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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Everton×Chelsea】判断ミス、痛恨の後逸…ロベルト・サンチェスは自信を失っているのか?

マンチェスター・ユナイテッドはボーンマスにドロー、ランチタイムキックオフのリヴァプールはブライトンに2-1の敗戦。ヒル・ディッキンソン・スタジアムでチェルシーがエヴァートンに勝てば、3位と4ポイントになったのですが、まさかの3‐0完敗で上位が遠のいてしまいました。次節のマン・シティ戦で敗れると、ブレントフォードVSエヴァートンで勝ったほうにかわされます。

アストン・ヴィラ戦でヨルゲンセンにポジションを奪われたロベルト・サンチェスは、自信を取り戻せていないのかもしれません。チャンピオンズリーグのパリ戦で、ヨルゲンセンがバルコラにパスをカットされるという致命的なミスを犯したため、レギュラーに戻ったのですが、パリとのセカンドレグの先制ゴールは、GKのポジショニングが気になる失点でした。

サフォノフのロングフィードをママドゥ・サールが処理できず、クワラツヘリアに奪われた瞬間、ロベルト・サンチェスがじりじり下がらず前に出ていれば、あれほど悠々と決められなかったでしょう。ゴールマウスに復帰してからの2試合は連敗で、CLはホームで3失点。ベンチにまわされて落ち込んでいた守護神が、モチベーションを高める機会はなかったはずです。

リース・ジェームズとトレヴォ・チャロバーが負傷リタイアのエヴァートン戦は、最終ラインにマロ・グスト、フォファナ、ジョエル・ハト、ククレジャが並んでいました。中盤センターはカイセドとラヴィアで、ジョアン・ペドロの後ろにコール・パルマー、エンソ・フェルナンデス、ペドロ・ネト。前線は万全ですが、後方は不安が募る顔ぶれです。

5分のビルドアップで、フォファナがデューズバリー=ホールに縦パスを奪われ、その後もぎこちないパスが目立っていました。ロベルト・サンチェスがやらかしたのは10分。ゴールキックからジョエル・ハトがGKに戻すとトラップが大きくなり、すぐに蹴らなかったため、ベトにカットされてしまいました。ストライカーのミスタッチがなければ、決まっていたシーンです。

13分にも、カイセドの自陣でのミスパスをエンディアイェにさらわれ、1分後にはジョエル・ハトがタッチミスでマクニールにボールをプレゼントしてしまいました。ベトの折り返しを受けたジェームズ・ガーナーはフリー。左足のシュートは、GKの前にいたマロ・グストが冷静にクリアし、何とか事なきを得ています。

この後はチェルシーが徐々にペースをつかみ、27分からの波状攻撃の6連打は見応えがあったのですが、33分にエヴァートンが先制しました。ジェームズ・ガーナーがフォファナとジョエル・ハトの間に絶妙なスルーパス。ラインの裏に出たベトが、右足のチップキックで枠に流し込みました。ロベルト・サンチェスに止めろというのは酷ですが、余裕がない対応が気になりました

飛び出したGKは、前につんのめるように膝から落ちており、打たれた瞬間に手を出せませんでした。アリソンならまっすぐ背中を伸ばし、両手を広げてストライカーの選択を難しくしていたでしょう。直後のCKで、エンソ・フェルナンデスの決定的なボレーを右手で弾き出したピックフォードが素晴らしかっただけに、チェルシーのGKの武骨なプレイは余計に目を引きました。

リードされたままで後半に入ったチェルシーは、立ち上がりからしばらくは主導権を握っていました。55分の左からのFKを下がりながらキャッチしたロベルト・サンチェスは、ポストに激突。60分からのGKのパフォーマンスが、勝負の分かれ目となりました。61分のエンソ・フェルナンデスのコントロールショットは、ピックフォードが左に弾き出しています。

ジョアン・ペドロが目の前で足を出しており、冷静な判断と勇敢なアクションが求められるシーンでした。90秒後に自陣でインターセプトしたグイェがドリブルで上がり、ボックス右に流れたベトに縦パスを通すと、ダイレクトで叩いた右足の一撃はロベルト・サンチェスの正面でした。手を出していれば、セーブできていたはずです。しかし…!

足でクリアしようしたボールが股間に挟まり、ゴールに転がってしまい、慌てて掻き出したときにはヒル・ディッキンソンは大歓声に包まれていました。76分にカイセドをかわして右隅に決めたエンディアイエの豪快なゴールは、さすがにGKはノーチャンスですが、昨夜のエヴァートンは2点のリードでも守り切っていたでしょう。

公式戦4連敗で、直近のプレミアリーグは1勝3敗。最初の1ヵ月を7勝2敗で駆け抜けたロセニオール監督は、GKのチェンジがきっかけで不振に陥ったように見えます。トップリーグの経験が2年しかない41歳の指揮官は、中央を簡単に切り裂かれるシーンが増えた最終ラインと、判断ミスが目立つGKを立て直すことができるでしょうか。マンチェスター勢とのホーム連戦は、必勝です。


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