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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Arsenal×Bournemouth】デクラン・ライスが完璧な2発!守備が不安だったアーセナル、何とか5連勝!

プレミアリーグ2025-26シーズンの後半戦がスタート。首位を走るアーセナルは、ボーンマスの本拠地バイタリティに乗り込んでいます。アンドニ・イラオラのチームは、開幕からの9試合は5勝3分1敗と順調だったのですが、その後は10試合連続勝利なし。勝てなくなってからは24失点で、3失点以上が5試合もあります。守備を改善できなければ、残留が目標になってしまうでしょう。

負傷者が続出して苦しい戦いを続けていたアーセナルは、絶好調のアストン・ヴィラを4-1で撃破し、2位のマンチェスター・シティに4ポイント差で折り返しました。年明け初戦は、ブカヨ・サカ、レアンドロ・トロサール、ミケル・メリノをベンチに置いています。アルテタ監督は、次節のリヴァプール戦を視野に入れているのでしょう。

GKラヤ、DFティンバー、サリバ、ガブリエウ、インカピエ。MFズビメンディ、ウーデゴーア、デクラン・ライス、FWノニ・マドゥエケ、ギョケレス、マルティネッリ。キックオフからしばらくはボーンマスのペースで、2度のCKをクリアしたアーセナルは、左サイドからのアタックでペースをつかみ始めています。6分のウーデゴーアのミドルは、左に逸れていきました

8分に右から仕掛けたのはノニ・マドゥエケ。中に斬り込み、トリュフェとデヴィッド・ブルックスをかわして放った左足のシュートは、浮いてしまいました。窮屈なビルドアップが続いていた10分、ガブリエウがエヴァニウソンの足元に出すという信じられないミスを犯してしまいました。フリーのストライカーが冷静に左隅に決めて1-0。アーセナルは動揺しているようです。

13分のジャスティン・クライファートのミドルは、右にアウト。16分に左から蹴ったデクラン・ライスのFKがクリアされると、逆サイドで拾ったノニ・マドゥエケがセメンヨとトリュフェを次々に抜き去りました。ゴールラインからの折り返しをインカピエが空振りし、マルティネッリがジェームズ・ヒルにブロックされると、左から蹴り込んだのはガブリエウでした。

1-1となった18分、ギョケレスのミドルはトリュフェが足に当ててCK。攻め込むかと思われたアーセナルは、自陣でのパスミスが多く、サイドの守備で連携できずにフリーで持たせるシーンが目立っています。31分に右から速いグラウンダーを通したのは、ジャスティン・クライファート。ニアに走り込んだタヴァーニアは、左足のワンタッチをコントロールできませんでした。

前半終了間際の波状攻撃は、打てる体勢を創れず。アーセナルの守備がこれほど綻びを見せるとは…。ボーンマスのプレスが的確だったとしても、パスワークはあまりにも余裕がなく、逆襲に直結する奪われ方が多いのも気になります。アルテタ監督はハーフタイムには動かず、後半の立ち上がりは主導権を握っています。

49分に右サイドでフリーになったセメンヨは、グラウンダーが味方に合わず。下がってパスを受けるズビメンディとデクラン・ライスは、コースを見出せずに後ろに戻しています。53分のクイックリスタートから、左サイドでズビメンディの裏を取ったのはデヴィッド・ブルックス。右隅を狙ったシュートは、逆サイドに流れていきました。

ピンチをしのいだ直後、右からティンバーが浮かしたボールをマルティネッリが頭でつなぎ、セネシとギョケレスが競ったボールがウーデゴーアの前に出てきました。キャプテンは無理に打たず、脇に走り込んできたデクラン・ライスに優しいパス。強烈なダイレクトショットにGKペトロヴィッチは触れず、ついにアーセナルが逆転です。

1-2となると、当然のようにボーンマスが反撃。58分にセメンヨが右からファーに通したボールは、デヴィッド・ブルックスの前に入ったティンバーが触らなければ決まっていたでしょう。59分のタヴァーニアの左足ミドルは、ラヤがキャッチ。今日のアーセナルは、リードを守ろうとしたらやられそうです。

アルテタ監督が動いたのは66分、マルティネッリ、ギョケレス、ノニ・マドゥエケを総入れ替えで、サカ、ジェズス、トロサール。これでゲームの展開が変わるかもしれません。右に出たウーデゴーアが、ボックスに斜めのスルーパスを出したのは71分。素晴らしいボールでした。ゴールライン際に飛び出したサカがニアに折り返すと、思い切り蹴り込んだのはデクラン・ライス!

1-3は厳しいスコアですが、今日のアーセナルの守備ならチャンスはあるでしょう。早い時間に1点差に戻せれば、追いつける可能性が高まります。76分、イーライ・ジュニア・クルーピのミドルにラヤは触れず、2-3。中盤の対応が不安定なアウェイチームは、引いたら負けでしょう。80分にウーデゴーアが下がって、ミケル・メリノ。出番が減ったエゼを入れる展開ではありません。

86分、クロスのクリアがボックス手前のミケル・メリノへ。左足のボレーは、ペトロヴィッチが左に飛んでキャッチしました。88分のサカのミドルは、クロスバーの上。追加タイムは6分です。攻めているのはアーセナル。96分のセメンヨのロングスローは、ゴール前に上がったペトロヴィッチに届かず、間もなくタイムアップを告げるホイッスルが鳴り響きました。

今季のプレミアリーグで3失点が1度もない首位チームは、2度めの逆転勝利。最大の驚きは、シュート数15対12と劣勢だったことです。ミドルレンジから10本という数字を見ると、DFだけの問題ではありません。自陣でのパスやトラップのミスが多く、失ったボールをスピーディーに前線につながれたため、最終ラインが振り回されるシーンが増えてしまいました。

最後方のセネシが繰り出すロングフィードもやっかいで、対応する最終ラインが下がると、空いたスペースにウインガーやMFが入ってきます。2つめの失点はFKのクリアからの二次攻撃で、中盤の数的不利を理詰めで咎められたようなフリーのミドルでした。インカピエが外でもらおうとする動きが多かったのも、中盤が苦しい態勢になる理由のひとつだったのかもしれません。

危険なシーンが多いゲームでしたが、鋭いドリブル突破でガブリエウのミスをなかったことにしたノニ・マドゥエケ、的確な判断でデクラン・ライスの2発を生んだウーデゴーアは見事でした。リヴァプール戦は、ファン・ダイクにギョケレスをぶつけて、サカとトロサールを打てるエリアで活かせれば、ゴールに近づけるのではないでしょうか。

今夜はエティハドで、マン・シティVSチェルシーという楽しみな一戦があります。サンダーランド戦をノーゴールで終えたマン・シティが再度ポイントを落とせば、首位と2位との差は6ポイントに広がります。マレスカが去ったとはいえ、チェルシーはアーセナルとリヴァプールに1勝1分で、簡単に勝てるチームではありません。ペップの采配と暫定監督の戦い方に注目しましょう。


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