2025.01.16 チームの話題(全体・他クラブ)
レッズは勝利寸前、チェルシーは敗戦回避、マン・シティは激痛…三者三様のドロー決着をチェック!
ブレントフォードVSマンチェスター・シティと、チェルシーVSボーンマスはいずれも2‐2。ノッティンガム・フォレストとリヴァプールの首位攻防戦も、1‐1でポイントを分け合っています。ミッドウィークのプレミアリーグ21節は、火曜日開催の4試合のうち3つがドローとなりましたが、それぞれの余韻は大きく異なります。
0‐2でリードのラスト10分から追いつかれたマン・シティは、激痛のドロー。追加タイムに起死回生のFKでホーム敗戦を逃れたチェルシーは、1ポイントを甘受しなければなりません。ヌーノ・エスピーリト・サント率いる絶好調のチームに勝ちきれなかったリヴァプールは、GKセルスのビッグセーブ3発に拍手を送るべき一戦でした。
ここからは、三者三様の展開を振り返りましょう。Gtechコミュニティ・スタジアムに乗り込んだマン・シティは、フィット感を高めたサヴィーニョとデブライネ、フォーデンが好調で、2ヵ月の長きに渡る不振から脱したように見えました。左サイドのデブライネがファーに通した23分のクロスはハーランドにぴったりでしたが、倒れ込みながらのヘッドは惜しくも右に外れました。
38分の速攻は、デブライネが左に出したラストパスをハーランドがダイレクトでシュート。GKフレッケンにキャッチされたものの、稀代のプレーメイカーが前を向いて持つと何かが起こるという期待感を抱かせる展開でした。前半は0‐0。後半開始から間もない50分には、自陣から一気にドリブルでボックスに入ったサヴィーニョの一撃が、右のポストにヒットしました。
マン・シティの先制は、ダムズゴーのゴールがオフサイドで取り消された直後の66分。サヴィーニョが右のデブライネにパスを通すと、高速クロスが中央に入り、フォーデンが左足のインサイドで左のポストの内側に当てました。78分には、左から上がったサヴィーニョのシュートをフレッケンがセーブしますが、こぼれ球に先着したフォーデンが難なく押し込みました。
80分を過ぎても0‐2。昨季までの彼らなら、ゲームをコントロールして3ポイントをゲットしていたはずです。ホームチームが差を詰めたのは82分。1分半も続いた波状攻撃から、ボックスの手前にいたダムズゴーが右に浮かすと、ルアスレウのダイレクトの折り返しが中央に入りました。ウィサはまさかのどフリー。左足に持ち替えて打つ余裕があり、オルテガはノーチャンスでした。
痛恨の同点ゴールは92分。最終ラインが5人になっていたマン・シティは、クロスへの対応という弱点を露呈しました。右にいたルイス・ポッターが左足でニアに入れると、アカンジに競り勝ったノアゴーアのヘッダーをオルテガは弾き切れず。シュート数は18対21ですが、xGは2.58対2.22でブレントフォードが上回っており、昨季王者は不安定な守備を改善できていません。
チェルシーの課題も、自陣でのミスが多い最終ラインです。スタンフォードブリッジにボーンマスを迎えた一戦は、13分にリードする順調なスタートでした。エンソ・フェルナンデスの縦パスを受けたニコラス・ジャクソンは、背後からザバルニーのプレッシャーを受けていたのですが、巧みなタッチで回り込んで前を向くと、ラインの裏に絶妙なスルーパスを通しました。
GKトラヴァースと1対1のコール・パルマーは、キックフェイントで相手の体勢を崩して左に流し込みました。1‐0の37分、ボーンマスの決定機はチェルシーあるある。ロベルト・サンチェスが軽率なパスをクライファートにカットされ、ボックス左に出たワッタラの折り返しをデヴィッド・ブルックスが拾うと、ラストパスを直接叩いたクライファートの一撃は左ポストを叩きました。
こぼれ球をキープしたカイセドが、自陣に降りてきたニコラス・ジャクソンにパスを通すと、ハイセンとデヴィッド・ブルックスを次々とかわしたストライカーは、ボックス手前からのシュートを左のポストに弾かています。チェルシーは1‐0で折り返したのですが、50分に自陣でボールを奪われ、リードを消されてしまいました。
クライファートにつぶされたのは、ハムストリングの負傷が癒えて復帰したばかりのラヴィア。中央をドリブルで進んだ19番が左にラストパスを出すと、セメンヨに追い抜かれたカイセドが後ろから足を引っかけてしまい、PKです。クライファートのキックは、ロベルト・サンチェスの逆を取って右。1‐1の均衡が崩れたのは、68分でした。
クリスティが左のセメンヨにパスを出すと、縦にワンタッチして左足で強烈なシュート。アチャンポンは対応できず、ニアを空けていたロベルト・サンチェスも触れませんでした。77分にニコラス・ジャクソンが左から放ったシュートは、トラヴァースがセーブ。88分のFKで競り勝ったトシンのヘッドも、GKがダイブしてクロスバーの上に弾き出しました。
94分のFKを右隅に突き刺したのは、2ヵ月ぶりにピッチに立ったキャプテンのリース・ジェームズ。右足で巻いてポストすれすれに決めたシュートはパーフェクトで、ボーンマスの壁が不十分というひとことで片付けたくはありません。感動的なシーンでしたが、タイムアップの笛が鳴ると、プレミアリーグで5試合連続勝利なしという重い現実を突きつけられます。
リヴァプールをシティ・グラウンドに迎えたノッティンガム・フォレストは、8分にあっさり先制しました。ハーフライン付近の競り合いで勝ったハドソン・オドイがすかさず中央のエランガにつなぐと、ボックス左のクリス・ウッドにラストパスが渡り、左足のシュートがファーのサイドネットに届きました。
攻め続けていたレッズがようやく追いついたのは66分。左からCKを蹴ったツィミカスと、左隅にヘディングシュートを決めたジョッタは、直前に切られた交代カードでした。首位チームが引っくり返す展開かと思いきや、77分にクロスのこぼれ球を叩いたジョッタのボレーと、88分のサラーのノーステップのシュートは、いずれもセルスのビッグセーブに阻まれました。
3チームが半歩前進となったことで、ノースロンドンダービーを逆転で制したアーセナルがリヴァプールに接近し、速攻炸裂でウルヴスに3発快勝のニューカッスルは、プレミアリーグ6連勝で4位に浮上しました。3位との対戦だったリヴァプールはともかく、5位チェルシーと6位マン・シティは巻き返せるのでしょうか。23節はエティハドで直接対決ですが…。
0‐2でリードのラスト10分から追いつかれたマン・シティは、激痛のドロー。追加タイムに起死回生のFKでホーム敗戦を逃れたチェルシーは、1ポイントを甘受しなければなりません。ヌーノ・エスピーリト・サント率いる絶好調のチームに勝ちきれなかったリヴァプールは、GKセルスのビッグセーブ3発に拍手を送るべき一戦でした。
ここからは、三者三様の展開を振り返りましょう。Gtechコミュニティ・スタジアムに乗り込んだマン・シティは、フィット感を高めたサヴィーニョとデブライネ、フォーデンが好調で、2ヵ月の長きに渡る不振から脱したように見えました。左サイドのデブライネがファーに通した23分のクロスはハーランドにぴったりでしたが、倒れ込みながらのヘッドは惜しくも右に外れました。
38分の速攻は、デブライネが左に出したラストパスをハーランドがダイレクトでシュート。GKフレッケンにキャッチされたものの、稀代のプレーメイカーが前を向いて持つと何かが起こるという期待感を抱かせる展開でした。前半は0‐0。後半開始から間もない50分には、自陣から一気にドリブルでボックスに入ったサヴィーニョの一撃が、右のポストにヒットしました。
マン・シティの先制は、ダムズゴーのゴールがオフサイドで取り消された直後の66分。サヴィーニョが右のデブライネにパスを通すと、高速クロスが中央に入り、フォーデンが左足のインサイドで左のポストの内側に当てました。78分には、左から上がったサヴィーニョのシュートをフレッケンがセーブしますが、こぼれ球に先着したフォーデンが難なく押し込みました。
80分を過ぎても0‐2。昨季までの彼らなら、ゲームをコントロールして3ポイントをゲットしていたはずです。ホームチームが差を詰めたのは82分。1分半も続いた波状攻撃から、ボックスの手前にいたダムズゴーが右に浮かすと、ルアスレウのダイレクトの折り返しが中央に入りました。ウィサはまさかのどフリー。左足に持ち替えて打つ余裕があり、オルテガはノーチャンスでした。
痛恨の同点ゴールは92分。最終ラインが5人になっていたマン・シティは、クロスへの対応という弱点を露呈しました。右にいたルイス・ポッターが左足でニアに入れると、アカンジに競り勝ったノアゴーアのヘッダーをオルテガは弾き切れず。シュート数は18対21ですが、xGは2.58対2.22でブレントフォードが上回っており、昨季王者は不安定な守備を改善できていません。
チェルシーの課題も、自陣でのミスが多い最終ラインです。スタンフォードブリッジにボーンマスを迎えた一戦は、13分にリードする順調なスタートでした。エンソ・フェルナンデスの縦パスを受けたニコラス・ジャクソンは、背後からザバルニーのプレッシャーを受けていたのですが、巧みなタッチで回り込んで前を向くと、ラインの裏に絶妙なスルーパスを通しました。
GKトラヴァースと1対1のコール・パルマーは、キックフェイントで相手の体勢を崩して左に流し込みました。1‐0の37分、ボーンマスの決定機はチェルシーあるある。ロベルト・サンチェスが軽率なパスをクライファートにカットされ、ボックス左に出たワッタラの折り返しをデヴィッド・ブルックスが拾うと、ラストパスを直接叩いたクライファートの一撃は左ポストを叩きました。
こぼれ球をキープしたカイセドが、自陣に降りてきたニコラス・ジャクソンにパスを通すと、ハイセンとデヴィッド・ブルックスを次々とかわしたストライカーは、ボックス手前からのシュートを左のポストに弾かています。チェルシーは1‐0で折り返したのですが、50分に自陣でボールを奪われ、リードを消されてしまいました。
クライファートにつぶされたのは、ハムストリングの負傷が癒えて復帰したばかりのラヴィア。中央をドリブルで進んだ19番が左にラストパスを出すと、セメンヨに追い抜かれたカイセドが後ろから足を引っかけてしまい、PKです。クライファートのキックは、ロベルト・サンチェスの逆を取って右。1‐1の均衡が崩れたのは、68分でした。
クリスティが左のセメンヨにパスを出すと、縦にワンタッチして左足で強烈なシュート。アチャンポンは対応できず、ニアを空けていたロベルト・サンチェスも触れませんでした。77分にニコラス・ジャクソンが左から放ったシュートは、トラヴァースがセーブ。88分のFKで競り勝ったトシンのヘッドも、GKがダイブしてクロスバーの上に弾き出しました。
94分のFKを右隅に突き刺したのは、2ヵ月ぶりにピッチに立ったキャプテンのリース・ジェームズ。右足で巻いてポストすれすれに決めたシュートはパーフェクトで、ボーンマスの壁が不十分というひとことで片付けたくはありません。感動的なシーンでしたが、タイムアップの笛が鳴ると、プレミアリーグで5試合連続勝利なしという重い現実を突きつけられます。
リヴァプールをシティ・グラウンドに迎えたノッティンガム・フォレストは、8分にあっさり先制しました。ハーフライン付近の競り合いで勝ったハドソン・オドイがすかさず中央のエランガにつなぐと、ボックス左のクリス・ウッドにラストパスが渡り、左足のシュートがファーのサイドネットに届きました。
攻め続けていたレッズがようやく追いついたのは66分。左からCKを蹴ったツィミカスと、左隅にヘディングシュートを決めたジョッタは、直前に切られた交代カードでした。首位チームが引っくり返す展開かと思いきや、77分にクロスのこぼれ球を叩いたジョッタのボレーと、88分のサラーのノーステップのシュートは、いずれもセルスのビッグセーブに阻まれました。
3チームが半歩前進となったことで、ノースロンドンダービーを逆転で制したアーセナルがリヴァプールに接近し、速攻炸裂でウルヴスに3発快勝のニューカッスルは、プレミアリーグ6連勝で4位に浮上しました。3位との対戦だったリヴァプールはともかく、5位チェルシーと6位マン・シティは巻き返せるのでしょうか。23節はエティハドで直接対決ですが…。
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