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ルーニーがアラダイスに反論!監督交代と負傷者続出に揺れるイングランド代表の23人がようやく決定!

アラダイス・ショック後初めての試合というべきか、サウスゲート監督の初陣というべきか、揺れるイングランド代表が、ワールドカップ欧州予選を戦う23人を発表しました。ジョー・ハートを除く22人がプレミアリーグ所属の選手。昨季プレミアリーグ得点王のハリー・ケインと、アダム・ララナ、ナサニエル・クラインのリヴァプール勢、絶好調だったラヒム・スターリング、ドリンクウォーター、ルーク・ショーを欠いた少し寂しいメンバーのポイントは、「ルーニーは無事に選ばれました」「グレン・ジョンソンのリタイアで、今季プレミアリーグで頭角を現わしたマイケル・キーンが初選出」「調子がいいジョン・ストーンズとマイケル・アントニオの活躍に注目」でしょうか。イングランド代表は、8日にウェンブリーでマルタと、11日に敵地でスロベニアと対戦します。

このたびの代表選出のなかで話題になったのは、イギリスメディア「スカイスポーツ」が報じた「ルーニーの反論」でした。欧州予選の緒戦、スロバキア戦で左のインサイドMFでプレイしたルーニーは、試合後に冴えなかった試合について語っていたサム・アラダイス監督が「あればルーニーの希望」と語ったことで、サポーターの怒りを買ってしまいました。

「サムは、自分は好きなポジションでプレイできるといったが、それは事実ではない。指示通りにプレイしただけだ。あのときのパフォーマンスはいろいろな批判を浴びたが、自分ではよかったと感じている。ここでプレイしたいなどといったりしない。いわれたところでプレイする。大きな誤解だ。彼は過ちに気づき、電話してきたけれど、残念ながら訂正する機会はなかった」(ウェイン・ルーニー)

この話が事実だとすれば、代表チームの命運をサム・アラダイスに託さなくてよかったのではないかと思います。ビッグ・サムは、追加タイムのララナのゴールで何とか勝った試合について、内容の悪さを追及されるストレスフルな場で、選手に責任転嫁するような発言をしてしまう監督だったということになります。前任者のロイ・ホジソンを「優柔不断」と斬り捨てたビッグ・サムもまた、大舞台のプレッシャーのなかで冷静さを保つ器の大きさは持っていなかったかもしれません。「雨降って地固まる」で、ここからの4試合でサウスゲート監督に基盤を固めていただき、今度こそは適任と納得できる監督を選べばいいでしょう。

【ワールドカップ欧州予選 イングランド代表メンバー】
GK/フレイザー・フォスター(サウサンプトン)、ジョー・ハート(トリノ)
 トム・ヒートン(バーンリー)
DF/ライアン・バートランド(サウサンプトン)、ガリー・ケーヒル(チェルシー)
 フィル・ジャギエルカ(エヴァートン)、マイケル・キーン(バーンリー)
 ダニー・ローズ(トッテナム)、クリス・スモーリング(マンチェスター・ユナイテッド)
 カイル・ウォーカー(トッテナム)、ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)
MF/エリック・ダイアー(トッテナム)、ジョーダン・ヘンダーソン(リヴァプール)
 アレックス・オクスレード=チェンバレン(アーセナル)、デル・アリ(トッテナム)
 マイケル・アントニオ(ウェスト・ハム)、セオ・ウォルコット(アーセナル)
 アンドロス・タウンゼント(クリスタル・パレス)
 ジェシー・リンガード(マンチェスター・ユナイテッド)
FW/ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)
 マーカス・ラシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)
 ダニエル・スタリッジ(リヴァプール)ジェイミー・バーディ(レスター・シティ)

こうして見ると、とにかく無難なメンバーですが、ここにいるメンバー以外を選ぶのもまた難しそうです。あるとすれば、ファビアン・デルフ、ロス・バークリー、ジェームズ・ミルナー、トロイ・ディーニー、チャーリー・オースティン、ネイサン・レドモンド、ベン・ギブソン、ジャック・コークあたりでしょうか。ホジソン、アラダイス、34歳のジャギエルカと、プレミアリーグでミスが多いケーヒルに頼らなくてはならないCBがいちばんのウィークポイントです。当面は、スモーリングとジョン・ストーンズのコンビにがんばってもらうしかありません。

8日と11日の試合は観るつもりですが、「レギュラー定着チャンスのジョン・ストーンズ」「ルーニーのポジション」「ヘンダーソンの仕切り」「デル・アリのラストパス」「ここぞという場面でのゴールはラシュフォード!?」といったあたりに注目したいと思います。イングランドばかりで日本代表は気にならないのか!?という声もいただきそうですが、実は今夜は埼玉スタジアム2002です。プレミアリーグとは関係ありませんので、ご報告はできませんが、精一杯応援してまいります。勝ってほしいですね。イングランドも日本も。

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“ルーニーがアラダイスに反論!監督交代と負傷者続出に揺れるイングランド代表の23人がようやく決定!” への2件のフィードバック

  1. 友達 より:

    更新お疲れ様です。

    イングランドは若く楽しみな選手が多いので、監督さえ適任者がきまれば国際大会で活躍できると思うのですが、今の状況は残念です。
    とにかくFAには国内に拘らず、適任者を選んでほしいです。

    さいたまスタジアムうらやましいです。
    日本代表は結果だけなく、チームとしてさらに協会として危機的状況かと思います。
    できればコメントでもいいので、現在の日本代表について管理人さんの意見を聞きたいです。
    とにかく我々は応援あるのみ、私はTVで観戦します!

    —–
    一応、ミルナーは代表引退してますね。
    引退してなければキーンの前にRSBとして召集されてたかもしれません^^;

  2. makoto より:

    nyonsukeさん>
    承知しました。感じたところを何らか書ければと思います。必勝です!

    友達さん>
    口説けば戻ってくる選手もいるので、今は呼びたいですね。ルーク・ショーやクレスウェルがおらず、中盤や前線でも頼りになるので。

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