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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

いよいよ決戦!チェルシー、リヴァプール、マン・シティ…プレミアリーグ3強の最終勝ち点予測(前篇)

「取りこぼさなければチェルシー」「上位を食えるかリヴァプール」「アウェイがカギのマンチェスター・シティ」といったところでしょうか。2013-14シーズン、プレミアリーグも残り10試合を切り、いよいよ佳境に入ってまいりました。今季は天候不良やFAカップ、キャピタルワンカップによる延期試合が多数出た関係でクラブ間の消化試合数に差があり、現在、勝ち点比較が難しい状況になっています。この稿ではあらためて、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・シティのプレミアリーグ3強について、これからの対戦相手をチェック。最終的に栄冠を勝ち取りそうなのはどのチームなのかを洗い出してみたいと考えています。

現在の勝ち点はチェルシーが69、リヴァプールは65、マンチェスター・シティが63となっていますが、国内カップであっさり敗れたためにいちばん消化試合数が多いチェルシーと、国内カップと強風で延期試合が多く、消化が少ないマンチェスター・シティの間で3試合の差があります。ちなみに、「延期試合はすべて勝利する」として、チェルシーの31試合に合わせて勝ち点を計算すると、

マンチェスター・シティ72、チェルシー69、リヴァプール68

なのですね。いやー、しびれます。昨季はマンチェスター・ユナイテッドの独走(涙)で、その前年はマンチェスター勢の一騎打ち。残り10試合を切って、優勝の可能性があるクラブが実質的に3つ(アーセナルの奇跡の逆転まで考慮すれば4つ)もあり、上と下が勝ち点4しか離れていないシーズンは、このところありませんでした。スペインはもっとえらいことになっていますが、それはそれとして、盛り上がります、プレミアリーグ。まずは、3強の今後のスケジュールを見てみましょうか。

【チェルシー】21勝6分け4敗=勝ち点69
3/29(土) プレミアリーグ VSクリスタル・パレス(A)
4/2 (水) チャンピオンズリーグ VSパリ・サンジェルマン(A)
4/5 (土) プレミアリーグ VSストーク・シティ(H)
4/8 (火) チャンピオンズリーグ VSパリ・サンジェルマン(H)
4/13(日) プレミアリーグ VSスウォンジー(A)
4/20(日) プレミアリーグ VSサンダーランド(H)
4/27(日) プレミアリーグ VSリヴァプール(A)
5/3 (土) プレミアリーグ VSノーウィッチ(H)
5/11(日) プレミアリーグ VSカーディフ・シティ(A)

【リヴァプール】20勝5分け5敗=勝ち点65
3/26(水) プレミアリーグ VSサンダーランド(H)
3/30(日) プレミアリーグ VSトッテナム(H)
4/6 (日) プレミアリーグ VSウェストハム(A)
4/13(日) プレミアリーグ VSマンチェスター・シティ(H)
4/20(日) プレミアリーグ VSノーウィッチ(A)
4/27(日) プレミアリーグ VSチェルシー(H)
5/3 (土) プレミアリーグ VSクリスタル・パレス(A)
5/11(日) プレミアリーグ VSニューカッスル(H)

【マンチェスター・シティ】20勝3分け5敗=勝ち点63
3/25(火) プレミアリーグ VSマンチェスター・ユナイテッド(A)
3/29(土) プレミアリーグ VSアーセナル(A)
4/5 (土) プレミアリーグ VSサウザンプトン(H)
4/13(日) プレミアリーグ VSリヴァプール(A)
4/16(水) プレミアリーグ VSサンダーランド(H)
4/21(月) プレミアリーグ VS WBA(H)
4/27(日) プレミアリーグ VSクリスタル・パレス(A)
5/3 (土) プレミアリーグ VSエヴァートン(A)
5/7 (水) プレミアリーグ VSアストン・ヴィラ(H)
5/11(日) プレミアリーグ VSウェストハム(H)

さて、最初に確認したいのは「プレミアリーグ上位とのゲームをどれだけ残しているか」です。現状を簡単にいえば、「ほとんど終わったチェルシー」「ホームを残すリヴァプール」「アウェイだらけのマンチェスター・シティ」ですね。マンチェスター・シティは、これから5日間でマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルと戦わなければならず、さらにリヴァプールとの直接対決、伏兵エヴァートンとのゲームを敵地に残す厳しいスケジュールです。リヴァプールの希望は、ライバルとのホームゲームを残していること。チェルシーは、リヴァプールとのアウェイゲームをドロー以上に持ち込めればOKです。

こうしてみると、リヴァプールに負けなければいいチェルシーに対して、チェルシーより勝ち点3上にいける可能性があるとはいえ、アドバンテージが3点しかないため、アウェイの上位対決4試合で1敗しかできないマンチェスター・シティのほうが苦しいですね。今季のマンチェスター・シティのアウェイ成績は、7勝3分4敗。強いチームとのアウェイ戦をこれだけ残しながら、半分しか勝ててないわけですから、現在、数字上最も優勝に近いのはチェルシーなのです。ペジェグリーニさんがおとなしいのをいいことに、モウリーニョさんとロジャースさんは「マンチェスター・シティが有利」と合唱していたりしますが、私からすれば「くえないタヌキが二匹いる」としか思えません。

さて、少し話は変わりますが、今季の3強の特徴は、「ホームで滅法強いこと」です。スタンフォード・ブリッジで無敗を誇るモウリーニョのチェルシーは14勝2分け。アンフィールドの熱狂的なサポーターに支えられたリヴァプールは12勝1分け1敗。ホームとアウェイで別人格になる「内弁慶」マンチェスター・シティは13勝1敗。これをふまえて、「3強直接対決以外のホームを全部勝ったとしたら、残る対戦相手はどうなっているのか」をあぶりだしてみました。こちらをみると、さらにプレミアリーグの終盤戦がどういう状況になっているのかがクリアになります。…とはいえ、長くなりました。このあたりで仕切り直して、続きは後篇で。

「いよいよ決戦!チェルシー、リヴァプール、マン・シティ…プレミアリーグ3強の最終勝ち点予測(後篇)」を読む

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