果たして適任か…?イングランド代表監督候補にロベルト・マンチーニが浮上!
「イングランドはサッカーに対して常に情熱的であり、イングランド代表監督は重要なポジションだ。もし、明日イングランドとフランスの試合があったら、イギリス国家を歌わないことは難しい。もう20年もここにいるのだから、私は半分イングランド人だ。…しかし、クラブと代表は全く違う。私はアーセナルとともにある。イングランド代表監督はイングランド人がやるべきだろう」(アーセン・ヴェンゲル)
マンチェスター・シティでは4-4-2あるいは4-2-3-1、インテルでは4-3-1-2で戦っていたマンチーニ監督のチームは、堅守をベースに速い攻撃を仕掛けるオーソドックスなスタイル。ボールを奪う位置は低く、グアルディオラ、クロップ、ポチェッティーノらが織りなす激しいプレスやショートカウンターとは一線を画しています。プレミアリーグとイングランド代表のサッカーが近しいほうがいいとするなら、同じ元インテルでもワトフォードのワルテル・マッツァーリのほうが適任でしょう。CBにいい人材が乏しい今のイングランドが、引き気味で戦うのはあまり得策ではないように思います。
堅くしようとしてもイタリアやスペインのようにはいきそうにない最終ラインを強固にするよりも、デル・アリ、エリック・ダイアー、カイル・ウォーカー、ダニー・ローズ、ララナ、ヘンダーソン、スタリッジ、ハリー・ケインの「レッズ&スパーズMIX」で、前から追いかけてとにかく走るサッカーに徹したほうが、スペインやドイツ相手に番狂わせを起こす可能性は上がるのではないでしょうか。ジョン・ストーンズとエリック・ダイアーという攻めっ気たっぷりCBコンビで、失点上等とばかりに前へ前へのサッカーを展開するのもありではないかと思うぐらいです。
それなりに実績があるのになかなか名将と呼ばれないマンチーニさんには、もっとリスペクトがあってもいいのにとは思うものの、ただでさえ外国人に厳しいイングランドで代表監督に就任するとなると懐疑的です。名前で威圧することができるか、斬新な戦術で「イングランドが変わった!」と実感させるか、どちらかでないと厳しいのではないでしょうか。前者ならフース・ヒディンク、後者はルディ・ガルシアさんが空いています。イングランド人は、エディ・ハウさんのような若手か、しばらくクラブの監督をやっていないサウスゲイトさんのような監督以外は危なそうです。アラダイスに続いてハリー・レドナップも、「テレグラフ」から不正行為の疑いをかけられているようで…。
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レッズ&スパーズMIXは確かにインテンシティの高いゲームを見せてくれそうで良いですね。大変そうではありますが…
また、「代表は変わる!」というサポーターへの明確な意思表示にもなりますし、そっぽ向かれてしまったサポーターに振り返ってもらうにはこれくらいのことは必要な気がします
くなさん>
よさそうですよね。大昔ですが、ドイツがバイエルンとボルシアMGの選手を揃えてコンセプチュアルなチームを作っていた頃を思い出します。