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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Liverpool×Newcastle】エキティケ&ヴィルツのショータイム!リヴァプールは今季初の逆転勝利!

ニューカッスルが先制したのは36分。左から上がったウィロックが中央にいたハーヴィー・バーンズにパスを通すと、マック・アリスターがカットしたボールが右に流れました。決めたのは、アンソニー・ゴードン。ケルケズの股間を抜けた一撃にアリソンは触れず、ボールは左のサイドネットを揺らしました。この瞬間、リヴァプールは勝てないと思いました。

プレミアリーグ24節、アンフィールドのリヴァプールVSニューカッスル。アウェイチームが勝てば、両者のポジションはひっくり返ります。今季プレミアリーグのリヴァプールは、先制された9試合は2分7敗。逆転勝利はひとつもありません。前節のボーンマス戦を3-2で落とし、2026年のリーグ戦は4分1敗で勝利なし。先に2点めを決められたら、追いつく力はなさそうです。

26分のハーヴィー・バーンズのFKがポストを叩いたとき、安堵のため息を漏らしたサポーターたちは、絶望的な気分でピッチを見つめていたのではないでしょうか。昨シーズンまで、こんな展開でチームを救ってくれたモー・サラーは、今や「ときどき外したくなる選手」です。ヴィルツがエキティケに縦パスを入れ、カウンターが発動したのは40分でした。

ストライカーがドリブルで中央を進み、ガクポからボックス右のサラーにつながると、左足のシュートはルイス・ホールがあっさりブロック。こぼれ球を拾ったフラーフェンベルフは、左にいたヴィルツに預けました。最初の驚きは、目の前に3人いるのに当たり前のように仕掛けた7番のドリブルです。フツーの選手は、突破できると思わないでしょう。

ジェイコブ・ラムジー、エランガ、トリッピアーを次々とかわしたプレーメイカーは、下を向いてプレイしていたのですが、エキティケがそこにいるとわかっていたかのようなグラウンダーを通しました。ドリブルもラストパスも、右足アウトのフィニッシュも、すべてがサプライズ。同点ゴールを決めたエースは、2分後に次なるスーパーイリュージョンを披露しました。

アリソンが左のケルケズにパスを出すと、SBは左に流れてきたエキティケにロングフィード。逆サイドにサラーがいるのを確認した22番は、ティアウが寄せてこないと見てボックス左に持ち込みました。左足を振り抜くかと思いきや、意表を突く右足のトーキック。ニック・ポープは、左手を伸ばしただけでした。

リヴァプールがフランクフルトから7900万ポンドで獲得する前に、エキティケに何度もアプローチしていたエディ・ハウ監督は、悔しそうな表情を浮かべています。1月までの公式戦32試合15ゴールは、かつてキングと称されたフェルナンド・トーレスを上回るペース。120秒のマジックショーで逆転したレッズは、後半の最初の10分は、自陣に引いてサイドアタックをしのいでいます。

50分にショボスライのロングフィードを追いかけ、ダン・バーンを置き去りにしたエキティケは、余裕があったフィニッシュを左に大きく外しました。ここぞというタイミングで、狭いコースを射抜いた前半の2発は夢だったのか。59分にハーヴィー・バーンズが左足で放った強烈なシュートは、左に反応したアリソンのビッグセーブに阻まれました。

ティアウの縦パスをガクポがカットしたのは67分。中央でパスを受けたヴィルツはサラーに預け、ボックスの入り口でリターンをもらいました。右足のダイレクトショットは、コースが正しければパワーは不要と主張するかのように左のサイドネットへ。プレミアリーグにアジャストした7番は、ボクシングデー以降の11試合で6ゴール2アシストと真価を発揮し始めています。

赤いシャツの最後のゴールは93分。左からのCKをニック・ポープが前にこぼしてしまい、コナテが右足でプッシュしたボールがゴールに転がりました。父親を亡くしてボーンマス戦を欠場したCBは、チームメイトの祝福を受けて涙を流しています。間もなくタイプアップとなり、開幕のボーンマス戦以来の4ゴールでレッズが完勝。今日はとにかく、エキティケ&ヴィルツです。

パリ・サンジェルマンとの決戦で、CLで11ゴールを決めていたアンソニー・ゴードンとハーヴィー・バーンズのコンビを先発から外したエディ・ハウ監督は、リヴァプール戦ではヴォルテマーデ、ウィサ、オスラをベンチに置いて、アンソニー・ゴードンの偽9番で戦いました。先制ゴールをゲットした37分までは、作戦は妥当だったといっていいでしょう。

ラスト15分から続々と投入された3人のストライカーは、シュートゼロ。イサクの移籍で生じた巨大な穴は、未だ埋まっていません。アンフィールドという難しい場所で速攻を喰らい続け、エキティケやヴィルツに自由を与えたら、4失点もやむなしでしょう。1週間後にここで戦うマン・シティに、やってはいけないことをリアルに伝えた一戦ともいえるのかもしれません。


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