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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Chelsea×Brentford】新監督が幸運な初勝利!決定機を逃し続けたブレントフォード、痛恨のミス連発!

ボクシングデー以降のプレミアリーグは、「異変」というしかない状況が続いています。マン・シティ、リヴァプール、スパーズは4試合連続で勝利なし。マン・ユナイテッドはウルヴス、リーズ、バーンリーにドローで、ルーベン・アモリムが舌禍を理由に解任されてしまいました。ビッグ6といわれるクラブが、集団催眠にかかったかのようにポイントをロストしています。

首位のアーセナルも、土曜日のナイトゲームで17位のノッティンガム・フォレストにスコアレスドロー。マンチェスター・ダービーでペップが敗れたとはいえ、痛恨のポイントロストかと思いきや、日曜日のヴィラ・パークでエメリのチームがエヴァートンに足をすくわれたため、ライバルを引き離す1ポイントとなりました。

エンツォ・マレスカと袂を分かつ決断をしたチェルシーも、先週まで2分3敗と絶不調。アーセナルと戦ったカラバオカップ準決勝のファーストレグも、スタンフォード・ブリッジで2‐3と厳しい結果で終わっています。週末のブレントフォード戦は、リアム・ロセニオール監督のプレミアリーグデビューとなる一戦。バーンリー戦をドローで終えたリヴァプールに迫るチャンスでした。

「ジョアン・ペドロとコール・パルマーのゴールで2-0」というと、強者が順当に3ポイントをゲットしたように感じられます。しかし実際は、メディアの記者たちが現在の最高のチームと称えるブレントフォードが自滅した一戦でした。ポゼッションは46%対54%、シュートは6対15、オンターゲットは2対5。スタッツのどこをどう取っても、アウェイチームの勝利に見えます。

開始1分にカイセドが囲まれてボールを失い、ダムズゴーのパスが前線のシャーデへ。トレヴォ・チャロバーの股間を通したシュートは、ロベルト・サンチェスの正面でしたが、この試合の展開を予見させるようなシーンでした。ヤネルトのバックパスにガルナチョが詰めたのは10分。GKケレハーがスライディングでクリアし、事なきを得ています。

この直後、エンソ・フエルナンデスがボックス左に優しいパスを転がすと、カヨデにかかとを蹴られたジョアン・ペドロが転倒しました。VARのスチュワート・アトウェルのノーペナルティというジャッジが、試合後に議論のテーマにならなかったのは、26分の同じようなシーンでチェルシーが先制したからでしょう。

自陣のボックス手前でエンソ・フェルナンデスから奪ったダムズゴーは前に出せず、後ろでフォローしたヤルモリュクは8番に詰められ、右にいたカヨデに預けました。SBのクリアは、執拗に追ったエンソ・フェルナンデスに当たってジョアン・ペドロの足元へ。左足の豪快なシュートが決まると、VARがオフサイドのジャッジを覆し、新監督のチームがリードしました。

アウェイチームが20分のビッグチャンスを活かしていれば、違う結末になっていたかもしれません。ダムズゴー、イゴール・チアゴ、シャーデと縦につながった速攻で、切り返しでトレヴォ・チャロバーをかわしたシャーデは、ロベルト・サンチェスと1対1。空いていた右隅に思い切り蹴れば、GKは何もできなかったはずですが、7番はパスを選択しました。

必死に戻ったトシンはゴールにプッシュしてしまったのですが、守護神が素晴らしいセービングでオウンゴールを回避。こぼれ球をリース・ジェームズがヒールでクリアし、チャンスを逃したアウェイチームは6分後にビハインドを背負ってしまいました。さらに38分、ヤネルトが左に入れたロングフィードがアイェルに届いたチャンスも、決めなければならないシーンでした。

頭で折り返したボールを、ダムズゴーが巧みなタッチでゴール前に落とすと、ククレジャの裏に出たイエンセンはフリー。左足のボレーにロベルト・サンチェスは棒立ちだったのですが、ボールはポストを叩いて外に逸れていきました。追加タイム3分の速攻は、イエンセンの縦パスを受けたイゴール・チアゴが左に流したボールが秀逸でした。

走り込んだヤルモリュクが、ダイレクトで打っていれば決まっていたかもしれません。トラップしたため、右足のフィニッシュにカイセドが出した足が間に合い、CKをもらっただけで終わりました。後半開始から間もない50分、ククレジャにトラップをさらわれたイエンセンが奪い返し、シャーデに絶妙なスルーパスが通りました。前にいるのはロベルト・サンチェスだけです。

後ろから迫ってきたリース・ジェームズを体を入れて抑え、右足のインサイドで右隅を狙うと、ロベルト・サンチェスが左足を伸ばしてコースを変えました。4つの決定機を活かせなかったブレントフォードは、痛恨のミスで勝負を決める追加点を許してしまいます。ボックス左にいたネイサン・コリンズがケレハーに出したパスがわずかに逸れ、トラップが右に流れました。

CBからボールが出た瞬間、GKに詰めようとしていたリアム・デラップが猛然とダッシュ。転倒させてしまったケレハーは首を振り、自らのミスを認めています。コール・パルマーが右に蹴り込んだPKは、チェルシーが後半に放った最初のシュート。追加タイムのブレントフォードの猛攻は、わずかに逸れたシュートが枠にいっていても、勝負を変えられなかったでしょう。

アーセナル戦でミスを連発したロベルト・サンチェスは、トシンがカットしたボールとシャーデの一撃をストップし、ロセニオール監督のリーグ初勝利の立役者となりました。フォレストにオンターゲットを許さなかったアーセナルが勝てず、攻め続けたアストン・ヴィラがDFのトラップミスとGKのファンブルで敗れ、オンターゲット2本のチェルシーが勝つのがフットボールです。

チェルシーの次節は、グラスナー発言で大混乱のクリスタル・パレス。その後もウェストハム、ウルヴス、リーズ、バーンリーと与しやすい相手が続きます。最近のプレミアリーグは何が起こるかわからない状況ですが、3月のアーセナル戦まで連勝を続けられれば、自ずとTOP4フィニッシュが見えてくるはずです。ロセニオール監督のチーム作りに注目しましょう。


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