2021.08.14 チームの話題(全体・他クラブ)
現地評論家によるプレミアリーグ2021-22シーズンTOP4予想、「2強+2」は順当!?
毎年恒例となっている「BBCの評論家20人によるプレミアリーグTOP4予想」は、近年稀に見るガチガチの結果となりました。プレミアリーグを制覇するチームの投票結果を見ると、マンチェスター・シティ推しが13人、チェルシーが7人。マンチェスター・ユナイテッドは2位が2人、3位と4位が9人ずつと全員がTOP4に入れています。リヴァプールは2位が3人、3位が7人、4位が9人で、ジャーメイン・ベックフォードさんが唯一、レスターを4位としています。
かつてはビッグ6といわれ、どこがTOP4から落ちてもおかしくないと評されていたプレミアリーグは、「2強+2」の時代に突入するのでしょうか。グリーリッシュに1億ポンドを投じたクラブが優勝候補筆頭とされ、ルカクを9750万ポンドで買い戻したクラブが対抗馬。ジェイドン・サンチョとラファエル・ヴァランを押さえたクラブと、アーノルド、アリソン、ファビーニョ、ファン・ダイクの契約延長を実現させたクラブがセカンドグループを走ると見られています。
さて、プレミアリーグの評論家のみなさんに5位以下を予想してもらったら、どういう並びになるでしょうか。5位は、大半がレスターでしょう。2年連続で最終節にTOP4を獲り逃したクラブは、積極的な補強で層の薄さをカバーしています。34歳になったジェイミー・ヴァーディーの後継者として、昨季のオーストリアブンデスリーガで28戦27発7アシストと大暴れしたパトソン・ダカを獲得。中盤にはリールの逸材ブバカリ・スマレを加え、プレミアリーグとヨーロッパリーグを両立させられる体制を築いています。
ジェームズ・ジャスティンがいないと不安だった左SBには、セインツとの契約が満了となったライアン・バートランド。長期離脱となったフォファナの穴を埋める存在として、セインツの主軸だったヤニク・ヴェステルゴーアを引き入れています。23歳以下が7人いるフレッシュなチームは、勢いに乗ればビッグクラブを押し倒してしまうほどのポテンシャルがあります。
昨季プレミアリーグの6位はウェストハムでしたが、リンガードとバルブエナが抜けた後、補強が進んでおらず、EL出場権をキープするのは難しそうです。取って代わるのは、アーセナルか、トッテナムか。前者はブレントフォードとの開幕戦で痛い敗戦を喫してしまい、後者はハリー・ケイン去就次第で評価が激変します。
アーセナルは、EL出場権圏内にポジションを戻すことができるでしょうか。オーバメヤン、ラカゼット、トーマス・パーティーが不在だったとはいえ、ブレントフォード戦の彼らは前年の課題をそのまま持ち込んで戦っているように見えました。劣勢になると攻撃が単調になり、ボックス周辺で連携を欠いてしまい、スミス・ロウの個人技とティアニーのクロス頼み。ぎこちないビルドアップとプレシーズンの懸念だったセットピースの守備に、改善の兆しはありませんでした。
就任以来、獲得したCBは3人、SBは2人、中盤センターも2人。「ザ・タイムズ」は、「仕事を始めて20ヵ月が経ち、アルテタは言い訳を使い果たした」と表現しています。デッドラインデーまでの期間で、強化できるポジションは攻撃的なMFぐらいでしょう。3人の新戦力獲得はスムーズでしたが、ラムズデールを巡る交渉は頓挫してしまい、余剰戦力の換金化はジョー・ウィロックの2500万ポンドに留まっています。
ジャカのローマ移籍は破談となり、インテルにベジェリンを買う余裕はなさそうです。メートランド=ナイルズ、コラシナツ、ルーカス・トレイラ、ネルソン、エンケティア、ウィリアンも売り先が見当たらず。補強に活路を見出せない今、求められるのは現有戦力の活性化ですが、顔ぶれを変えても課題が変わらないアルテタ監督の戦い方に多くを望むのは難しいのかもしれません。
スパーズを予想に組み込むのが難しい状況のなかで、私の月並みな予想もチェルシー、マン・シティ、マン・ユナイテッド、リヴァプール…で手が止まってしまいます。レスターは3年連続で涙を呑むのか、ノースロンドンの逆襲はあるのか。10ヵ月に及ぶ長い戦いが始まりました。
かつてはビッグ6といわれ、どこがTOP4から落ちてもおかしくないと評されていたプレミアリーグは、「2強+2」の時代に突入するのでしょうか。グリーリッシュに1億ポンドを投じたクラブが優勝候補筆頭とされ、ルカクを9750万ポンドで買い戻したクラブが対抗馬。ジェイドン・サンチョとラファエル・ヴァランを押さえたクラブと、アーノルド、アリソン、ファビーニョ、ファン・ダイクの契約延長を実現させたクラブがセカンドグループを走ると見られています。
さて、プレミアリーグの評論家のみなさんに5位以下を予想してもらったら、どういう並びになるでしょうか。5位は、大半がレスターでしょう。2年連続で最終節にTOP4を獲り逃したクラブは、積極的な補強で層の薄さをカバーしています。34歳になったジェイミー・ヴァーディーの後継者として、昨季のオーストリアブンデスリーガで28戦27発7アシストと大暴れしたパトソン・ダカを獲得。中盤にはリールの逸材ブバカリ・スマレを加え、プレミアリーグとヨーロッパリーグを両立させられる体制を築いています。
ジェームズ・ジャスティンがいないと不安だった左SBには、セインツとの契約が満了となったライアン・バートランド。長期離脱となったフォファナの穴を埋める存在として、セインツの主軸だったヤニク・ヴェステルゴーアを引き入れています。23歳以下が7人いるフレッシュなチームは、勢いに乗ればビッグクラブを押し倒してしまうほどのポテンシャルがあります。
昨季プレミアリーグの6位はウェストハムでしたが、リンガードとバルブエナが抜けた後、補強が進んでおらず、EL出場権をキープするのは難しそうです。取って代わるのは、アーセナルか、トッテナムか。前者はブレントフォードとの開幕戦で痛い敗戦を喫してしまい、後者はハリー・ケイン去就次第で評価が激変します。
アーセナルは、EL出場権圏内にポジションを戻すことができるでしょうか。オーバメヤン、ラカゼット、トーマス・パーティーが不在だったとはいえ、ブレントフォード戦の彼らは前年の課題をそのまま持ち込んで戦っているように見えました。劣勢になると攻撃が単調になり、ボックス周辺で連携を欠いてしまい、スミス・ロウの個人技とティアニーのクロス頼み。ぎこちないビルドアップとプレシーズンの懸念だったセットピースの守備に、改善の兆しはありませんでした。
就任以来、獲得したCBは3人、SBは2人、中盤センターも2人。「ザ・タイムズ」は、「仕事を始めて20ヵ月が経ち、アルテタは言い訳を使い果たした」と表現しています。デッドラインデーまでの期間で、強化できるポジションは攻撃的なMFぐらいでしょう。3人の新戦力獲得はスムーズでしたが、ラムズデールを巡る交渉は頓挫してしまい、余剰戦力の換金化はジョー・ウィロックの2500万ポンドに留まっています。
ジャカのローマ移籍は破談となり、インテルにベジェリンを買う余裕はなさそうです。メートランド=ナイルズ、コラシナツ、ルーカス・トレイラ、ネルソン、エンケティア、ウィリアンも売り先が見当たらず。補強に活路を見出せない今、求められるのは現有戦力の活性化ですが、顔ぶれを変えても課題が変わらないアルテタ監督の戦い方に多くを望むのは難しいのかもしれません。
スパーズを予想に組み込むのが難しい状況のなかで、私の月並みな予想もチェルシー、マン・シティ、マン・ユナイテッド、リヴァプール…で手が止まってしまいます。レスターは3年連続で涙を呑むのか、ノースロンドンの逆襲はあるのか。10ヵ月に及ぶ長い戦いが始まりました。
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更新ご苦労様です。いよいよシーズン開幕しましたね。今シーズンもよろしくお願いします。
私も記事に概ね同意です。スパーズはゲームを観ないとわからないです。あとはレスターですね。ここは更に厄介なチームになりそうですがELとの両立でどこまで行けるかでしょうか。とにかく今シーズンも楽しい時を過ごせそうです。
いつも更新ありがとうございます。欠かさず拝読しています。今季も宜しくお願いします!
大型補強を繰り出す2強+1に、レッズが伍していけるのか心配です。
ジニ代役は必要ですし、そもそもキャプテン不在時の脆さは未解決です。連携ミスからカウンターを食らっていたのはファンダイク離脱前のことでした。
ボスはジョタ、チアゴ、(南野)の成熟で闘えるという判断ですかね…サポーター帰還によるアンフィールドの再要塞化は期待できそうですが。
CL獲得、プレミア制覇と黄金時代の到来を感じていたのにたった一年で景色がすっかり変わってしまい悲しいです!今年は奪還できますように。