8人獲得+大物ストライカー⁉堅守速攻はレスターの香り、積極補強のミドルスブラに要注意!
クオリティの高い選手で背骨を固めたカランカ監督は、さらに右SBにバレンシアのアントニオ・バラガンを獲得。2005-06シーズンにリヴァプールに在籍していたバラガンは、実に11年ぶりのプレミアリーグ復帰となります。「ガーディアン」によると、ボロがバレンシアに払った移籍金は300万ポンド(約4億2000万円)。ここまで1000万ポンド以上かかった選手はデローンのみで、スコットランドの各年代ユース代表に選ばれた19歳のDFジョーダン・マクギーを含む6人は、ベースを築くための堅実な補強といった趣です。
昨季のボロは、チャンピオンシップ46試合でリーグ最少の31失点という堅守のチーム。37歳のGKコンスタントプロス、190センチの長身DFアヤラ、生え抜きのギブソンを中心とした最終ラインは、10試合連続クリーンシートという素晴らしい記録を残しています。一方の攻撃は、リーグ8位の66ゴールと決してほめられるレベルではありません。ストライカーとはいえない元レスターのニュージェントがトップスコアラーで、8ゴール。2位に入ったのは、2月にセインツからのレンタル移籍で合流したガストン・ラミレスという点取り屋不在のチームでした。
カランカ監督は、昨季は安定していた守備陣も、そのままではプレミアリーグで通用しないと考えているのでしょう。ベルナルド・エスピノサ、バラガンに加えて、800万ポンド(約11億円)でドルトムントのCBスボティッチを迎えようとしています。攻撃においては、2月からの4ヵ月で18試合7ゴールと結果を出してくれたガストン・ラミレスを、レンタルから完全移籍にスイッチしようとしています。スピードのあるウインガー、ヴィクトル・フィッシャーとラミレスという組み合わせは、シンプルな速攻でゴールを奪うという意志表示でしょう。守りを固めたうえで、速攻を仕掛けられる選手を揃えるあたりは、マドリードでモウリーニョさんの片腕を務めた指揮官です。さらにゴールを量産できるストライカーを押さえられれば、ミドルスブラはプレミアリーグ残留…いや、TOP10フィニッシュまであるかもしれません。
一時はファン・ペルシを狙っているという噂がありましたが、ロンドン希望のストライカーの目をイングランド北部に向けるのは難易度が高そうです。マンチェスター・シティのウィルフリード・ボニーやチェルシーのロイク・レミーなど、プレミアリーグで実績があり、トップクラブで思うようにプレイできていない選手が獲れればおもしろいと思いますが、いかがでしょうか。バーンリー、ハル・シティ、ミドルスブラの昇格3クラブのなかで、私がいちばん期待しているのは、カランカ監督率いるこのチームです。(ヴィクトル・フィッシャー 写真著作者/Myrte Hesselberth)
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フィッシャーがプレミアでどれどけ通用するのかは楽しみです!
しかしいつの間にか22歳にもなっていたんですね…
かなりの積極補強ですね。どこまでやれるか楽しみです。チャンピオンシップからの昇格組は良くわからないので、他のチームの状況や予想なども楽しみです
ボロは後ろが堅いので前線がハマれば快進撃の予感がしますね。昨シーズンはワトフォードとボーンマスが予想以上に健闘して上位クラブを苦しめたので、今シーズンも昇格組は脅威ですね
個人的にはバーンリーが楽しみです。ダイチェ監督のシンプルに縦へ縦へと走るサッカーはチームに完全に浸透していて完成度が高く、降格した2季前のリベンジに燃えていると思います。FWのグレイはビッグクラブからスカウティングされている有望株ですし、ブレイクの可能性があるとおもいます!各リーグでコンスタントに毎シーズン15ゴール以上決めてきた、25歳の脂が乗った選手のプレミア初挑戦がどこまで通用するか今から楽しみです。ただ、昨季のカラム・ウィルソンのようにブレイクの矢先に大ケガだけはないように願います…
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ぐらさん>
私も、時が経つのは早いなとびっくりしました。オランダの選手は当たり外れが大きく、当たりはどデカい(ベルカンプ、オーフェルマルス、ニステルローイ…)ので、ドキドキですね。
だしまるさん>
下位&昇格組では、サンダーランド、バーンリー、ハル・シティはおとなしく、ボロとクリスタル・パレスが積極的です。
ホタさん>
アンドレ・グレイはおもしろそうですね。ただし、前線と中盤に、プレミアリーグ経験が豊富な軸となる選手がほしい気がします。昨季のワトフォードにおけるカプェのイメージです。サム・ヴォークスとダニー・イングスの素晴らしいコンビが、イングスの11発だけに終わった2季前の反省を活かせれば、ですね。