プレミアリーグ2節勝敗予想~虎視眈々マン・シティVS揺れるチェルシー、勝つのはどっち?
さて、日本時間の本日深夜に開催されるアストン・ヴィラVSマンチェスター・ユナイテッドを皮切りに、週末はプレミアリーグ第2節のゲームが各地で行われます。緒戦で結果を出せなかったロンドン勢は、いきなり正念場。アーセナルの相手は、新戦力のキャバイェが活躍してアウェイでノリッジに快勝したクリスタル・パレス。ホワイト・ハート・レーンにストークを迎えるトッテナムは、リヴァプールを苦しめた難敵から今シーズン最初の勝ち点3を奪えるでしょうか。そして、何といっても最大の注目カードはマンチェスター・シティVSチェルシーです。昨季のプレミアリーグでは、エティハド、スタンフォード・ブリッジいずれもドロー。両者ともベストとはいえない状態で激突してしまうのがもったいない一戦です。
スウォンジー戦の終盤、クルトワの退場でひとり少なくなっていた状況でエヴァ・カルネイロ医師がピッチに入ったことをモウリーニョ監督が批判した件は、その後カルネイロさんがマンチェスター・シティ戦のベンチに入らないという「降格報道」が続いたこともあり、イングランドじゅうが注目する大騒動となってしまいました。私は、これについては「ベンチ入りしないことになった直接的な理由がわからないなか、外から是非を語らないほうがよい」と考えています。たとえば、試合後のミーティングで監督と医師の間に信頼関係を保てなくなる会話があったとすれば、しばらく冷却期間を置くという今回の処遇は妥当にみえます。あくまでもチェルシーの組織マネジメントのお話であり、クラブがそれをオープンにしないとしている以上、われわれはエティハドのピッチに目線を切り替えたほうがいいでしょう。
スウォンジー戦のチェルシーを見ていて気になったのは、ジエゴ・コスタとセスクのコンディションの悪さと、DFラインが再三裏を取られていたことです。マンチェスター・シティもまた、プレシーズンに不安定だった守備陣は懸念材料ではありますが、ダヴィド・シルヴァ、スターリング、ヤヤ・トゥレを中心とする攻撃陣は動きがよく、サイドから短いグラウンダーをニアに入れてコントロールショットを狙う崩しが効果的でした。クルトワを欠き、個の調子が上がってこないチェルシーが、エティハドのサポーターを味方につけたマン・シティの攻撃をゼロに抑えるのは難しいのではないでしょうか。昨季の強さを思い出すと、プレミアリーグ王者が最初の2試合で勝ち点1しか積めない姿は想像しづらいのですが、今回はペジェグリーニ監督のチームが「順当勝ち」すると思います。モウリーニョ監督が勝つためには、ロイク・レミーをスタメンで起用するなど、調子を見越した思い切った打ち手が必要なのではないでしょうか。
他のスタジアムに目を向けましょう。セルハーストパークに乗り込むアーセナルは、好調なクリスタル・パレスといえども今季初勝利を飾るでしょう。ウェストハム戦の敗因は、サッカーの内容よりもメンタルの問題だったのではないかと思います。簡単にいえば、自信過剰でふわっとゲームに入ってしまったこと。プレシーズンで多くの課題が露呈したマンチェスター勢には、安全運転で慎重に戦う意志が感じられたものの、アーセナルは自陣での強引なドリブルや無理めのパスが目立ち、2点差となる致命的なサラテのミドルを呼び込んでしまいました。目が覚めたガナーズは、次戦は締めてくるはずです。ここでクリスタル・パレスが力勝ちするようなら、今季のプレミアリーグは年が明けるまでヨーロッパリーグの出場権争いの行方すらまったくわからない大混戦に突入するのではないかと思います。
トッテナムの開幕戦は攻撃陣がおとなしく、マンチェスター・ユナイテッドのペースに合わせて戦ってしまいましたが、ホームに戻って戦うストーク戦では、初戦の終盤に見せたようなアグレッシブなサイド攻撃を見せてくれるのではないでしょうか。中盤より前の選手が前年と変わらず、連携面に不安のないスパーズが、大胆な補強を仕掛けたために熟成に時間がかかりそうなストークに勝つとみます。むしろ心配は、リヴァプールのほうです。アストン・ヴィラにホームで敗れたものの、内容的には悪くなかったボーンマス相手に早い時間でゴールを決められなければ、コウチーニョの神通力も及ばずドローという結果もあるのではないでしょうか。
まとめると、こんな予想です。フライデーナイトはマンチェスター・ユナイテッドが攻撃に迫力を欠くアストン・ヴィラに勝利、昨季プレミアリーグの1位2位対決はマン・シティ、ノースロンドン勢はいずれも快勝、小波乱があるとすればアンフィールドのスコアレスドロー。いかがでしょうか。レスターは、ウェストハムとアウェイですね。もしかしたら、2節が終わったとき、順位表のてっぺんにいるのは、「ブーリン・グラウンドのゲームで勝ったほう」かもしれません。岡崎慎司、楽しみです。
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更新おつかれさまです。
ユナイテッド戦はマドリー、ミランとのゲームから実質中1日半だったので、プレスの強度やパスミスなども致し方ないのかなぁと今考えると思います。言い訳にしているだけですが。
さて、チェルシーシティ戦ですが、なんだかんだで1対1のドローとかにチェルシーが持っていくような気がします。根拠はなくただの山勘ですけども。
今年意外とユナイテッドが走るんじゃないかなぁなんて、これも山勘で思ってます。意外といえば失礼ですが。
にわかスパーズファンさん>
リアリティのある山勘ですね(笑)。私の予想よりは、俄然当たりそうな匂いがします。「意外と」のほうはぜひ当たってほしいです。
初戦の不調 そして守護神クルトワの不在 最大の特徴である堅守の崩壊
これだけの悪条件が揃えばモウリーニョなら間違いなくバス2台並べると思うので
シティサポながらスコアレスドローですかね
相変わらずドン引きのチェルシーを崩せるような流動的な崩しが出来ないので
バス2台www同じ事考えてました
でも開幕戦のヤヤならバス2台でも引っ張っていっちゃいそうですけどね。プレミアリーグファンとしては面白い試合を期待したいです!
チェルシーのカウンターが怖いですね
昨季はシティが圧倒的に攻めてましたが先制されてしまいました
守備固められてカウンター一本で負けなんて
モウリーニョのシナリオ通りにはなって欲しくないですね
話は変わりますが
デヘアはまたベンチにも入らないらしいですね
残留が確定ではないのですか?
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リバプールがアンフィールドでストーク戦と同じような試合をすると?
加えてスタメンは開幕戦であまり良くなかったアイブ➡フィルミーノでくるでしょう。
開幕戦のボーンマスの守備を考慮しても、前半から圧倒して悪くても僅差で勝利、むしろ完勝する可能性の方が高いです。
勝ち点を落とす可能性がはるかに高いのは、クリスタルパレス戦のアーセナルだと思います。
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昨シーズンのアウェイクリスタルパレス戦はピッチが滑りまくってひどかった印象。
今回も危ない気がしまます。
エヴァ・カルネイロ医師が降格した事よりもピッチに入ったことをモウリーニョ監督が批判した事自体がチェルシーを崩壊させそうで怖いですね… レアル時代も身内を批判し始めた頃から崩壊しましたし。 次のシティー戦に負けてしまうと色々とまずいのでバスを止めてでも負けないでほしいです。
記事で外から是非を語らないようにするのがよいと思うと書かれているのに・・。
書き方が悪かったようなので言い直しますが、チェルシーの組織マネージメント云々ではなく、モウリーニョが身内を批判した事が心配です。 次戦負けるとレアル後期と同じような状況になりそうで怖いです
シティズンさん>
その可能性もありますが、チェルシーの両SBが動けていなかったのが気になりました。
グローリーグローリーさん>
ヤヤ、よかったですね。ゴール前を閉められるような展開になれば、彼の出番です。
シティさぽさん>
セスクとジエゴ・コスタがどれだけコンディションを上げられるか、だと思います。デ・ヘアは残留見込みとは報じられたものの、まだまだ何ともいえません。
名無しのゲンさん>
新しい選手と昨季からいる選手の連携がまだまだという印象がありました。マンチェスター・ユナイテッドも世が世なら2試合ともスコアレスドローでしたが、レッズは個の力でガンガンいくような積極性をみせなければ、初戦同様苦戦するかもしれないなと思います。
京都グーナーさん>
早い時間に点が獲れるか、ですね。先にやられて追いかける展開になるとやっかいです。
プレミアリーグ大好き!さん アスピ(ryさん>
サポーターの方々はハラハラでしょうね。マンチェスター・シティ戦直前でもあり。