2026.04.12 プレミアリーグ観戦記2025-26プレミアリーグ観戦記
【Arsenal×Bournemouth】ボーンマスのプレスに苦しんだアーセナル、エミレーツで痛い敗戦!
アルテタ監督の11人は、スポルティングCP戦から3人が入れ替わっています。GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ルイス=スケリー。センターはズビメンディとデクラン・ライス、2列めはノニ・マドゥエケ、カイ・ハヴェルツ、マルティネッリ、最前線にギョケレス。ボーンマスの厳しいプレスをどうさばくかが、ガナーズの序盤のテーマです。
最初の10分は、デュエルを制するボーンマスのペース。ギョケレスへのロングフィードは、ジェームズ・ヒルが的確にカットしています。両者ともに、サイドアタックからのラストパスが味方に届かず、15分を過ぎてもシュートはありません。クリスティのスルーパスが、左のトリュフェに通ったのは17分。折り返しはサリバの足に当たり、ファーポスト際に浮いています。
外から詰めてきたのは、19歳のイーライ・ジュニア・クルーピ。フリーで合わせた右足のボレーは、今季プレミアリーグで10発めです。すかさず反撃するアーセナル。20分のCKを頭で合わせたカイ・ハヴェルツは、クロスバーの上に浮かしてしまいました。30分になってもオープンプレーから打てないホームチームは、スローに落としてつなぐなどの工夫が必要です。
33分のデクラン・ライスのミドルは、エヴァニウソンが足を出してCK。ノニ・マドゥエケがニアに入れてガブリエウが左足で浮かすと、ボールはクリスティの手を弾きました。ジャッジは当然のPK、ギョケレスが左隅に蹴り込んで1-1。40分に左サイドに出たジェームズ・ヒルが斜めのパスを通すと、エヴァニウソンの左足シュートはラヤが冷静にキャッチしました。
前半はイーブンでシュートは4対2、オンターゲットは1対2。アルテタ監督にとっては、不本意な45分だったはずです。後半の立ち上がりは、運動量が多いボーンマスのポゼッション。アーセナルは前線へのボールがうまく入らず、最終ラインで時間がかかっています。アルテタ監督が動いたのは54分。2列めを全員下げて、トロサール、エゼ、ダウマンを送り出しました。
66分、クリスティが左から放ったミドルはクロスバー越え。中盤が重かったアーセナルは、69分のデクラン・ライスのミドルが久々のフィニッシュで、ペトロヴィッチが上に弾き出しました。74分の失点は、左に開いていたガブリエウが縦パスをカットされたのが原因です。イーライ・ジュニア・クルーピがデヴィッド・ブルックスにつないだ瞬間、中央は手薄になっていました。
サリバのそばにいたエヴァニウソンがつま先で流すと、ズビメンディを置き去りにしたアレックス・スコットがフリーで左隅に叩き込みました。アルテタ監督の最後のカードは76分、ベン・ホワイトとズビメンディに代えてジェズスとモスケラ。78分にダウマンがクロスを入れると、GKのパンチのこぼれ球に反応したギョケレスの一撃は、ジェームズ・ヒルが体に当ててCKです。
87分、ジェズスのヘッドはペトロヴィッチがセーブ。89分のジェズスのパスでゴール前に突っ込んだガブリエウは、打つ寸前にヒメネスにクリアされています。94分に右から上がったジェズスがボックス手前にパスを入れると、2人にコースを塞がれたギョケレスは右に外してしまいました。今季プレミアリーグで、アーセナルがボトム10のチームに敗れたのは初めてです。
ポゼッションは53%対47%、シュートは15対8、オンターゲットは3対3。サウサンプトン戦を再現したような敗戦でした。最初の失点はルイス=スケリーがイーライ・ジュニア・クルーピに着いていけず、決勝ゴールはズビメンディがアレックス・スコットから目を離してしまいました。パスの精度も運動量も落ちているスビメンディは、少し休ませたほうがよさそうです。
攻撃においては、ウインガーとSBが連携できておらず、単調なクロスとミドルシュートしか打ち手がありませんでした。ボックスの両脇を崩す仕掛けがあれば、決定機を創れたはずです。ギョケレスを活かそうとするプレイは増えたものの、パスワークで攻略するシーンがなかったのが、PKのみに終わった最大の理由でしょう。
マン・シティがチェルシーに勝ったら6ポイント差で、次節のシックスポインターで敗れたら貯金がなくなります。アルテタ監督は、直近の4試合で3ゴールの攻撃陣を立て直すことができるでしょうか。「サカとティンバーが復帰すればOK」というような、単純な話ではないでしょう。前線の個人力とクロス依存の攻撃を変えるためには、中盤を見直す必要がありそうですが…。
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