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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Arsenal×Leeds】アーセナル、圧勝!ギョケレス&ティンバーが2ゴール、ダウマンはPK奪取!

マンチェスター・ユナイテッドとの開幕戦は、押されながらの0‐1辛勝。プレミアリーグ制覇をめざすアーセナルは、エミレーツで昇格チームを相手にポイントを落とすわけにはいきません。リーズ戦の先発は、左サイドのノニ・マドゥエケ以外は予想通りのベストメンバー。スタンドのグーナーは、ゴールラッシュを期待しているはずです。

GKラヤ、DFティンバー、サリバ、ガブリエウ、カラフィオーリ、MFズビメンディ、ウーデゴーア、デクラン・ライス、FWサカ、ギョケレス、ノニ・マドゥエケ。ベンチにはヌワネリ、ルイス=スケリー、ダウマン、マルティネッリ、トロサールが控えています。開始2分、サイドチェンジを受けたノニ・マドゥエケの強引なシュートは、ペッリが落ち着いてキャッチしています。

ガブリエウのサイドチェンジがサカに通ったのは8分。脇でパスを受けたウーデゴーアがカットインから放ったミドルは、ニアポストすれずれを抜けていきました。10分のサカのクロスはファーに流れ、トラップした後に転倒したカラフィオーリに笛は鳴らず。後ろでフォローしたデクラン・ライスが右に浮かすと、サカのダイビングヘッドは空を切りました。

16分のゴールキックから、パスカル・ストライクが縦に出したパスをボックス手前でズビメンディがカット。中央にいたギョケレスの前にボールがこぼれますが、慌てて引っかけたダイレクトショットは左に逸れていきました。20分のCKをジャストミートしたパスカル・ストライクのヘッドは、ラヤがビッグセーブ。ガナーズ守備陣は、ダニエル・ジェームズの突破力に要注意です。

序盤に肩を強打してから、ずっと気にしているウーデゴーアは、プレイを続けられるでしょうか。ホームチームの先制は34分、得意のセットピース。デクラン・ライスのキックのコースを変え、ゴールの右隅に流し込んだのはティンバーでした。クロスのクリアをズビメンディが右足で叩いた直後、38分にキャプテンがアウトとなり、ヌワネリが右のインサイドに入りました。

追加タイム1分、右から仕掛けたヌワネリが奪われるも、ズビメンディが縦パスをカット。すかさず右のティンバーにつなぐと、縦のスルーパスでサカがフリーになりました。右足の強烈な一撃にペッリは触れず、2‐0。前半のポゼッションは64%対36%、シュートは7対3で、アーセナルのオンターゲットはゴールシーンのみです。

後半も立ち上がりから、アーセナルが主導権を握っています。48分にカラフィオーリがラインの裏に浮かすと、左に流れたギョケレスがボックス脇からカットイン。パスカル・ストライクをかわして右足を振り抜くと、ニアポストの内側に決まりました。新たなエースのプレミアリーグ初ゴールに沸いたグーナーは、ピッチに座り込んだサカを見てテンションを下げています。

痛めたのは、左足のハムストリングのようです。52分にピッチに入ったのは、新たな契約にサインしたばかりのトロサール。55分にゴールライン際でノニ・マドゥエケが奪い、ティンバーがニアのヌワネリに預けると、振り向きざまのシュートはグルエフにかすってCKです。デクラン・ライスのキックに競り勝ったティンバーは、こぼれ球をプッシュして4点めをゲットしました。

58分にアウトとなった田中碧にとっては、何もできなかった苦い一戦。アルテタ監督は64分にノニ・マドゥエケ、カラフィオーリ、ティンバーを下げ、モスケラ、ダウマン、ルイス=スケリーを送り出しています。75分、トロサールのサイドチェンジがダウマンへ。カットインからの左足ミドルは、クロスバーを越えていきました。

81分に右から蹴ったヌワネリのFKがクリアされると、ダウマンのボレーはアウトにかかって左ポストの外。右サイドのティーンエイジャーたちは、0‐1で負けているようなプレイを続けていたのですが、後ろのオトナたちはペースをスローに落としています。92分、シュタハがダウマンの足を踏んでしまいPK。左に突き刺したギョケレスは、この日2発めです。

サカとウーデゴーアの負傷を除けば、グーナーの期待通りの展開でしょう。ティンバーが2ゴール1アシスト。ギョケレスのパス成功はわずか4本でしたが、ボールをもらえないならと自ら勝負して決めた初ゴールは見事でした。空中戦は5戦4勝。ファン・ダイクと対峙するリヴァプール戦が楽しみです。ダウマンは今日のパフォーマンスなら、これからもチャンスをもらえるでしょう。

そしてもうひとり、素晴らしいプレイを称えたい選手がいます。2度のパスカットで決定機を創ったズビメンディは、絶え間ないポジションチェンジとコーチングで、サリバ、ガブリエウ、デクラン・ライスに余裕をもたらしていました。さらにフィット感が高まれば、前線を動かすパスを増やしてくれるのではないでしょうか。

ウーデゴーアは脱臼でなければ、すぐに戻ってこられそうですが、サカのハムストリングは心配です。とはいえ、ヌワネリとノニ・マドゥエケが元気なら、充分戦えるでしょう。エゼのデビューはアンフィールドか、あるいはノッティンガム・フォレストとのホームゲームか。まずは次節の「早すぎる首位攻防戦」を、目いっぱい満喫しましょう。


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