最終結果発表!「みんなで選ぼう!偏愛的プレミアリーグ・2013-14MVP」
今回、栄えある本ブログ選出のMVPに輝いたのは、本家イギリスの選手選出・記者選出のMVPもダブルで獲得している大本命ルイス・スアレスです。スアレスさん、リヴァプールサポーターのみなさん、おめでとうございます!
今季のプレミアリーグを単語ひとつで表現すれば、「大混戦」という言葉になるわけですが、総括めいたことをいえば、その理由は「戦力的に優位だったクラブが監督交代というハンディキャップを抱え、顔ぶれはセカンドグループだったクラブが一貫性を発揮して健闘した」ということであったかと思います。
前半戦のアーセナル、後半戦のリヴァプールとエヴァートンがプレミアリーグをコンペティティブなものにしてくれた一方で、夏から秋のアウェイで勝ち点を落としたマンチェスター・シティの苦戦、昨季までの強さが嘘のように崩壊したマンチェスター・ユナイテッドの凋落、守備のスタイルは整備したものの攻撃が単調になりがちだったチェルシーの失速が、最終着地予想を難しくしました。今回、みなさんに投票していただいたランキングは、そんな今季のプレミアリーグの「苦戦した戦力上位VS健闘した古豪」という状況をを反映した、興味深い結果となったのではないでしょうか。まずは、15位までの顔ぶれをどうぞ。
■「みんなで選ぼう!偏愛的プレミアリーグ・2013-14MVP」投票結果
1位:ルイス・スアレス (リヴァプール) 333pts
2位:ヤヤ・トゥレ (マンチェスター・シティ)204pts
3位:スティーブン・ジェラード (リヴァプール) 159pts
4位:ダニエル・スタリッジ (リヴァプール) 151pts
5位:アーロン・ラムジー (アーセナル) 131pts
6位:ジョーダン・ヘンダーソン (リヴァプール) 128pts
7位:エデン・アザール (チェルシー) 89pts
8位:メスト・エジル (アーセナル) 53pts
9位:ダヴィド・シルヴァ (マンチェスター・シティ) 43pts
10位:マルティン・シュクルテル (リヴァプール) 36pts
11位:アダム・ララナ (サウサンプトン) 35pts
12位:ガリー・ケーヒル (チェルシー) 32pts
13位:ジョン・テリー (チェルシー) 27pts
14位:シェイマス・コールマン (エヴァートン) 24pts
15位:クリスティアン・エリクセン(トッテナム) 19pts
どうでしょうか。知ってる・知らないはともかく、さすが、プレミアリーグを愛してらっしゃるみなさんの声が集結したランキングです。1位、2位の「全体の得点王」「MFの得点王」スアレスとヤヤ・トゥレは、それぞれチームを優勝争いに導いた立役者ですから、論を待たないところでしょう。3位と4位のジェラードとスタリッジは、どちらが上でも納得ですね。スアレス不在の開幕当初、リヴァプールのロケットスタートを演出したのはSASの片割れ、スタリッジですし、厳しい優勝争いのなかでリーダーシップを発揮してチームを鼓舞しながら、SASやスターリングへの一発のロングパスで世界を変えたジェラードの貢献度も非常に高かったと思います。
5位ラムジーは、前半戦でエジルとともにグーナーに夢を見せてくれた急成長株。ケガで回り道をしていた大器が、ここにきてやっと開花しました。彼がケガで離脱したとたんに、今季はドロー寸前の試合を勝負強く勝ちきっていたアーセナルが勝ち点を落とすようになり、皮肉にもラムジーの重要さをアピールする結果となりました。6位ヘンダーソンは、私のなかでは3位です。彼の献身的な動きがジェラード、アレンとSASを縦につなぎ、コウチーニョ、スターリングとSASを横につないでリヴァプールの攻撃を有機的なものにしていたと思います。同じくシーズンを通じてコンスタントに活躍していた7位アザールも、もっと上でもおかしくない存在ですね。チェルシーが優勝していれば、アザール、チェフ、テリー、ケーヒルの中からMVPは選ばれたでしょう。マンチェスター・シティ戦で決勝ゴールを叩き込んだイヴァノヴィッチも捨てがたいですが…。
DFでは、昨季までミスが目立ち、シーズン前はローマ移籍とまでいわれていたシュクルテルの巻き返しと、完全に最少失点チェルシーの軸となったガリー・ケーヒル、そして復活ジョン・テリーが上位を占めたのも納得です。前半戦の出来なら、コシールニーとメルテザッカーがワンツーでもおかしくなかったのですが、さすがにプレミアリーグ上位対決での大量失点の印象が悪かったですね。チェルシー戦やリヴァプール戦では、どちらかというとコシールニーのサイドが崩されがちで、サニャ、メルテザッカーの右サイドは大敗のなかでは奮闘していたのですが、やはりシュクルテルやケーヒルの安定感には勝てなかった、という印象です。
11位から15位には、ララナ、コールマン、エリクセンという、今季彗星のように現れたタレントが入りました。ララナの突破力、SBとは思えないコールマンの得点力、エリクセンの悪魔のクロスと相手を絶望させるFKは、プレミアリーグをおもしろくした原動力のひとつだったと思います。みなさんからのコメントでは、彼らに加えてスターリング、ロス・バークリーの名前も挙がっていました。そういえば、ここに挙がった選手たちは、コールマンとエリクセン以外はイギリス国籍で、全員ワールドカップのイングランド代表に選ばれましたね。プレミアリーグで頭角を現した若手選手が、ブラジルで世界を相手にどんなプレイを見せてくれるのか、今から楽しみです。
ちなみに、「その他」のコメントのなかで多かったのが、本職ではない左SBでチェルシーの守備を支えたアスピリクエタと、類まれなる身体能力で何度となくスウォンジーの劣勢を救ったボニー・ウィルフリードでした。みなさん、通ですね!一方で、意外と不人気だったのが、ジェコ、レイトン・ベインズ、アグエロ、ルカク。今回は、トップ15の発表ということで、総評をお届けしましたが、明日はみなさんからのコメントも交えながら、上位選手の今季の活躍ぶりを紹介しつつ、私が選んだベストイレブンも発表させていただきたいと思います。乞う、ご期待!
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