アルデルヴァイレルトの週給は安すぎる…と思って調べたら、めっちゃ安かったトッテナムの給与総額!
プレミアリーグNo.1の締まり屋ダニエル・レヴィ会長にとって、お買い得だったのは移籍金だけではありませんでした。アルデルヴァイレルトの現在の週給は、5万ポンド(約710万円)。年俸に直すと3億7000万円程度で、ACミラン時代の本田圭佑の7億円を横に並べると、活躍ぶりに対していかに安いかがわかります。現在の彼の契約は、1年の延長オプション付きながら2019年までとなっており、週給7万ポンド(約1000万円)以上にならなければ、次の夏に移籍を考えるということのようです。スパーズでは、今季プレミアリーグ開幕直前に、ダニー・ローズが「チームの他の選手同様に、自分も報酬を得るべきだ。お金が最優先といっているわけではなく、価値の問題だ」とサラリーUPを要求。エリック・ダイアーも不満を抱えていると伝えられています。マンチェスター・ユナイテッドへの移籍を熱望していると報じられた左SBも、マンチェスター・ユナイテッドが狙っているといわれるセントラルMFも、何らかのフォローがなければ次こそはクラブを出ていく可能性が高そうです。
これらの数字を見て、「スパーズはどんだけ安いんだ!?」と感じた方が多いのではないでしょうか。現在のプレミアリーグは、優勝争いはTOP6といわれていますが、選手の給与を見るとTOP5とトッテナムは別世界です。7月に「talksports」が、監査法人デロイトの「Annual Review of Football Finance 2017」より2015-16シーズンのクラブ別給与総額を紹介しているのですが、プレミアリーグで最も高いのはマンチェスター・ユナイテッドで2億4100万ポンド(約342億円)。続く2位には2億3200万ポンドのチェルシー、3位はリヴァプールで2億900万ポンドと、ここまでが2億ポンド(約284億円)台です。マンチェスター・シティは1億9800万ポンド、アーセナルは1億9500万ポンドと4位・5位は僅差ですが、6位トッテナムは何と1億500万ポンド(約149億円)!プレミアリーグで最も平均年齢が低かったクラブは、ノースロンドンのライバルの半分程度しか払っていません。
スパーズの総額は、7位となる9500万ポンドのエヴァートン、9300万ポンドの8位アストン・ヴィラとさほど変わらず、「中堅クラブのギャランティでプレミアリーグ3位をゲットした効率のいいクラブ」なのです。さらに「talksports」は、8月にはTOP6の「Highest paid players」を紹介しています。トッテナムで最も週給が高いのは、ハリー・ケインとウーゴ・ロリスで10万ポンド(約1420万円)。アーセナルはメスト・エジルで14万ポンド、リヴァプールはコウチーニョの15万ポンドとスパーズを大きく上回り、さらにここから水準が大きく変わります。チェルシーのセスクとアザールは22万ポンド、マンチェスター・シティのセルヒオ・アグエロは24万ポンド。プレミアリーグ得点王の3倍近い28万ポンドをもらっているポール・ポグバは、ルカクを口説いたエージェント料も込みで…というわけではないでしょう。これらの数字からお伝えしたいことは、2つです。
トッテナムは、安い。これでも選手を退団させないポチェッティーノ監督の求心力は凄い!
「スカイスポーツ」によれば、トッテナムがアルデルヴァイレルトについて2019年から1年の契約延長というオプションを行使すれば、2020年の夏には2500万ポンド(約35億5000万円)という安いお値段で他クラブにいけることになるそうです。「Toby Alderweireld committed to Tottenham insists Mauricio Pochettino(マウリシオ・ポチェッティーノは、アルデルヴァイレルトはトッテナムにコミットしていると主張)」と題された記事は、トッテナムがこのバイアウト条項を消したがっていると伝えていますが、レヴィ会長は大黒柱の年俸をどこまで上げるのでしょうか。ケチりすぎると、ファン・ダイクを獲れなかったクラブたちが忍び寄ってくると思われます。いや、そうなったら、商売上手の会長はファン・ダイクの上をいく8000万ポンドとかいい出すのでしょうね…結局、この方が最強です。
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スパーズ、というよりレヴィ御大の倹約家っぷりは半端ないですが、それ以上に主様も仰ってるポチェッティーノのマネジメント力は特筆すべきものがありますね。
ズバ抜けたモチベーターという点ではクロップに一日の長があると思ってますが、若手起用にも積極的で、明らかに他トップチームよりも劣るスカッドを駆使して結果を残した昨シーズンは、ポチェッティーノの監督としての資質の高さに唸らされたものです。
今季は昨季のCLの屈辱の挽回と、ウェンブリーに馴染むという新たなハードルがありますが、ケインのバックアップに、ある意味『らしくない』ジョレンテの補強(*やはりこの取引も安かった!)と、更なるユース出身組の抜擢、そして現主力組はヨーロッパで結果を出したらレヴィさんも首を垂れると信じて、我がレッズも含めた金満チームと互角に渡り合う姿を観たいですね!
プロスポーツにおいて選手は給料の高い方に移っていくというのは統計的にも実証されており
もう名実ともに中堅では無くなったスパーズも現有戦力をキープするためには
今後給与水準の大幅な引き上げを余儀なくされるでしょうね
スパーズのように給与水準が低めで急成長を遂げたクラブの場合プレミアリーグに人件費の支出制限ルール
における前年比での給与増加分の制限が大きな障害になる可能性が有るのではないでしょうか
ノースロンドンのライバルクラブはこの給与増加分の制限をクリアするのに手間取った為に
この夏の移籍市場で大惨敗を食らったと聞きますので敏腕レヴィ会長のお手並み拝見させてもらいます
給与額だけで見ると、スパーズは本来優勝を争えるクラブではないとも言えるんですよね。
実際、ハリー・レドナップやマーティン・ヨルでさえ三位以上には進出できませんでした。
ファンが優勝の可能性について語ることができるようになったというだけでも、ポチェッティーノの功績の大きさがわかります。
一方で、いかにチームの主力が給与を不満にしていようとも、スパーズは急激な給与高騰をさせるべきではないと私は思っています。
トップ5入りを成し遂げたヨル政権以降、三歩進んで二歩下がるような歩みをスパーズが続けられたのも、全てはレヴィ会長の黒字経営重視路線のおかげ。
この10年、スパーズが一見迷走とも取れる浮沈を繰り返している横で、トップ4に果敢に挑んでいったクラブはヴィラを筆頭にボルトン、ポーツマス、ニューカッスル、ブラックバーンなど経営が原因の負のサイクルに陥っていきました。スパーズ以外ではエヴァートンくらいでしょう、生き残っているのは。
もちろん新スタジアム完成等で経営に余裕が出たら、給与は上げていけばいいと思います。しかし経営的な観点で抑えられているのであれば、給与の引き上げは極力セーブすべき、と思います。
まあ辣腕を絵に書いたようなレヴィなら大丈夫と思いますが。笑
更新おつかれさまです。
結局レビィさんに任せとけばいい気がします。笑
ポチェのチームではありますが、レビィの会社ですから。レビィが大幅にしくじる事はないと信じています。
タムコップさん>
そうですね。フィンセント・ヤンセンやシソコが機能しなかったのにあの強さは素晴らしいです。
ゆうまさん>
サラリーキャップは、コマーシャル収入とマッテデイ収入の増収分はサラリーに充てられるので、スポンサーを増やすという手もあります。
siniさん>
誰かが引き抜かれたら、また新しい若手をスターに育てるんでしょうね。ブレませんね。
にわかスパーズファンさん>
ないでしょうねぇ!