ニューフェイス登場!点取り屋チャーリー・オースティン&好調バーディがイングランド代表入り
6月7日に開催される親善試合のアイルランド戦、14日のユーロ2016予選のスロベニア戦のメンバーとして選ばれた初代表の3人は、いずれも下位クラブからの抜擢。降格が決まったQPRから、いよいよあの男がやってきました。今季プレミアリーグ17ゴールと、冴えなかったクラブでひとり気を吐いたチャーリー・オースティンは、たった400ポンドで2年前にバーンリーから移籍した選手です。ゴール前での競り合いに強く、ミドルシュートのセンスもある25歳は、3月のハリー・ケインのようにデビュー戦ゴールを決めることができるでしょうか。
そして前線には、もうひとりフレッシュな選手が名を連ねており、私はオースティンよりもこちらに注目しているかもしれません。忘れもしないジェイミー・バーディ。2014年9月21日のキングパワー・スタジアムで、1-3でリードを許していたレスターが4連発でマンチェスター・ユナイテッドに圧勝。こんな屈辱的な負け方をした試合で逆転ゴールを決めた選手の名前は、否応なく覚えてしまいます。4月以降の8試合を6勝1分け1敗と怒涛の快進撃を見せ、奇跡的なプレミアリーグ残留をレスターを牽引したのは、大事なゴールを幾度となく演出したバーディと守護神カスパー・シュマイケルでした。インターナショナルレベルでどこまでやれるのかは未知数ですが、できれば彼とルーニー、スターリングが絡むところを観てみたいものです。
【5/21発表・ユーロ2016予選イングランド代表メンバー】
GK:グリーン(QPR)、ジョー・ハート(マンチェスター・シティ)
ヒートン(バーンリー)
DF:バートランド(サウサンプトン)、ケーヒル(チェルシー)、
ナサニエル・クライン(サウサンプトン)、ギブス(アーセナル)
フィル・ジョーンズ、スモーリング(マンチェスター・ユナイテッド)
ジャギエルカ(エヴァートン)
MF:ロス・バークリー(エヴァートン)、デルフ(アストン・ヴィラ)
ヘンダーソン、ララナ、スターリング(リヴァプール)、
ライアン・メイソン、タウンゼント(トッテナム)、
ウォルコット(アーセナル)、ウィルシャー(アーセナル)
ミルナー(マンチェスター・シティ)
FW:チャーリー・オースティン(QPR)、ウェルベック(アーセナル)
ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)、バーディ(レスター)
3人めの初代表は、人材不足のGK。バーンリーのヒートンは、上の2人に何かあったときのための選出でしょう。デ・ヘア、クルトワ、ロリス、シュマイケル、ティム・ハワード、オスピナ、グザン、ベコヴィッチ、アドリアンなどなど、プレミアリーグは外国人の名手の宝庫。ジョー・ハートはともかく、グリーンやヒートンは悪くはないものの、上記の顔ぶれのなかでは一段落ちる印象です。フレイザー・フォースターの長期離脱がなければ、ヒートンは選ばれなかったでしょう。29歳のGKは、試合を体験できるチャンスがあるかどうかも微妙です。イングランドから優秀なGKが育たなければ、ユーロやワールドカップの上位進出は年を追うごとに難しくなると思います。ストークのバトランドには、ベコヴィッチからポジションを奪うぐらいになってほしいものです。
3人の抜擢以外は、おなじみの顔ぶれ。今の調子でタウンゼントやウォルコットが選ばれるところにイングランドの層の薄さが垣間見られますが、ロス・バークリーやライアン・メイソン、スターリングら若手のさらなる成長に期待しましょう。選手のみなさん、ホジソン監督、がんばってください。疲労がたまっているこの時期、くれぐれも、ケガのないよう。(チャーリー・オースティン 写真著作者/CFC Unofficial)
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
個人的にバーディの招集は嬉しいですね。とても好きな選手です。
しかし攻撃的な選手は選り取り見取りですが、守備的な選手に不安が多いですねイングランド。個人的にウェストハムのノーブルやニューカッスルのコルバックはキャリックの穴を埋めれる選手だと思いますけどなかなか選ばれません。このままウィルシャーを低い位置で使うのでしょうか?今の所機能していますが、強い相手だと不安です。
タカシさん>
確かにそうですね。コルバックはおもしろいですね。ウィルシャーを低い位置で使うのは、今のところは悪くないですが、ヘンダーソン+メイソンのほうがまだ安定しそうです。