昨季1位のマン・ユナイテッドよりも今季最下位カーディフが上!大爆発のプレミアリーグ放映権料
以前の記事で、放映権料の仕組みについては紹介させていただいておりますが、FAに入ってくる放映権料の総額は今季から爆発的に上がり、イギリス国内だけで3年で30億ポンド(約5300億円)、海外を入れると3年トータルで55億ポンド(約8800億円)にも上ります。
放映権料は、イギリス国内分は「全体の50%は完全均等分配」「25%は最終順位による傾斜分配」「さらに25%は放映試合数で傾斜分配」。海外分はすべて均等分配とされています。つまり、順位がよくて人気の高いクラブほど、より多くの放映権料がもらえるということですね。今季の1位リヴァプールは、生放送回数が28回で、約9750万ポンド。2位がプレミアリーグ優勝のマンチェスター・シティで約9658万ポンド(約171億円)となっています。
ちなみに、プレミアリーグ最下位のカーディフでも約6208万ポンド(約110億円)。昨季のランキングを見ていただければ、カーディフも受け取った額がいかに凄いかがわかります。ポンドが上がっている分を加味しても、1位のマンチェスター・ユナイテッドよりも、今季のプレミアリーグ最下位のほうが多いのですから。
プレミアリーグ2012-13シーズン テレビ放映権料分配額
1位:マンチェスター・ユナイテッド 6000万ポンド(約96億円)
2位:マンチェスター・シティ 5800万ポンド(約92億8000万円)
3位:アーセナル 5700万ポンド(約91億2000万円)
4位:トッテナム 5500万ポンド(約88億円)
5位:チェルシー 5400万ポンド(約86億4000万円)
6位:リバプール 5400万ポンド(約86億4000万円)
チケット収入やスタジアムの広告、グッズ収入など、テレビ放映権料以外のお金で他をやりくりできれば、「プレミアリーグ最下位クラブでも、放映権料だけでエジルやマタぐらいの選手をひとり獲れる」ということになりますね。喜んできてくれるかどうかは別として。この話、オチは「景気のいいことで結構!」というぐらいしかありませんが、プレミアリーグは元気です、ホントに。
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