ガナーズ&レッズのアタッカーがチームを救う!イングランド代表、してやったりのアウェイ勝利!
ましてやイングランドには、エースストライカーのスタリッジがいないのです。鋭いカウンターがあるわけでもなく、ジェラードの後を継ぐ素晴らしいコントロールタワーも不在。個人で打開できる選手は少なく、放り込みでヘッドを狙えるわけでもない、とらえどころのない欧州の中堅国。ゴールがあるとすれば、スタリッジが個人でDFを無力にしたときぐらいだと思っていたのですが…失礼しました。イングランド代表にカウンターという戦術はなくても、リヴァプールにはカウンターで威力を発揮するスピードスターがいましたね。28分のウェルベックの突破は、ラストパスに精度がなくフリーのスターリングが天を仰ぐ逸機となりましたが、58分の先制点のほうは正しいキャスティング。ゲームを決めたのは、ルーニーのパスを受けたスターリングのオフサイドぎりぎりを突く完璧なランとグラウンダー。そして、難しいボールをうまく合わせたウェルベックの技術でした。
相変わらず、チームの中心にルーニーがいますが、彼のまわりにいるのはスターリング、ヘンダーソンのリヴァプール勢と、ジャック・ウィルシャー、ウェルベックというアーセナルの核となるメンバーです。中盤でのせめぎ合いは互角で、両チームの決定機に数多く顔を出していたのはセフェロビッチ、シャキリとウェルベック、スターリングでしたが、この日のスイスには決定力がありませんでした。イングランドは、守りにまわったとき、ウィルシャーとSBに危うさがあり、安心して観ていられる試合ではありませんでしたが、最終ラインは集中力を切らすことなく、スイスの焦りをさそう粘り強い守備ができていたのではないかと思います。
70分にスイスのドルミッチが抜け出し、GKジョー・ハートを右からかわしたシーンは、ケーヒルがよく戻りました。これが入っていれば、両者勝ち点1という着地になっていたかもしれません。最大のピンチを切り抜けたイングランドは、追加タイムに、またもリヴァプールの選手がお膳立てしたカウンターでとどめを刺します。リッキー・リー・ランバートのタメを創る動きは絶妙。DFを自分に寄せて、ウェルベックの走り込みを一瞬待つと、完璧なラストパスで背番号9は完全にフリー。ウェルベックはGKのポジションをみて、よりコースが空いている右隅に流し込むだけでした。
ホジソン監督のチームづくりにはあまり魅力を感じませんが、この日いなかったロス・バークリーや、最近足踏み気味ではあるものの潜在能力の高いタウンゼントなど、若手の成長は楽しみですね。もしかすると、イングランド代表は「守ってカウンター」に徹したほうがおもしろいかもしれません。左右にスターリング、ウォルコット、トップはスタリッジやウェルベック。こうなると、ジェラードが担っていた中盤セントラルからの配球は、ルーニーにやってもらいたくなるのですが…。やはり、ストライカーかトップ下じゃないと嫌ですかね?キャプテン。
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なぜ、アンカーの位置にウィルシャーがいるのか謎のシステムでした。この前のアギーれjapanと同じくらいの謎です。ウィルシャー、デルフ、ヘンダーソンの3センターだとみんなエネルギッシュに動くけど、バランスがめちゃくちゃになってましたよ笑。その上、前線3枚も走れますからね…戦術とはなんだろうと考えさせられます。
試合見てないですど今、イングランドで底で活躍させるなら
バリーくらいしか思いつかないなあ
ウィルシャーは底の位置でもドリブルやきわどいワンツーばっかり
狙うような選手なので向いてるとは思いません
リバサポさん アーセナルさん>
いやー、いないです。中盤の底。未だにバリーとキャリックがトップクラスでしょう。体格のいいシェルヴィあたりが守備力を磨けば、ジェラード風に仕上がる可能性があると思いますが、まだまだムラがありすぎですね。