パイェ、サコ、バレンシアが長期離脱…プレミアリーグで最も負傷離脱が多いクラブは?
私は、試合で傷んだ選手が出るたびに、「大丈夫だろうか」と2つのサイトをチェックしにいっています。「injury League」と、「Physio Room」。「injury League」は、冷静に考えるとずいぶん不謹慎なお話なのですが、負傷者が1週休むたびにポイントを1として、その積算で順位表を作成している「裏プレミアリーグ」のようなサイトです。ネガティブな話題でも笑いにしようとするイギリス人らしいサイトともいえますが、応援するチームから負傷者が続出して心を痛めているサポーターからすれば、順位表の上位に愛するクラブの名前を発見するのは実にいまいましい瞬間でしょう。まずは「プレミアリーグ2014-15」、いや、「injury League2014-15」、つまり昨シーズンの順位をおさらいしておきましょう。1位ニューカッスル、2位マンチェスター・ユナイテッド、3位エヴァートン、4位アストン・ヴィラ、5位アーセナル、6位リヴァプール。降格寸前まで追い込まれた北の名門は、ベストメンバーを揃えられずにやりくりに苦労する1年だったのです。
この順位を頭に置きつつ、今シーズンを見てみましょう。1位ニューカッスル、2位エヴァートン、3位リヴァプール、4位クリスタル・パレス、5位アーセナル、6位アストン・ヴィラ。おや、あまり変わった感じがしませんね。クリスタル・パレスとマンチェスター・ユナイテッドが入れ替わっただけで、他は常連さん状態です。試合中の負傷は、一見「不慮の出来事」で、誰にでも等しく起こりえることのように思えますが、こうして見ると、メディカルチームの体制や日頃のトレーニングメニューなどに問題があるクラブが、ゲームで負傷者を多く出してしまっているということなのでしょう。こちらでは3年前に優勝経験があるアーセナルは、筋肉系の負傷者が早期に戻ってくるようにはなったものの、「injury界のメッシ」的存在だったディアビがいなくなっても5位という順位は変わらず、まだまだ改善余地がありそうです。
最後に、うれしいニュースを。ヘンダーソン、ナスリ、レイトン・ベインズ、ソング。長く負傷を抱え、今季満足にプレイできていない選手たちが、今月中に戻ってくるようです。パイェを失ったウェストハムは、ソングがピッチに戻ってくるのは大きなプラス。ヘンダーソンがクロップサッカーでどんな役割を担うのか、今から楽しみです。プレミアリーグファンのわれわれとしては、やはり言い訳無用のベストメンバー同士のガチンコ対決が観たいわけで、「injury League」が盛り上がらなければいいなと願っております。対戦相手の戦力確認や試合の予想などで負傷者の状況が気になる方は、ぜひ上記サイトをチェックしてみてください。
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チェルシーの怪我人の少なさは凄いですね。あの危機的状況のなか、さらに怪我人が増えればどえらいことになってしまいそうで心配です。
injury界のメッシで爆笑しましたw
朝から盛大に牛乳を吹きこぼしてしまいましたw
ユナイテッドは怪我人が減ってて、嬉しい限りです。ファンハールが、去年は練習がハードすぎた、と認めたようですね。ただ、ショー、バレンシアと最終ラインが今年もガタガタになりかけているのが怖いです。これでスモーが怪我した日には……(ガクブル
更新ご苦労様です。
ヘンダーソンの復帰の目処がたったようで本当によかったです。
クロップ監督のもとでのプレー楽しみですね。
レッズの怪我人の多さはファンが慣れてしまうほど常習的ですが、どなたかが試合での怪我のほとんどは日々のトレーニングやケアが要因だと仰っているのを聞きました。
クロップ監督は練習でも試合でもハードワークを要求し、ドルトムント時代の野戦病院っぷりは有名ですが、ぜひクラブ全体で改善に取り組んでほしいですね。
福岡さん>
凄いです。特定のスタッフがいいのではなく、体制や練習メニューがいいのでしょうね。
aさん>
ありがとうございます。確かに、最終ラインが心配ですね。「スモーリングとデ・ヘア、壊れないで!」と毎週祈ってます。
nyonsukeさん>
アーセナルは、試合前のアップのやり方に問題があったとして、変えたそうです。クロップ監督がハードワークを要求するので、なおのこと、リヴァプールも体制見直しが必要なのではないかと思います。