2025.01.03 チームの話題(全体・他クラブ)
フラーフェンベルフ、トーマス、カイセド、そしてトナーリ…TOP5の共通項はアンカーの活躍!
リヴァプール、アーセナル、ノッティンガム・フォレスト、チェルシー。プレミアリーグ2024-25シーズンのTOP4には、重要な共通項があります。昨シーズンよりクオリティが高まったセントラルMF。ビルドアップのサポート、守備の安定化、前線へのフィードに長けた6番は、リーグの上位に君臨するうえで欠かせないパーツです。
ユルゲン・クロップが去ったリヴァプールの首位快走を支えているのは、スロット監督に抜擢されたライアン・フラーフェンベルフ。鋭いドリブルと多彩なパスは、クロップに愛された遠藤航が真似できない持ち味です。リヴァプールの全試合出場は、サラー、ファン・ダイクとフラーフェンベルフのみ。インターセプト36回は、アントニー・ロビンソンに次ぐリーグ2位です。
アーセナルの中盤にトーマス・パーティーの復活というトピックスがなければ、もっと苦しい戦いを強いられていたでしょう。昨季プレミアリーグで14試合しか出場できなかったアンカーは、18試合2ゴール2アシスト。ユーロ2024による疲労と度重なる負傷で、攻守ともにパフォーマンスが落ちてしまったデクラン・ライスをフォローし、CBの負担を軽減しています。
ノッティンガム・フォレストの躍進は、ニューカッスルから獲得したエリオット・アンダーソンの存在を抜きにして語れないでしょう。トップ下、2列めの左サイド、アンカーをこなすユーティリティーの高さが強みで、既に5アシストを記録しています。3失点で敗れたニューカッスル、マン・シティ、アーセナルの3試合は、すべて彼が先発しなかったゲームです。
チェルシーの6番は、今季プレミアリーグで全試合先発のモイセス・カイセド。パス本数1160本はリーグ1位で、タックル60回はMFのNo.1です。カバレッジの広さとデュエルの強さに加えて、1発で決定機を生み出す高速のパスも武器となっており、彼とコール・パルマーを欠けばTOP4奪還は厳しくなるでしょう。
アンカーが安定している4チームに対して、ロドリがシーズンアウトのマンチェスター・シティ、ベストの布陣が見出せていないマンチェスター・ユナイテッドは不振に陥っています。アンカーといえば、直近のプレミアリーグ4連勝で12位から5位にジャンプアップしたニューカッスルの戦術変更も、このポジションの重要性がわかる事例です。
9月のフラム戦から5試合連続で勝てず、12位に沈んでいたマグパイズ。エディ・ハウ監督は、前線のチューニングだけでは苦しい状況を変えられませんでした。アーセナルとノッティンガム・フォレストを下した後の4試合は2分2敗。ジョエリントンをウイングに上げ、アンソニー・ゴードンを右にまわすなどの工夫は攻撃力を高めましたが、問題が守備にあることは明確でした。
キャプテンになったブルーノ・ギマランイスのアンカーは聖域だったのですが、ブレントフォードに4-2で完敗したことで、指揮官はついに心臓にメスを入れました。トナーリが6番、ブルーノ・ギマランイスは右のインサイド。運動量が豊富なジョエリントンを左のMFに戻し、アンソニー・ゴードンも再度左サイドに配しています。
先読みに長けたトナーリはカウンターへの対応が的確で、より攻撃的にプレイできるようになったブルーノ・ギマランイスは、ジェイコブ・マーフィーとともに右サイドを活性化しました。レスター、イプスウィッチ、アストン・ヴィラ、マンチェスター・ユナイテッドと、4戦連続のクリーンシートで4連勝。カラバオカップ準々決勝では、ブレントフォードを3-1で下しています。
デクラン・ライスとジョルジーニョ、カイセドとエンソ・フエルナンデスにラヴィア。中盤センターに多大な投資をしたアーセナルとチェルシーは策が功を奏し、リヴァプールも遠藤航とフラーフェンベルフが2年連続で機能しています。対してマン・シティはカルヴァン・フィリップスで失敗し、コヴァチッチやマテウス・ヌネス、ギュンドアンはロドリの穴を埋められていません。
それでもエディ・ハウのように現有戦力をうまく動かせば、中盤の守備力とビルドアップの精度を高められるかもしれません。ペップは最適解を見出せるのか。ルーベン・アモリムの答えはウガルテとメイヌーか、あるいはブルーノ・フェルナンデスを下げるか。チームの浮沈に大きな影響を与えるアンカーは、冬のトランスファーマーケットと後半戦の興味のひとつです。
ユルゲン・クロップが去ったリヴァプールの首位快走を支えているのは、スロット監督に抜擢されたライアン・フラーフェンベルフ。鋭いドリブルと多彩なパスは、クロップに愛された遠藤航が真似できない持ち味です。リヴァプールの全試合出場は、サラー、ファン・ダイクとフラーフェンベルフのみ。インターセプト36回は、アントニー・ロビンソンに次ぐリーグ2位です。
アーセナルの中盤にトーマス・パーティーの復活というトピックスがなければ、もっと苦しい戦いを強いられていたでしょう。昨季プレミアリーグで14試合しか出場できなかったアンカーは、18試合2ゴール2アシスト。ユーロ2024による疲労と度重なる負傷で、攻守ともにパフォーマンスが落ちてしまったデクラン・ライスをフォローし、CBの負担を軽減しています。
ノッティンガム・フォレストの躍進は、ニューカッスルから獲得したエリオット・アンダーソンの存在を抜きにして語れないでしょう。トップ下、2列めの左サイド、アンカーをこなすユーティリティーの高さが強みで、既に5アシストを記録しています。3失点で敗れたニューカッスル、マン・シティ、アーセナルの3試合は、すべて彼が先発しなかったゲームです。
チェルシーの6番は、今季プレミアリーグで全試合先発のモイセス・カイセド。パス本数1160本はリーグ1位で、タックル60回はMFのNo.1です。カバレッジの広さとデュエルの強さに加えて、1発で決定機を生み出す高速のパスも武器となっており、彼とコール・パルマーを欠けばTOP4奪還は厳しくなるでしょう。
アンカーが安定している4チームに対して、ロドリがシーズンアウトのマンチェスター・シティ、ベストの布陣が見出せていないマンチェスター・ユナイテッドは不振に陥っています。アンカーといえば、直近のプレミアリーグ4連勝で12位から5位にジャンプアップしたニューカッスルの戦術変更も、このポジションの重要性がわかる事例です。
9月のフラム戦から5試合連続で勝てず、12位に沈んでいたマグパイズ。エディ・ハウ監督は、前線のチューニングだけでは苦しい状況を変えられませんでした。アーセナルとノッティンガム・フォレストを下した後の4試合は2分2敗。ジョエリントンをウイングに上げ、アンソニー・ゴードンを右にまわすなどの工夫は攻撃力を高めましたが、問題が守備にあることは明確でした。
キャプテンになったブルーノ・ギマランイスのアンカーは聖域だったのですが、ブレントフォードに4-2で完敗したことで、指揮官はついに心臓にメスを入れました。トナーリが6番、ブルーノ・ギマランイスは右のインサイド。運動量が豊富なジョエリントンを左のMFに戻し、アンソニー・ゴードンも再度左サイドに配しています。
先読みに長けたトナーリはカウンターへの対応が的確で、より攻撃的にプレイできるようになったブルーノ・ギマランイスは、ジェイコブ・マーフィーとともに右サイドを活性化しました。レスター、イプスウィッチ、アストン・ヴィラ、マンチェスター・ユナイテッドと、4戦連続のクリーンシートで4連勝。カラバオカップ準々決勝では、ブレントフォードを3-1で下しています。
デクラン・ライスとジョルジーニョ、カイセドとエンソ・フエルナンデスにラヴィア。中盤センターに多大な投資をしたアーセナルとチェルシーは策が功を奏し、リヴァプールも遠藤航とフラーフェンベルフが2年連続で機能しています。対してマン・シティはカルヴァン・フィリップスで失敗し、コヴァチッチやマテウス・ヌネス、ギュンドアンはロドリの穴を埋められていません。
それでもエディ・ハウのように現有戦力をうまく動かせば、中盤の守備力とビルドアップの精度を高められるかもしれません。ペップは最適解を見出せるのか。ルーベン・アモリムの答えはウガルテとメイヌーか、あるいはブルーノ・フェルナンデスを下げるか。チームの浮沈に大きな影響を与えるアンカーは、冬のトランスファーマーケットと後半戦の興味のひとつです。
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