKは、ロベルト・サンチェスの正面。プレミアリーグのTOP5争いは、残り10分になりました。ハーランドがPKを決めて0-2のマン・シティは、3位でシーズンを終えられそうです。
オールド・トラフォードでは、ブルーノ・フェルナンデスの絶妙なクロスをアマド・ディアロが頭で押し込み、ヴィラが再び6位になっています。シティ・グラウンドは依然として0-1。88分のCKからの混戦は、ミレンコヴィッチとエリオット・アンダーソンの連打がことごとくブロックされました。追加タイムは8分。チェルシーがTOP5フィニッシュに近づいています。
GKセルスのロングフィードが、トシンの裏に出たのは94分。クリス・ウッドが腿でトラップして倒れ込みながら放った決定的な一撃は…!決まっていればヨーロッパリーグ、さらにもうひとつ決めたらチャンピオンズリーグ、外したらカンファレンスリーグ。ノッティンガム・フォレストのシーズン最後のシュートは、クロスバーを越えていきました。
フラムに完勝のマン・シティは71ポイントで3位、ラスト6試合を5勝1敗で駆け抜けたチェルシーが4位。エヴァートンに0-1で敗れたニューカッスルは、アストン・ヴィラがマン・ユナイテッドに2-0で敗れたため、5位に残りました。エミ・マルティネスの痛恨のレッドで10人になり、後半だけで16本を浴びたヴィラは、エリクセンのPKで2-0とされて6位に留まっています。
エンツォ・マレスカ監督と選手たち、サポーターのみなさん、おめでとうございます。最終ラインと中盤センターは最後まで冷静で、勝者と呼ぶにふさわしいパフォーマンスでした。ミッドウイークのカンファレンスリーグファイナルでレアル・ベティスに勝ち切り、胸を張ってクラブワールドカップに向かっていただければと願っております。
プレミアリーグの2024-25シーズンが終わりました。あらためて、トロフィーを獲得したリヴァプール、クリスタル・パレス、ニューカッスルとヨーロッパリーグを制したスパーズに、拍手を送りたいと思います。最後に、このブログを読んでいただいたみなさまに、感謝の意を伝えさせていただきます。今シーズンも、ありがとうございました。プレミアリーグのおもしろさを伝えられるよう、これからも精進しますので、どうぞよろしくお願いいたします。(レヴィ・コルウィル 写真著作者/Cazza3012)
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今シーズンもお疲れ様でございました。
ありがとうございます!