2020.10.27 チームの話題(全体・他クラブ)
昨季のTOP3が揃って大敗…プレミアリーグでゴールラッシュとアウェイ勝利が増えた理由!
先週末に始まったプレミアリーグ6節を迎えるまでの48試合で172ゴール。1試合あたり3.58ゴールは、過去60シーズンで最高だそうです。90分で見られる総ゴール数が最も多かったのは、スパーズに1-6で敗れたマンチェスター・ユナイテッドで、4戦9発12失点は1試合あたり5.25。アストン・ヴィラに7-2で敗れたリヴァプールが、5戦13発13失点の5.20で2位に着けていました。リーグ最多の15ゴールをゲットしていたトッテナムは、ソン・フンミンが5試合7ゴール2アシストでカルヴァート=ルーウィンと並んで得点王争いの頂点に立っており、5試合5ゴール7アシストのハリー・ケインはアシストランキングでぶっちぎりの1位です。
プレミアリーグ2020-21シーズンの空前のゴールラッシュについて、「スカイスポーツ」が原因を分析しています。VARは、ゴールキャンセルが7回、ペナルティ取り消しが1回で、ゴールが認められたのは2回、PKを取ったのは7回。前年も導入されていたシステムが、ゴール量産に作用したわけではなさそうです。
記事によると、連関が高いのは、無観客試合であること。欧州主要リーグを見ると、プレミアリーグと同様にサポーターをシャットアウトしているセリエAも1試合あたり3.64と激増しています。スタジアムの収容力の20%まで入れているブンデスリーガは3.08で前年から微増。62試合で22万6000人を動員したリーグアンも昨季の2.60が2.79に増えていますが、2.80から3.58のプレミアリーグほどではありません。
唯一、ラ・リーガだけが1試合あたりのゴール数が下がっていますが、レアル・マドリードの低調スタートやバルサ、セヴィージャの出遅れなど、別な力学が働いた結果なのではないかと思われます。「スカイスポーツ」のアダム・スミス記者は、ガラ空きのスタジアムがもたらす変化について、「ファンがいなくなると、選手たちはミスを犯してはいけないと思わなくなる」「サポーターの後押しというホームチームのアドバンテージが一掃された」と指摘しています。5節までのアウェイ勝利の比率は45.8%で、30.8%だった過去3シーズンの1.5倍。6節もホームが2勝4分4敗と負け越しています。このままの比率でフィニッシュすれば、1888年のフットボールリーグ創設以来、史上最高の勝率となるそうです。
記事が指摘しているもうひとつのゴールラッシュの要因は、「ハイラインのチームが増えたこと」。昨季プレミアリーグで自陣から45メートルだったマンチェスター・シティは、50メートルに届く勢いで首位奪取。最も高かったリヴァプールも3メートル以上高くなっており、マン・シティに迫っています。彼らと同様に、より高くなったクラブを挙げると、ブライトン、セインツ、マンチェスター・ユナイテッド、バーンリー、トッテナム、アーセナル、クリスタル・パレス、アストン・ヴィラ、ニューカッスル。記事が主張する「ミスを恐れない」「アウェイで引かない」姿勢がラインに反映し、攻め合いの増加につながっているのかもしれません。
私が感じている無観客の影響は、「ファンの前で恥ずかしい試合はできないという支えがないため、ゴールを立て続けに決められて集中力が切れたチームがそのままボコられる現象」です。昨季プレミアリーグのTOP3が揃って5失点以上の大敗を喫していますが、2019-20シーズンのマンチェスター勢は4失点以上が1度もなく、リヴァプールが唯一4発喰らったのは、優勝が決まった直後のマン・シティ戦でした。アウェイでもひるまない下位チームがカウンターでハイラインを切り裂き、ゴールを決め続けるやばい試合を、これからも何度か見られるかもしれません。
ラインの高さランキングで下から5番めまでは、ウルヴス、ニューカッスル、アストン・ヴィラ、ウェストハム、レスター。彼らとホームで戦う上位のみなさんは、敵陣に全員入るような戦い方は自重していただいたほうがよさそうです。リヴァプールがアンフィールドで負ける日が、ついに到来するのでしょうか。あそこは、サポーターがいなくてもアウェイチームをびびらせる魔物が棲んでいるように思えるのですが…。次節はハマーズですね。マン・シティ戦で1ポイントをゲットしたばかりのチームだけに、要注意です。
プレミアリーグ2020-21シーズンの空前のゴールラッシュについて、「スカイスポーツ」が原因を分析しています。VARは、ゴールキャンセルが7回、ペナルティ取り消しが1回で、ゴールが認められたのは2回、PKを取ったのは7回。前年も導入されていたシステムが、ゴール量産に作用したわけではなさそうです。
記事によると、連関が高いのは、無観客試合であること。欧州主要リーグを見ると、プレミアリーグと同様にサポーターをシャットアウトしているセリエAも1試合あたり3.64と激増しています。スタジアムの収容力の20%まで入れているブンデスリーガは3.08で前年から微増。62試合で22万6000人を動員したリーグアンも昨季の2.60が2.79に増えていますが、2.80から3.58のプレミアリーグほどではありません。
唯一、ラ・リーガだけが1試合あたりのゴール数が下がっていますが、レアル・マドリードの低調スタートやバルサ、セヴィージャの出遅れなど、別な力学が働いた結果なのではないかと思われます。「スカイスポーツ」のアダム・スミス記者は、ガラ空きのスタジアムがもたらす変化について、「ファンがいなくなると、選手たちはミスを犯してはいけないと思わなくなる」「サポーターの後押しというホームチームのアドバンテージが一掃された」と指摘しています。5節までのアウェイ勝利の比率は45.8%で、30.8%だった過去3シーズンの1.5倍。6節もホームが2勝4分4敗と負け越しています。このままの比率でフィニッシュすれば、1888年のフットボールリーグ創設以来、史上最高の勝率となるそうです。
記事が指摘しているもうひとつのゴールラッシュの要因は、「ハイラインのチームが増えたこと」。昨季プレミアリーグで自陣から45メートルだったマンチェスター・シティは、50メートルに届く勢いで首位奪取。最も高かったリヴァプールも3メートル以上高くなっており、マン・シティに迫っています。彼らと同様に、より高くなったクラブを挙げると、ブライトン、セインツ、マンチェスター・ユナイテッド、バーンリー、トッテナム、アーセナル、クリスタル・パレス、アストン・ヴィラ、ニューカッスル。記事が主張する「ミスを恐れない」「アウェイで引かない」姿勢がラインに反映し、攻め合いの増加につながっているのかもしれません。
私が感じている無観客の影響は、「ファンの前で恥ずかしい試合はできないという支えがないため、ゴールを立て続けに決められて集中力が切れたチームがそのままボコられる現象」です。昨季プレミアリーグのTOP3が揃って5失点以上の大敗を喫していますが、2019-20シーズンのマンチェスター勢は4失点以上が1度もなく、リヴァプールが唯一4発喰らったのは、優勝が決まった直後のマン・シティ戦でした。アウェイでもひるまない下位チームがカウンターでハイラインを切り裂き、ゴールを決め続けるやばい試合を、これからも何度か見られるかもしれません。
ラインの高さランキングで下から5番めまでは、ウルヴス、ニューカッスル、アストン・ヴィラ、ウェストハム、レスター。彼らとホームで戦う上位のみなさんは、敵陣に全員入るような戦い方は自重していただいたほうがよさそうです。リヴァプールがアンフィールドで負ける日が、ついに到来するのでしょうか。あそこは、サポーターがいなくてもアウェイチームをびびらせる魔物が棲んでいるように思えるのですが…。次節はハマーズですね。マン・シティ戦で1ポイントをゲットしたばかりのチームだけに、要注意です。
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更新ご苦労様です。ヴィラ戦もそうですが、なんか緩い時はズルズル行く傾向がありますね、、、。サポーターの声って改めて重要と認識します。
ハマーズ戦要注意です。CLからの連戦になりますが、
アンフィールドの要塞化は継続してほしいところです、、、。