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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

国内も欧州もマン・シティVSリヴァプール!? 彼らのトレブルの可能性は…!

プレミアリーグで首位を快走しているマンチェスター・シティは、アウェイでスポルティングCPに0-5圧勝。2位に着けているリヴァプールも、スタディオ・ジュゼッぺ・メアッツァでインテルに0-2の完勝です。ペップ・グアルディオラのチームは、FAカップも順調に勝ち上がっており、5回戦はピーターバラとのアウェイゲーム。ユルゲン・クロップはアンフィールドにノリッジを迎えます。

ペップの最大のミッションは、クラブ創設以来初のチャンピオンズリーグ制覇ですが、プレミアリーグ連覇、トレブル達成まで視野に入っているはずです。一方、月末のウェンブリーでチェルシーとカラバオカップ決勝を戦うリヴァプールは、前人未到の4冠の可能性を残しています。さて、プレミアリーグを愛するみなさん!彼らが獲得するトロフィーの数にベットするとしたら、それぞれいくつに張りますか?

オッズが最も高くなりそうなのは、「両者ともに無冠」でしょう。プレミアリーグ2021-22シーズンは、20勝3分2敗のペップを16勝6分3敗のクロップが追いかけるマッチレース。3位以下がまくる可能性はないといい切っても、異論は返ってこないのではないでしょうか。マン・シティは
直近の15試合を14勝1分。レッズは10勝3分2敗。最少失点の首位チームが圧倒的に有利に見えます。

ビッグ6との残り試合はペップが3試合、クロップは4試合。レッズがトロフィーを手にするためには、直接対決を制しつつ、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルをうまくさばかなければなりません。「取りこぼしが少ない昨季王者が、勝ち点差を広げてゴールに辿り着く」という展開をイメージするファンが多いのではないかと思われます。

FAカップを制する可能性を問うても、ペップに票が集まるはずです。2018-19シーズンに国内3冠を達成したマン・シティに対して、クロップ就任後のレッズは5回戦止まり。スペインの名将は、すべての大会を勝ちにいきますが、激しいプレッシングを身上とするドイツ人監督の基本戦略は「選択と集中」です。国内カップを軽視する指揮官が、「南野、チェンバレン、ツィミカスを起用してベスト8で敗退」という結末を迎えても、驚くファンはいないでしょう。

最後のビッグタイトルは、チャンピオンズリーグ。ノックアウトラウンドの緒戦をうまく戦った2つのチームは、ビッグイヤーを奪取できるでしょうか。ブックメーカーのオッズを見ると、本命マン・シティ、対抗バイエルン、3番手リヴァプールが多数派のようです。しかし私の予想は、いくばくかの願望を込めてリヴァプール。ホーム&アウェイにおいては、フィルミーノとルイス・ディアスがサブという驚愕のフロントスリーを擁するチームを推したくなります。

マン・シティの懸念は2点。「日替わり偽9番」と「やりすぎペップ」です。今季のプレミアリーグとチャンピオンズリーグで、1ゴール以下のゲームを数えると、リヴァプールの5試合に対してマンチェスター・シティは11試合。本職のストライカーをセンターに置かないチームは、プレミアリーグの後半戦6試合のうち4試合が接戦です。

加えて、近年のペップが時折見せるアクロバティックな采配も気になります。2019-20シーズンのCLでは、3バック+2トップという見慣れない布陣が空回りしてリヨンに敗れ、チェルシーと戦った昨季のファイナルは、ロドリもフェルナンジーニョもいないスタメンに疑問の声が挙がりました。欧州では、プレミアリーグのクラブとの対決を苦手としている名将は、自らが敗因となるリスクを孕んでいます。

これまでの戦績と過去の結果から考えると、「トレブル達成の可能性は、クロップよりペップ」「しかしリアルガチ予想は、ペップが国内リーグ連覇とFAカップ、クロップが2度めのCL戴冠」です。いかがでしょうか。私の最大の願望は、「彼らが5月のサンクトペテルブルグで激突すること」ですね。いや、もちろんマンチェスターユナイテッドが勝ち続けてくれるのがうれしいですけど、そのタテマエ、今、要ります?


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“国内も欧州もマン・シティVSリヴァプール!? 彼らのトレブルの可能性は…!” への1件のコメント

  1. ペップの街 より:

    ペップ信者には厳しい指摘ですが、「やり過ぎペップ」には不満タラタラながら同意せざるを得ません。スカッドもいじらず真っ向勝負で十分勝てるのに・・・でも、今年がトレブル達成の絶好機。今年がクラブ史上最強と言えるのではないでしょうか。

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