2026.02.11 プレミアリーグ観戦記2025-26プレミアリーグ観戦記
【Chelsea×Leeds】コール・パルマーが決めていれば…2-0から追いつかれたチェルシー、痛恨のドロー!
アモリムのナーバスな3-4-2-1を解体し、主力が戦い慣れた4-2-3-1に戻したキャリックは、「適材適所」「中盤のバランスの改善」を実現したものの、攻撃は個々のアイデアに依存している感があります。解任ブーストで快進撃を続けているように見えるチームは、引いて構えるエヴァートン、ボーンマス、ブレントフォードに苦戦を強いられるのではないかと思われます。
対するチェルシーはコンセプトと戦術が明快で、リーグアンから来た指揮官のマンツーマンプレスが浸透し始めています。ビルドアップを外に追い込み、ペドロ・ネト、エステヴァン、マロ・グスト、ククレジャがパスコースを切るアグレッシブな守備は、エンツォ・マレスカからのスイッチングコストが低く、スムーズに定着しそうです。
プレミアリーグでブレントフォード、クリスタル・パレス、ウェストハム、ウルヴスに勝ち、FAカップはチャールトンに1-5で圧勝。チャンピオンズリーグでも、パフォスとナポリを連破しました。敗戦はカラバオカップ準決勝のホーム&アウェイだけで、アーセナルとの180分の激闘は、むしろ希望といっていいでしょう。
昨日のリーズ戦も、最初の60分は順調でした。バック4はリース・ジェームズとトシンを欠いていたものの、マロ・グスト、アチャンポン、トレヴォ・チャロバー、ククレジャならOK。ベンチにはフォファナとバディアシルが控えています。マンツーマンプレスにおけるボールの回収に欠かせないカイセドと、ロシニオール体制で出番が増えたアンドレイ・サントスが2センターです。
2列めはエステヴァン、エンソ・フェルナンデス、コール・パルマー、最前線はジョアン・ペドロ。序盤は受けにまわるシーンが多かったものの、サイドでのデュエルは優勢で、崩される気配はありません。12分のFKでジャスティンが合わせたヘッドは、ロベルト・サンチェスが難なくキャッチ。エンソ・フェルナンデスの縦のスルーパスで、ククレジャが上がったのは16分でした。
グラウンダーに走り込んだコール・パルマーは、ボレーがうまく当たらず。19分のエンソ・フェルナンデスのミドルと、コール・パルマーが珍しく右足で放ったシュートは、いずれもブロックされました。先制は24分、アンドレイ・サントスの縦パスを受けたコール・パルマーが、すかさずスルーパス。ボルナウの裏を取ったジョアン・ペドロが、GKダーロウと1対1になりました。
余裕があった左足のチップキックは、今季プレミアリーグ10発め。自陣でダイレクトパスがテンポよくつながった27分のカウンターは、コール・パルマーのコントロールショットがダーロウの正面に飛んでしまいました。34分にエンソ・フェルナンデスの浮き球でラインの裏に出たジョアン・パドロは、振り向きざまのシュートを左に外し、悔しそうな表情を浮かべています。
前半のポゼッションは65%対35%、シュートは8対1、オンターゲットは3対0。リードをキープして後半に入ったチェルシーは、縦のラインが機能しています。トレヴォ・チャロバーがカットしたボールをカイセドが前につないだのは51分。コール・パルマーがヒールでエステヴァンに渡すと、中央から放った左足の一撃は右に切れていきました。
ヌメチャが左に突き刺して2-1。73分に同じエリアでボーグルが浮き球をキープしたときは、カイセド、アンドレイ・サントス、アチャンポンで囲んでおり、ゴール前にこぼれたボールをアチャンポンがクリアして終わるはずでした。CBが触ったボールがマロ・グストに当たり、オカフォーの前に出たのは不運というべきか。19番が無人のゴールにプッシュし、まさかの同点です。
直前まで3人で対応していたのに、カイセドとアンドレイ・サンチェスはアチャンポンが何とかすると判断してプレイを止めてしまい、誰もオカフォーをケアしていませんでした。痛恨の失点、しかし時間はまだあります。残り10分から攻め立てたチェルシーは、クロスをジョアン・ペドロに集めたのですが、アンドレイ・サントスと代わったリアム・デラップは活かせませんでした。
92分、エステヴァンのクロスを叩いたジョアン・ペドロのヘッドはバーの上。94分にマロ・グストをポストに使ったカイセドがボックス右を突破し、完璧なクロスがコール・パルマーに届いたのですが、ゴール前2メートルからの左足のタップはバーを越えてしまいました。決まったと確信していたマロ・グストは崩れ落ち、チャンスを逃した10番は呆然としています。
2つの失点は、「カイセドとアチャンポンがボーグルの攻め上がりにうまく対応できなかった」と評するのが妥当でしょう。チアゴ・シウヴァやジョン・テリーのようなCBがいれば、回避できたのか。リーズのシュートは4本、チェルシーは19本。2失点を喫するような展開ではなく、2ゴールで終わるようなゲームでもなかったのですが…。
TOP4浮上のチャンスを逃してしまいましたが、気持ちを切り替えて、バーンリー戦を勝ち切るしかありません。プレミアリーグで2番めに若い監督と、平均年齢が最も低い選手たちは、安定感は欠けるかもしれませんが、継続的な成長を期待できそうです。3位のヴィラとは3ポイント差で、4位のマンチェスター・ユナイテッドとは1ポイント差。直接対決で叩けばOKです。
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