1位はリヴァプール、最下位はもちろん…プレミアリーグ「サポーター満足度」ランキング
レッズサポーターにとって補強に不満があるとすれば、本職の左SBを連れてこなかったことぐらいでしょう。サディオ・マネとマティプは、早期にチームにフィットしたという表現では足りず、プレミアリーグ屈指のアタッカーとCBといっても大げさではありません。ワイナルドゥムを獲った際に、「トップ下よりもセントラルMFを」と主張した方も、クロップ監督によるインサイドMF起用とヘンダーソンの復活を目の当たりにして、弾幕を取り下げたのではないでしょうか。左SBはミルナーのコンバートで解決しました。ナサニエル・クラインが負傷したときにどうするのかが気がかりですが、昨季プレミアリーグで2試合に先発しているランドールで耐えるのでしょうか。アーセナル、トッテナム、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドに2勝2分で、EFLカップベスト8進出という戦績は文句なし。戦力充実の今シーズンは、2回もカップ戦ファイナルで敗れた昨季を上回る成果を残したいところです。
レッズに続くのはノースロンドン勢です。トッテナムはワニャマ獲得とソン・フンミンの覚醒、アーセナルはムスタフィ加入が大きなプラスポイント。フィンセント・ヤンセン、ルーカス・ぺレス、ジャカは、プレミアリーグに慣れるまでに時間がかかりそうですが、それぞれ才能の片鱗を見せており、今後が楽しみです。この2チームは、大量に負傷者が出なければ今季も優勝争いでしょう。「テレグラフ」が挙げるスパーズの楽観要素は「ここまで唯一の無敗であり、マン・シティに勝つ力がある。若手が成長している」。懸念は「ハリー・ケインの負傷と高エネルギーサッカーによる疲労」。アーセナルは、楽観が「ウォルコットとチェンバレンの復活」、懸念材料は「アレクシス・サンチェスとエジルの契約問題、ジャカのレッドカードの習慣」としています。
スランプに陥ったマンチェスター・シティがそれでも5位なのは、ペップの実績、首位をキープしていること、新戦力の伸びしろをみているのだと思われます。6位につけているエヴァートン、プレミアリーグでは5戦負けなしで8位に上がってきたサウサンプトンが、ここでも上位にランクされているのも納得です。エヴァートンは、ロメウ・ルカクが例年通り着々とゴールを積み上げており、グイェ獲得で中盤が安定。ジョン・ストーンズが抜けた穴はアシュリー・ウィリアムズが埋め、ボラシェはエンジンがかかってきました。ピュエル新監督のセインツは、ネイサン・レドモンドもさることながら、1月に加入したチャーリー・オースティンがゴールを重ねてくれているのが大きいと思います。ファン・ダイクとフォンテのCBコンビは盤石。層が薄いサイドアタッカーがウィークポイントにならなければ、2季連続のヨーロッパリーグ出場権は充分狙えると思われます。
1位/リヴァプール (+10)
2位/トッテナム (+8)
3位/アーセナル (+7)
4位/マンチェスター・シティ (+5.5)
5位/エヴァートン (+5.5)
6位/サウサンプトン (+5.5)
7位/チェルシー (+5)
8位/レスター (+4.5)
9位/ボーンマス (+4.5)
10位/ワトフォード(+3.5)
11位/バーンリー (+2)
12位/WBA (+1.5)
13位/クリスタル・パレス (+1)
14位/ミドルズブラ (0)
15位/ハル・シティ (-3)
16位/ストーク (-7)
17位/ウェストハム (-7)
18位/スウォンジー (-7)
19位/マンチェスター・ユナイテッド (-7.5)
20位/サンダーランド(-10)
チェルシーが7位と低いのは、補強に不満が残ったことと、レッズとアーセナルにやられたことでしょうか。カンテとマルコス・アロンソはいいとしても、ベテランだらけのCBは後半戦のネックとなるかもしれません。レスターの8位はアウエイ未勝利で3勝2分4敗という戦績がマイナスポイント、マンチェスター・ユナイテッドが19位にまで落とされたのは、モウリーニョ就任と大型補強によって期待値が上がったために、落胆が大きいという意味合いでしょう。「ルーニーの行方と、ポグバ&ズラタンが芳しくないことが懸念材料、楽観ポイントは首位と勝ち点6しか離されていないことと、モウリーニョの実績」といわれると、早く戦い方を固めないと相当厳しいシーズンになりそうだと、あらためて思います。
一時のスランプから評価を下げたウェストハムとストークは復調傾向、上位相手に健闘しており順位ほど悪くないスウォンジーは今後に期待するとしても、モイーズ監督のサンダーランドは、ニューカッスルと入れ替わってプレミアリーグから姿を消すかもしれません。デフォーとファン・アーンホルトしかゴールを決めていない脆弱な攻撃陣は、最近3試合で1点も決めておらず、期待できる要素は中盤のハズリとエンドングのブレイクぐらいしか見当たりません。いつも通り、上位は混戦となっている今季のプレミアリーグですが、残留争いはあっさり勝負がついてしまう可能性があります。サンダーランドとハル・シティに加えて、もう1チーム選ぶとすれば、選手層が薄いバーンリーでしょうか。ああ、サンダーランド。ニューカッスルの復帰で、来季はタインウェアダービー復活!と期待しているのですが…。
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今年はマティプ、パイリー、ムスタフィとCBがなかなかの当たり年ですね。
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更新お疲れ様です。
これまでの成績と内容からとても納得できる順位ですね。
素直にレッズの好調はうれしく思い、私も満足度100%です。
今季の好調を裏付ける要因はこれまでにもいろんな方がコメントされていますが、最近は怪我人が少ないことも大きいと思います。
思えばクロップ監督就任後は走行距離増加と激しいプレスから筋肉系の怪我が多発し、PLではクロップ監督は成功できないと指摘されました。
しかし充実したプレシーズンを経て、最適なコンディションと戦術理解をインストールできたことで怪我人も減りベストメンバーを組めているのではと思います。
ヨーロッパの試合がないことも大きいですが。
願わくばこの順位でシーズンを終えたいところですが、PLはそんなに甘くはないですよね・・・笑
しかし、今季はいけると思います!期待です。
レッズファンですが、本当に満足度100%です。
昨季からSBの補強が最優先とされていた中、夏の移籍市場の噂はMFばかりで謎だらけだったのですが、ふたを開けてみればクロップマジック炸裂でした。
マンチェスター勢の華やかなビッグネームに比べ、無知な僕はマネ?マティプ?ワイナルドゥム?さすがレッズ、地味やなと思っていましたが大間違い、今はクロップの慧眼に脱帽してます。
移籍委員会には今も反対ですが、フィルミーノ、ララーナ、ミルナー、クライン、バロテッリをよくぞ獲得したと感謝してます。
ワイナルドゥムに大暴れの予感が漂い始めた今、SAS時代より優勝に近づけるかはわかりませんが、僕的には今までのレッズの中で今季が最高に魅力溢れるチームです。
更新お疲れ様です。
チェルシーファンとしては7位なんですね。確かに補強に関しては焼きもきさせられた感はありますが、第二次モウ体制ですっかり丸くなってしまったスタメン陣の復活。新システムでの躍動など得るものが多過ぎて満足しっぱなしです。若手も積極採用してくれてますし、今季はかなりの激戦が予想されますが、この調子で是非トップ4返り咲きを狙って欲しいです!
レッズサポさん>
夏には、これといっていい選手が市場に出ていないといわれたりもしていたのですが、それぞれピンポイントで最適な選手を獲ってきたようですね。
nyonsukeさん>
選手層が高いレベルで厚くなったのも大きいのではないでしょうか。ララナ、フィルミーノ、コウチーニョを休ませても、それなりに戦えますよね。補強と起用のクオリティが一気に上がった印象です。ここまでのクロップさんは素晴らしいですね。
what a hitさん>
マネとワイナルドゥムは、昨季のプレミアリーグでかなり注目して見ており、いい補強だなと思ってました。マティプは慧眼ですね。量・質とも申し分ないと思います。
雨好さん>
コンテ監督は、引き出しの多さと熱さがいいですね。アザール、ジエゴ・コスタ、カンテ、ペドロ、マティッチは、しばらく顔を見ないで過ごしたいなと思いました(笑)。