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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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右ウイングとSBは即決!プレミアリーグ2021-22シーズン・前半戦ベスト11【表版】

プレミアリーグをこよなく愛するみなさま、あけましておめでとうございます。2022年も、さまざまな切り口でプレミアリーグのおもしろさを伝えていければと思います。さて、新年最初の投稿は、毎年恒例の「前半戦ベスト11」です。

まっすぐ選ぶ「表版」の11人は、秒速で過半が確定しました。ウルヴスの守護神ジョゼ・サ、アーノルド&ジョアン・カンセロ、ベルナルド・シウヴァ、コナー・ギャラガー、モー・サラー。プレミアリーグNo.1のセーブ率85.1%を記録したジョゼ・サは、マン・シティの次に少ない14失点という堅守の軸となりました。開幕当初はルイ・パトリシオのローマ移籍を嘆いたサポーターも、オリンピアコスからやってきたショットストッパーに熱狂しているのではないでしょうか。

プレミアリーグNo.1の右SBトレント・アレクサンダー=アーノルドも、外せないタレントです。8アシスト、クロス成功47本、ビッグチャンスクリエイト10回、キーパス54本はすべてDFのランキングTOPです。左サイドが多かったジョアン・カンセロも、アーノルドとは違うスタイルでトップクラスのフルバックであることを証明しています。パス成功本数1375本、オンターゲット15本はリーグ1位。ウイングやインサイドMFと連携を取りながら、中央にも顔を出す神出鬼没のポジショニングは、ペップの5レーン戦術になくてはならないエッセンスです。

今季プレミアリーグのスタッツで、興味深いポイントがあります。DFのドリブル成功数ランキングのTOP5は、右サイド出身の選手が独占。1位のカイル・ウォーカー=ピータースと4位のジョアン・カンセロは、本来のポジションにリヴラメントとカイル・ウォーカーがいるために、逆サイドにまわった選手です。

プレミアリーグのSBは右が強いのかと思いきや、クロス成功ランキングのほうは、TOP10のうちアーノルドとリース・ジェームズを除く8人が左のスペシャリスト。ドリブルで上位だったセメド、ワン=ビサカ、アーロンズは20位に入っていません。

縦にスプリントするレフトバックと、カットインが好きな左ウイングが多いということでしょうか。ちなみに、タックル成功数ランキングでTOP30に入っているSBも、タイリック・ミッチェルを除く7人が右サイド出身です。

話を戻しましょう。悩ましかったCBは、空中戦勝利1位&デュエル勝利2位のジェームズ・タルコフスキーと、チェルシーの最終ラインを落ち着かせたチアゴ・シウヴァ。37歳のブラジル人は、シュートブロック20回がリーグ3位で、読みの速さによって決定的なピンチを回避するシーンが目立ちました。

アンカーは、ロドリとデクラン・ライスの一騎打ち。並べようかとも思ったのですが、ベルナルド・シウヴァとコナー・ギャラガーを外すわけにはいかず、攻守の貢献度の面積でロドリを取りました。

インサイドMFは、プレミアリーグ19試合7ゴールのベルナルド・シウヴァと、17試合6ゴール3アシストのコナー・ギャラガーで即決でした。チェルシーからクリスタル・パレスにレンタルされた21歳は、タックス成功47本が4位、クロス成功26本は5位、キーパス31本で10位など、さまざまなスタッツで全体のTOP10に食い込み、オールラウンダーぶりをアピールしています。

前線は、プレミアリーグ19試合15ゴール9アシストのモー・サラーがコンマ数秒で確定。ファンも評論家も大半が、レッズの11番をMVPに指名するでしょう。逆サイドは、8ゴール5アシストのエマヌエル・デニス。クラブ・ブルッヘで頭角を現した後、ケルンでパッとしなかったウインガーは、「サラーの次にゴールに絡んだ男」として注目を集めました。移籍金は300万ポンド!コナー・ギャラガーと並んで前半戦最大のサプライズでした。

最も悩んだ最前線は、チャンピオンズリーグも入れると21試合14ゴールのクリスティアーノ・ロナウドが脳裏をよぎったのですが…。欧州を入れてはいけないと思い直し、リーグ2位の10ゴールをゲットしたディオゴ・ジョッタを素直に選びました。サラーとジョッタは、決定機のミスでも11回と10回でワンツーです。怖ろしい…。

以上、プレミアリーグ前半戦のベスト11・表版をお届けしました。次回は、偏愛的チョイスの裏版ベスト11です。これがまた、悩みまくりで…。


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“右ウイングとSBは即決!プレミアリーグ2021-22シーズン・前半戦ベスト11【表版】” への1件のコメント

  1. アイク より:

    新年おめでとうございます。
    前半戦ベスト11裏表、毎年楽しみにしております。ハイライトとともに、名前の挙がらなかった常連達に思いを馳せたりします。シティのトリプルゲームメーカー、昨季二冠王、CL王者を補完すると目された大型FW。ブルーノの名前が無いと、夏に噂されたCR7との共存問題がふと頭をよぎります。
    後半戦も様々なドラマがあるのでしょう。個人的にはフィルミーノの復活とカバーニの爆発を期待します。
    今年も面白い記事を楽しみにしております。どうぞ宜しくお願いいたします。

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