何でそんなに苦しみました? 「スター軍団」QPRが大苦戦の末プレミアリーグ復帰決定!
チャンピオンシップをぶっちぎりで優勝したレスターで話題性のある選手は、あのデンマーク代表だった名GKの息子であるカスパー・シュマイケル、イングランド代表経験のあるポール・コンチェスキー、日本代表戦で2ゴールを奪ったニュージーランド代表FWクリス・ウッドぐらい。2位のバーンリーに至っては、全員無名と言い切っても日本では特段の反論もないでしょう。しかし、QPRは違います。名前だけで戦えるならば、圧倒的な首位でプレミアリーグ復帰を果たさなければいけないチームです。
元アーセナルのDFトラオレ、アイルランド代表の大ベテラン、リチャード・ダン、韓国代表MFユン・ソギョン、攻撃を仕切るクロアチア代表ニコ・クラニチャール、トッテナムからレンタルできたアス・エコト、そして前線のボビー・ザモラ、チャーリー・オースティン。チームに必要かどうかは別として、稀代のヒール、ジョーイ・バートンやショーン・ライト=フィリップス、ベナユンなどの名前もあります。さらに現在、レンタルで外に出している顔ぶれがまたすごいです。ブラジル代表GKジュリオ・セーザル、ACミランで本田圭祐の10倍貢献したMFターラブト、セビージャで活躍し、ヨーロッパリーグ準決勝では値千金のアウェイゴールを決めてクラブをファイナルに導いたMFエムビア。「何でこのクラブがチャンピオンシップ!?」と思いませんか?
元トッテナムの監督で、イングランド代表の指揮官に名前が挙がったハリー・レドナップといえども、QPRをプレミアリーグに昇格させたぐらいで、いま一度強豪クラブに返り咲こうとは思っていないようです。「これから来季のことを考えないといけない」と、続投をアピール。2014-15シーズンは、久しぶりに名モチベーターの姿を西ロンドンの住宅地にあるロフタス・ロードのベンチで見ることができます。それにしても、QPRのオフシーズンは大変そうですね。レンタルでもってきたクラニチャールらを帰し、逆にレンタル先が買いたがりそうなターラブトやエムビアを売却したお金で新しい選手を補強し、貢献度の小さい大ベテランを整理して…と、やることは山積み。来季のプレミアリーグ開幕戦で、今いるメンバーが何人ピッチに立っているのか、まったく想像できません。
プレミアリーグファンとしては、チャンピオンシップから上がってくるクラブが個性的であればあるほど盛り上がるので、ロンドンダービーで上位いじめをしてくれそうなQPRはウェルカムです。レスター、バーンリー含め、昇格クラブの移籍市場での動きにも注目してまいります。
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ウィガンは残念、復帰ならずでしたが、ウィガンとQPRが対戦した時はかなり組織的な完成度が高かったのに…
サッカーはなにがあるかわからないですね。
リバサポ さん>
ホント、そうですね。私は、QPRはダメだと思ってました。