偏愛的プレミアリーグ見聞録

今節のプレミアリーグがひととおり終わった火曜日の朝に、残留バトルの最新トピックスについてもUPしたかったのですが、マンチェスター・ユナイテッドのモイーズ監督解任騒動があったりしたため、少し遅くなってしまいました。大混戦のプレミアリーグの残留争いは、1試合消化するごとに状況が激変。先週末は、私が降格予想に入れていたスウォンジーがアウェイで勝ち、最下位のサンダーランドがチェルシー、マンチェスター・シティから勝ち点4を稼いだため、この2チームが浮上しています。

以下に、プレミアリーグ降格の可能性があるクラブを、今後獲得可能な最大勝ち点順に並べてみました。下位4チームの最大勝ち点がMAXで41、現在は29～32、がんばっても今後の3～4試合で2勝までと考えれば、残留ラインは36～38になりそうです。既に勝ち点35に到達しているハル・シティとアストン・ヴィラ、スウォンジーは全敗しなければOK、勝ち点33のWBAから下は、1勝だと足りず、最低でも勝ち点4は乗せたいところです。

おもしろいのは、勝ち点29で最下位のサンダーランドが、カーディフ、WBA、スウォンジーと、直接対決を3試合残していることですね。2週間前には、「現実を受け入れないといけない」と「諦め発言」していたポジェ監督は、チェルシー戦の勝利でいま一度、アクセルを踏み直しているのではないかと思われます。まずは、最新の各クラブの勝ち点と、今後の対戦相手の一覧をご覧ください。カギを握るのは、今後の対戦すべてが「プレミアリーグ上位＆降格候補同士の直接対決のみ」となっているアストン・ヴィラとサンダーランド、そして残り3試合がすべて上位のノリッジです。

ハル・シティ　10勝6分け18敗＝勝ち点36　最大勝ち点48
4/26（土） フラム(A)　
5/3  （土） アストン・ヴィラ(A)
5/6  （火） マンチェスター・ユナイテッド (A)
5/11（日） エヴァートン(H)

アストン・ヴィラ　9勝8分け17敗＝勝ち点35　最大勝ち点47
4/26（土） スウォンジー(A)
5/3 （土） ハル・シティ(H)
5/7 （水） マンチェスター・シティ(A)
5/11（日） トッテナム(A)

WBA　6勝15分け13敗＝勝ち点33　最大勝ち点45
4/26（土） ウエストハム(H)
5/4 （日） アーセナル(A)
5/7 （水） サンダーランド(A)
5/11（日） ストーク(H)

スウォンジー　9勝9分け17敗＝勝ち点36　最大勝ち点45
4/26（土） アストン・ヴィラ(H)
5/3 （土） サウサンプトン(H)
5/11（日） サンダーランド(A)

ノリッジ　8勝8分け19敗＝勝ち点32　最大勝ち点41　
4/26（土） マンチェスター・ユナイテッド(A)
5/4 （日） チェルシー (A)
5/11（日） アーセナル(H)

サンダーランド　7勝8分け19敗＝勝ち点29　最大勝ち点41
4/27（日） カーディフ(H)
5/3 （土） マンチェスター・ユナイテッド(A) 
5/7 （水） WBA(H)
5/11（日） スウォンジー(H)

カーディフ　7勝9分け19敗＝勝ち点30　最大勝ち点39　
4/27（日） サンダーランド(A)
5/3 （土） ニューカッスル・ユナイテッド(A)
5/11（日） チェルシー(H)

フラム　9勝3分け23敗＝勝ち点30　最大勝ち点39　
4/26（土） ハル・シティ(H)
5/3 （土） ストーク(A)
5/11（日） クリスタル・パレス(H)

ざっとこんなところですが、今週末のプレミアリーグでは、直接対決が3試合も組まれているんですね。

フラムVSハル・シティ（＝ハル・シティが勝てばほぼ残留当確）
スウォンジーVSアストン・ヴィラ（＝勝ったほうがほぼ残留当確）
サンダーランドVSカーディフ（カーディフは負けたらほぼアウト）

さすがに、これらの試合を日本で観るのは難しいので、追いかけようと思ったらイギリスの局に頼るしかありませんが、どれも迫力のあるゲームになると思いますよ。そしてもうひとつ、注目すべきは、もう後がないノリッジが、ギグス代理監督のデビュー戦となるマンチェスター・ユナイテッドと当たる一戦です。これは、怖い。はっきりいって、怖いです。私は競馬ファンで、予想は何でも大好きですが、この試合にお金を張らせるのはやめてください。儲かった札束を横に、マンチェスター・ユナイテッドサポーター仲間にボコボコにされる絵が浮かびます（って、予想しちゃってますね!?これは読まなかったことにしてください）。

というわけで、来週は上記のリストから、2チームほどがいなくなる見込みです。プレミアリーグ残留バトルも、残すところあと3週間。こちらも、決まるまでレポートさせていただきます。