2020.03.15 チームの話題(全体・他クラブ)
現地メディアが続々とレポート「プレミアリーグ2019-20シーズンの決着はどうなる?」第2弾。
コロナウイルスの感染者数の増加は止まらず、全世界で14万人を超えました。13日から14日にかけて、約9300人の感染が新たに認められており、拡大が抑制される兆候は今だないようです(厚生労働省のレポートより)。欧州の5大国内リーグは、直近のスケジュールを全てキャンセル。プレミアリーグは4月4日に再開とされていますが、大半のクラブの関係者が実現不可能と考えています。「スカイスポーツ」は、UEFAの関係者が火曜日にミーティングを開催すると報じており、これを受けてプレミアリーグとクラブの代表が木曜日に緊急会議を行うようです。
昨日、「BBC」のサイモン・ストーン記者のレポートを紹介させていただきましたが、現地のメディアが「プレミアリーグ2019-20シーズンの終わらせ方」について、続々と記事をUPしています。コロナウイルスの感染が収束しない最悪のケースを想定した際は、「テレグラフ」の案が現実的です。現在、2位のマンチェスター・シティに25ポイント差をつけているリヴァプールが優勝。降格クラブはなしで、チャンピオンシップで首位のリーズ・ユナイテッドと2位につけているWBAが昇格し、2020-21シーズンは降格を5クラブとする22チーム制で行うプランです。
カラバオカップを1年だけ中止とすれば、4試合の増加を組み込むのは不可能ではありません。ここまでの話は、打ち切りによってマイナスを被るクラブがないので、大多数に支持されるのではないかと思われます。問題は、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの出場権の振り分けです。「2019-20シーズンに出場したリヴァプール、マン・シティ、チェルシー、トッテナムがスライドで参加。マン・シティCL出場禁止処分が確定した場合は、今季3位のレスターが繰り上げ出場。彼らのペナルティが延期あるいは却下となれば、レスターは予備予選から登場」といった案があるようですが、スパーズより上にいるマンチェスター・ユナイテッド、ウルヴス、シェフィールド・ユナイテッドが納得しないでしょう。
プレミアリーグが最終節まで開催できずに打ち切りとなれば、テレビ放映権料における違約金は1000億円を超えるといわれており、現在は完了させる方向で最善策を模索している状況です。そんななかで、「2019-20シーズンは無効にすべし」と主張するクラブもあります。報じられたのは2つですが、カレン・ブレイディ副会長が「唯一フェアで合理的なのはシーズンを無効とすること」と明言したウェストハムだけを取り上げることとしましょう。この案は、違約金が最大となるため、多くの関係者から反論を喰らっておりますが、「現在の戦績のままで打ち切りとするのはフェアではない」のは確かです。
とりわけ気になるのは、28試合しか消化していない4つのクラブのうち3つまでが、欧州の大会への出場権や残留争いに絡んでいることです。2位のマン・シティは順位変動はありませんが、7位のシェフィールド・ユナイテッドは勝てば5位にジャンプアップ。マン・シティのペナルティが決まれば、CL出場という歴史的な快挙を達成します。9位のアーセナルも、3ポイントを足せばヨーロッパリーグ出場権に手が届く7位に上がる可能性があり、19位アストン・ヴィラは16位となります。現在の戦績で打ち切りとなるとしても、全クラブを29試合消化とするべく2つの延期試合を実施するか、CLとELの出場権を争うプレーオフを行うなどの措置がなければ、満場一致とはならないのではないでしょうか。
いずれにしても、「全員が腹落ちする最終着地は存在しない」ので、最も多くのクラブがやむなしといえる妥協案を導き出すしかありません。リヴァプールの初制覇、マンチェスター・ユナイテッドのCL返り咲き、最下位ノリッジの残留…それぞれのサポーターの淡い期待は、木曜日以降の議論に委ねられます。今はただ、コロナウイルスの感染が早期に抑制されることを祈るのみです。世界中のフットボールリーグが再開され、エキサイティングなプレイを虚心に楽しめる日が再び訪れることを。
昨日、「BBC」のサイモン・ストーン記者のレポートを紹介させていただきましたが、現地のメディアが「プレミアリーグ2019-20シーズンの終わらせ方」について、続々と記事をUPしています。コロナウイルスの感染が収束しない最悪のケースを想定した際は、「テレグラフ」の案が現実的です。現在、2位のマンチェスター・シティに25ポイント差をつけているリヴァプールが優勝。降格クラブはなしで、チャンピオンシップで首位のリーズ・ユナイテッドと2位につけているWBAが昇格し、2020-21シーズンは降格を5クラブとする22チーム制で行うプランです。
カラバオカップを1年だけ中止とすれば、4試合の増加を組み込むのは不可能ではありません。ここまでの話は、打ち切りによってマイナスを被るクラブがないので、大多数に支持されるのではないかと思われます。問題は、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの出場権の振り分けです。「2019-20シーズンに出場したリヴァプール、マン・シティ、チェルシー、トッテナムがスライドで参加。マン・シティCL出場禁止処分が確定した場合は、今季3位のレスターが繰り上げ出場。彼らのペナルティが延期あるいは却下となれば、レスターは予備予選から登場」といった案があるようですが、スパーズより上にいるマンチェスター・ユナイテッド、ウルヴス、シェフィールド・ユナイテッドが納得しないでしょう。
プレミアリーグが最終節まで開催できずに打ち切りとなれば、テレビ放映権料における違約金は1000億円を超えるといわれており、現在は完了させる方向で最善策を模索している状況です。そんななかで、「2019-20シーズンは無効にすべし」と主張するクラブもあります。報じられたのは2つですが、カレン・ブレイディ副会長が「唯一フェアで合理的なのはシーズンを無効とすること」と明言したウェストハムだけを取り上げることとしましょう。この案は、違約金が最大となるため、多くの関係者から反論を喰らっておりますが、「現在の戦績のままで打ち切りとするのはフェアではない」のは確かです。
とりわけ気になるのは、28試合しか消化していない4つのクラブのうち3つまでが、欧州の大会への出場権や残留争いに絡んでいることです。2位のマン・シティは順位変動はありませんが、7位のシェフィールド・ユナイテッドは勝てば5位にジャンプアップ。マン・シティのペナルティが決まれば、CL出場という歴史的な快挙を達成します。9位のアーセナルも、3ポイントを足せばヨーロッパリーグ出場権に手が届く7位に上がる可能性があり、19位アストン・ヴィラは16位となります。現在の戦績で打ち切りとなるとしても、全クラブを29試合消化とするべく2つの延期試合を実施するか、CLとELの出場権を争うプレーオフを行うなどの措置がなければ、満場一致とはならないのではないでしょうか。
いずれにしても、「全員が腹落ちする最終着地は存在しない」ので、最も多くのクラブがやむなしといえる妥協案を導き出すしかありません。リヴァプールの初制覇、マンチェスター・ユナイテッドのCL返り咲き、最下位ノリッジの残留…それぞれのサポーターの淡い期待は、木曜日以降の議論に委ねられます。今はただ、コロナウイルスの感染が早期に抑制されることを祈るのみです。世界中のフットボールリーグが再開され、エキサイティングなプレイを虚心に楽しめる日が再び訪れることを。
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すぐに敗退するロシア勢やポルトガル勢やオランダ勢に2枠も渡したり、さらにポット1に配置してトップクラブとの対戦を避けさせたりするよりも、プレミアやリーガのクラブがもっと多く出られる方がCLはコンペティションとして魅力的です。いちファンとしては、予選からでもいいのでBIG6とレスター/ウルヴズ/フォクシーズまでを参戦させてほしいところです。そこで負ければELにストレートインすればいい話。もちろん、欧州サッカー全体の発展を考なければならないUEFAとしてはメリットばかりの話でもないですが。
愚痴みたいな長文で失礼しました。
POやるなら自力CL権ある全チーム参加しないと不公平ですよね、それこそPLならセインツくらいまで
全チーム出場でトーナメントやれば良いような気がします。適宜シード権与えればシーズンの結果も反映されますし
UEFA70カ国の1部大体20チームずつでトーナメントやれば、最大10試合と少しで済むと思うので
或いは1年だけお試しでスーパーリーグ構想みたいなのやってみるか、そもそも来年CL開催できるんでしょうか…