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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Tottenham×Arsenal】エゼはトータル5発、ギョケレスが2発!アーセナルはアウェイでも4発圧勝!

トッテナム・ホットスパー・スタジアムのピッチに先に現れたのは、初めてのプレミアリーグとなるイゴール・トゥドール。遅れて入ってきたミケル・アルテタは、ペットボトルをベンチに置くとすぐに、新監督のもとに歩み寄って握手をかわしました。2026年の最初のノースロンドンダービーは、16位に沈むスパーズと首位アーセナルの対戦です。

負傷者10人という難しいチームを預かった新監督は、ベンチに3人のFWを置き、MFはゼロという苦しい状態です。GKヴィカーリオ、DFジョアン・パリーニャ、ドラグシン、ファン・デ・フェン。アウトサイドにアーチー・グレイとジェド・スペンス、中盤はイヴ・ビスマとパペ・マタル・サール。コナー・ギャラガーとシャビ・シモンズの前にコロ・ムアニが入る3-4-2-1です。

対するアーセナルの11人は、現状のベストといえるでしょう。アルテタ監督は、エミレーツでハットトリックを達成したエゼをトップ下に配しています。GKラヤ、DFティンバー、サリバ、ガブリエウ、インカピエ。2センターにズビメンディとデクラン・ライス、2列めはサカ、エゼ、トロサール、最前線にギョケレス。キックオフから、アウェイチームがペースを握っています。

地鳴りのようなブーイングと、パスをカットするたびに弾ける歓喜の声。開始4分、サカとの連携で右サイドを突破したティンバーがクロスを入れると、ギョケレスのヘッドはドラクシンがブロックしました。1分後、ラヤの低いキックにヴィカ―リオが飛び出し、ヘッドでクリア。拾ったトロサールが浮かしたボールは、ゴールラインにいたドラクシンがクリアしました。

サリバとガブリエウは、シュートを打てるエリアに上がっています。インカピエの縦のボールが、ギョケレスに届いたのは7分。ボックスの左脇でキープしたストライカーがドラクシンをかわして放ったシュートは、ファーポストすれすれを抜けていきました。17分のサカのCKをファーにいたギョケレスが頭で折り返すと、フリーだったサリバのヘッドは右に逸れていきました。

20分過ぎから前線につなげなくなったアーセナルに対して、引き気味のスパーズはファールが増えています。右サイドでパペ・マタル・サールにカットされかけたサカが、奪い返したのは32分。ゴールラインからの折り返しをつま先で浮かしたエゼが、右足のジャンピングボレーをネットに突き刺しました。直後、左サイドでデクラン・ライスから奪ったのはコロ・ムアニです。

カットインからサリバをかわして右足を振り抜くと、ボールはラヤの脇を抜けて同点。37分のインカピエのフィードでラインの裏に出たサカは、足元に入ってきたヴィカーリオに右足のフィニッシュをブロックされました。スパーズの最終ラインは、カウンターもケアしなければなりません。40分に、ボックス右に走ったサカに通したエゼのスルーパスは秀逸でした。

レフティの強引なシュートがカットされ、こぼれ球を拾ったティンバーがニアに転がすと、トロサールの決定的な一撃はイヴ・ビスマに当たってファーにアウト。追加タイム5分にギョケレスが敵陣で奪い、エゼからトロサールにつながったショートカウンターは、ドリブルをカットされてしまいました。押していたアーセナルにとって、前半の1-1は不本意でしょう。

後半開始直後、シャビ・シモンズが左隅を狙ったミドルは、ラヤがビッグセーブ。47分、右サイドのティンバーがロングフィードをボックスの手前に入れると、ギョケレスの強烈な一撃がゴールの右に決まりました。53分に左サイドでジョアン・パリ―ニャを抜いたエゼは、カットインからのシュートをドラクシンにブロックされました。

守備のミスが目立つようになったアーセナルは、1-2では安心できません。53分のコロ・ムアニのゴールは、直前のガブリエウへのプッシングで取り消されています。57分のティンバーをモスケラは、レッドカード回避でしょうか。59分、ジェド・スペンスを追い詰めてさらったサカは、エゼとのワンツーからの右足シュートをヴィカーリオの素晴らしいセービングで止められました。

60分には、ドラクシンが頭で出した縦パスをエゼがカット。ポストに入ったギョケレスの落としが決め手で、スルーパスでゴール前に突進したサカがドリブルをファン・デ・フェンに止められると、ジョアン・パリ―ニャのかかとに当たったボールがエゼの足元に届きました。イージーなシュートがど真ん中に決まり、1-3。エゼはノースロンドンダービーで2試合5ゴールです。

62分にコナー・ギャラガーをソランケに代えたトゥドール監督は、68分にコロ・ムアニをリシャルリソン。アルテタ監督は、76分にエゼとトロサールを下げ、マルティネッリとウーデゴーアを投入しました。スルーパス、ラストパスとサカに素晴らしいボールを通しまくったエゼは、2ゴール、シュート5本、チャンスクリエイト2回と納得のスタッツで出番を終えています。

84分、ボックス右でインカピエをかわしたジェド・スペンスが高速クロス。リシャルリソンの巧みなヒールキックは、ラヤが信じられないスピードでゴールに転がるボールに手を伸ばし、外に掻き出しました。89分にシャビ・シモンズと絡んだサカは、脛を痛めたようで、ノニ・マドゥエケに後を譲っています。スタンドに拍手を送りながらのリタイアは、軽傷でしょう。

最後のゴールは94分。ノニ・マドゥエケのパスを受けたウーデゴーアが優しいボールをボックス左に転がすと、アーチー・グレイを体で抑えたギョケレスがゴールの右に蹴り込みました。直近6試合で5ゴールのエースは、プレミアリーグのゴールを2ケタに乗せています。アーセナルはエミレーツに続き、トッテナム・ホットスパー・スタジアムでも1-4の快勝でした。

ポゼッションは39%対61%、シュートは6対20、オンターゲットは5対7で、ビッグチャンスは0対6。スパーズの最終ラインがあれだけ自陣でボールを失ったら、4失点はやむなしです。ズビメンディはデュエルで6戦全勝、デクラン・ライスは15戦10勝で中盤に安定をもたらしています。コロ・ムアニのゴールにつながったロストは、「珍しいミス」で終わらせていいでしょう。

この試合で最も印象的だったのは、前半戦とは別人のようなギョケレスのドヤ顔です。2つのゴールは迷いがなく、エゼの2点めにつながったポストプレーも最高の判断でした。後方からストライカーにボールを集める戦い方は、サイドを崩せない展開での打開策になりえるでしょう。5ポイントのリードをキープした首位チームは、好感触を得てチェルシーとのダービーに向かいます。

最後に、ひとこと。ウーデゴーア、ナイスアシスト!


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