2026.03.31 チームの話題(全体・他クラブ)
「BBC」が調査結果をレポート!「プレミアリーグは誤審が増えている」「サポーターはVARが大嫌い」
試合の中で起こった重要なジャッジを検証し、レフェリーとVARの判断が適切だったかを評価する独立委員会は、今シーズンのVARによる誤審が既に18件に達していると報告しています。昨シーズンは、トータルで18件。2022-23シーズンの38件や、2023-24シーズンの31件からは改善しているものの、フェアネスを重視するファンにとってはモヤモヤする話でしょう。
VARのエラーの内訳を見ると、明らかな誤審は3件で、介入すべきシーンの見落としが15件となっています。フィールド上での誤審は25件で、2枚目のイエローカードに関する誤審が11件。いずれも昨シーズンより増えています。2019‐20シーズンのVARの導入から、誤審は順調に減っていたのですが、ここにきて頭打ちとなっているようです。
正確であること、公平であることを重視しがちなわれわれ日本人は、どうしたらミスを撲滅できるかと考え、カメラの台数の増加やピッチに埋め込むセンサーなどを検討したくなります。しかしスタンドに足を運ぶ現地のサポーターは、「VARを廃止してほしい」という声が多数を占めています。フットボールサポーター協会(FSA)の調査によると、75%がVARに否定的です。
アンケートに答えた8000人の半数以上が「シーズンに少なくとも15試合を観戦する」と答えており、コアなファンに対する調査といえます。気になる数字をいくつか挙げてみましょう。「VARによってレフェリーの判定がより正確になった」という設問は「NO」が72%。「VARのジャッジの根拠は不明確」には、74%が「YES」と答えています。
「VARがCKが正しく与えられたかをジャッジする」というルール変更は、72%が反対。2枚めのイエローカードへの介入も、52%が難色を示しています。「プレミアリーグのVAR導入が試合の観戦体験を向上させた」は90%が「NO」で、「テレビでの観戦がより楽しくなる」も94%が否定しています。「VARがゴールセレブレーションの自発性を損なった」は、91%が賛成です。
「この調査で、ファンの大半がVARの廃止を望んでいることが明らかになりました。私たちは長い間、VARと共存してきたのですが、試合に与える悪影響を目の当たりにしてきました。人々はVARにかかる時間、正確性、即興性の喪失に苛立ちを感じています。これはフットボールが本来あるべき姿や、特別な瞬間にある本質を損なうものです」(トーマス・コンキャノン/FSAプレミアリーグ・ネットワーク・マネージャー)
わかりやすくいうと、「オレたちはゴールで盛り上がりたいのに、テンションが下がるんだよ。時間がかかるのに、正確じゃねえし」といった感じでしょう。「VAR導入以来、プレミアリーグにおけるレフェリングは96~97%が的確で、VARによる遅延時間は過去2シーズンで25%減少した」というキーマッチ・インシデント・パネルの報告も、納得感は得られないようです。
とはいえ、VARがない世界には、もう戻れないでしょう。プレミアリーグは、「近年のシーズンでは、VARによって判定が覆るシーンが約100件発生している。これらは、本来であればゴールが誤って認められたり、無効とされたり、レッドカードやペナルティが見逃されたり、誤って与えられたりしたケースだ」と指摘しています。
プレミアリーグは他国よりVARの介入の基準が厳しく、レフェリーのジャッジが優先されているとのこと。チャンピオンズリーグのVAR介入は、プレミアリーグの約2倍だそうです。最後の切り札は、「AIによる360度映像解析で瞬時にジャッジ」でしょうか。それならエヴァートン戦のカイ・ハヴェルツや、チェルシー戦のティアウはPKを取ってもらえたのか…?
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